2018.6.12 6月7日は緑内障?
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
大好きな俵万智さんの短歌です(今から30年前の作品)。
さて、6月7日は緑内障を考える日だそうです。
6(ろく)7(な)から、緑内障って無理がありますが…
そういう理由か、先週は、緑内障の勉強会がいくつか。
現在、失明原因の第1位は、緑内障で、全体の約30%を占めます。
高齢化に従い、2000年での緑内障の有病率は5%(20人に1人)だったのが、2017年には6.1%と増加。
2050年(32年後)には、7.2%(約14人に1人)と、どんどん患者さんは増加する予想です。
他の病気で眼科を受診したときに、緑内障が見つかる患者さんは、かなりの割合です。
最近は、健康診断で指摘されることも多くなりました。
自分で、見え方がおかしいと自覚して、眼科を受診する頃には、かなり進行していることが多いのです。
加齢変化で、視神経の数は減少しますが、それよりも早い速度で減少するのが、緑内障です。
ある一定以上、減少すれば、視野欠損が起こります。
この視野欠損も、中期以降でないと、自覚がないことがほとんどです。
初期・中期・後期の病期別のほかに、新たに前視野緑内障(視野に出ていないが、緑内障の兆候あり)の概念も出てきています。
『一生涯、患者さんが、社会生活に影響を及ぼさないようには、どうしたらよいか』
『いかに患者さんが、病気を自覚して治療を継続できるか』
そのために、勉強して、還元できるよう、常々眼科医は励んでいます。
週末は、泊まりで勉強会。
知人の都合がつかず、夕食は一人で食べることに。
一人で外食でも構わないのですが、今回は、一度やってみたかった『部屋めし・部屋飲み』
コンビニをはしごして、サラダ・メイン・デザート・おつまみ・適量の酒類とフルコース?でゲット。
雑音なく(ホテルでテレビは付けないのが常)、本をぺらぺらめくりながら、好きなものを食べて飲んで…
気が楽~
良い気分に浸りました。
翌朝は、ランニング(ウエア、シューズ持参)。
降りそうで降らない曇り空の、お台場を1時間。
海が近いせいか、風が強い。
高層ビル群と、海の匂いにギャップを感じます。
海浜公園からは、レインボーブリッジの向こうに東京タワーを見つけ、感激。
6月7日、新聞には、緑内障啓発の広告が出ていました。
少しでも浸透し、緑内障に興味を持ってもらえますように。