2021.4.13 知らんがな

次男が長男に帽子(キャップ)を買ってきました。

親からより弟からもらうほうが断然喜ぶ長男。

次男は、キャップ好きで、いくつか持っているようです。

スポーツ以外の日常用のキャップは、若い人にはオシャレなアイテム?

なぜか、別ブランドのキャップを母(院長)にもくれたことがあります。

ゴルフ用ではなさそう…

ジムでキャップを被って筋トレしている若い子たちを真似してみました。

若い世代に人気のブランドと言うこともあって、若いスタッフたちからは『かっこいいですね!』(お世辞でも嬉しい)

しかし、室内での帽子着用にはいまだ抵抗感ありのオバサン(院長)に継続は無理でした。

 

喜んで弟からもらったキャップなのに、何日も下駄箱の上に置いたままです。

ある日の可燃ごみ収集の朝。

ごみ袋に家中のごみを集めます。

どんなに小さくても、ひとつでも多くのごみを入れたいのが主婦の心情。

長男の新品キャップのシール(牛乳パックに付いているアルミの宣伝シールみたいな)が目に留まりました。

『ものぐさな〇(長男)は、こんなシールを取るのも面倒で被らないのか!?』と思い、ごみ集めの一環としてシールを剥がしてごみ袋へ。

 

数日後。

『帽子のシール剥がしたの、母さんやろ?』

『そうよ、剥がすのも面倒で被らないかと思って』

『違うって!あのブランドは、シールつけたまま被るのがオシャレなんだぞ!』

『え~!!!知らなかった。ごめん。シール剥がしたら被れないの?』

『シールなしだと価値が半減する!せっかく〇(弟)が買ってくれたのに!勝手に人のもの触るな!』

そんな大事なシールだったの~

タグと同等だと思って剥がしたのに…

 

次男に話すと、そのブランドは設立は古いものの、若い世代に最近人気で、ブランドのシールを貼ったまま被るのがオシャレらしい。

知らんがな。

長男の怒りは収まらないけれど、次男は、母の行為に『まあ、仕方がない。今度から子供のものは触らないように』と忠告。

『剥がして被っている人もいるし…まあ、放っておけばいいんじゃない』

 

長男がそのキャップを被ったところは見たことはありませんが、車に置いてあるので、気に入っているよう。

 

一連のエピソードをポロリと話すと、『ごみの日の話、あるあるですよ~』と慰めてくれる主婦層スタッフです。

 

それでも気になっていたので、そのブランドのお店へ行ってきました。

長男と同じキャップも売っていました。

若い男性スタッフにシール有無での着用を聞くと、やはりシールを付けたまま被るのがブランドの証明みたいなキャップだそうです。

なるほど~

でも、知らんがな。

自分のキャップを買ってシールだけ長男に渡そうか…

適当に選べばいいと思っていましたが、いざ、自分が被るとなると、悩みます。

これだ!と思えるものがなかなか見つからないのです。

鏡に映るキャップを被るオバサン(院長)はどれもイマイチ…

さんざん悩んで、イニシャルのにすることに。

レジに持っていき、シールを息子にあげる旨を言うと…

『このキャップのシールは、息子さんの帽子のとは違いますよ』

そうなの?

『じゃあ、同じシールのついているキャップの中で、20代の子が好きそうなのを選んでください』

『あっちのシールのキャップは、デザインにこだわる人が多いので、お母さんが勝手に選んで渡したら、また怒られますよ。今度、息子さんと一緒に来られて、気に入ったのを買ってあげたほうがいいですよ~』

力が抜けてしまいました。

長男への和解の方法を水面下で探っている母。

息子は母の心『知らんがな』でしょうけど。

カテゴリー:公センセの家族・恩師・友人など 公センセの日常の出来事
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