2022.7.26 ミレニアム
取引先の担当者が、同行者を連れてきました。
年に1~2回、どのメーカーでもあることです。
新人か上司か。
今回Aメーカーの担当Bさん(20代女性)に同行してきたのは、すらりと背の高い男性。
マスク越しなので、上司?新人?どっち?
『今日は新人同行で~す』
『Bさんも成長したわね~』
『公センセイ、驚きますよ!さあ、自己紹介して』
『Cと申します。2000年生まれの新入社員です。よろしくお願いします』
2000年生まれ!が、もう社会人だなんて!
うちの息子たちより後から生まれた人たちが、もう社会人なんて!
院長の思いを見透かしたかのように『ミレニアム生まれなんて、驚きですよね~』とBさん。
『びっくりしたわ~ミレニアム生まれが社会人なんて、時が経つのも早いわね~』と、オバサンらしい相槌。
2000年と言うと…
その前年から、新しいミレニアムに沸いていました。
せっかくの記念だからと、1999/2000/2001の絵皿をシリーズで手に入れたのも今は昔。
結局、騒々しい小さな息子たちのいる家では割れる恐れありと、食器棚にしまったまま現在に至ります。
もう、食事用の皿として使ったほうがよさそうです。
最近では見ることのない2000円札が発行されたのもこの年。
沖縄サミットを記念して、表には首里城の守礼門が。
数年後、首里城を見たくて降りた那覇空港には『2000円札を使いましょう!』のポスターが何枚も貼ってあったことを思い出します。
手元に2000円札を得ると真っ先に使うお札でした(間違えやすいので)。
もう発行してない現在に至っては、懐かしさも。
社会的現象としてのY2K問題は忘れられません。
日付の年部分を2桁の数字で管理しているシステムにおいて、コンピューターの誤解釈・誤作動が起これば、重要なシステムが停止する恐れがあるという問題です。
2000年という年代にコンピューターが対応できるか、各メディアがこぞって話題にしていました。
当院も、当時、電子カルテではないにしろ、コンピューターは導入されており、ドキドキしながら2000年1月1日を迎えたものです。
Y2K問題に備えて、年末年始の外出も控えていました。
結局、何も起こらないまま(少なくとも自身の周辺は)今に至るのですが、そのY2K問題も知らない世代がもう社会人とは…
Bさんがいつも以上のプレゼンをしてくれます。
さすが、先輩!
新人の前で気合が入っているようです。
前任者のDさんもずっと新人の時から4年担当してくれましたが、その成長ぶりは目を見張るほど。
新天地への赴任は、院長お墨付きで送り出したものです。
若い人の成長は、見ていて楽しいし、嬉しい。
もちろん彼彼女らが真摯に仕事に取り組んでいるからです。
だからオバサン(院長)も老婆心ながらアドバイスをします。
ミレニアムから22年。
BさんもCくんもDくんもうちの息子たちも子供から成人に心身ともに著しく成長。
オバサン(院長)とクリニックは、どれだけ成長したのかな~?
開業して2年ちょっとのミレニアムの年。
”まだ未来が霧の中~(ユーミンの歌詞)”でした。
ミレニアム青年を機に、振り返る良い機会に。
2000年の始まり、何をしていましたか?