2018.7.10 イヌを飼えない
イヌが怖いです。
遠くから見ている分にはいいのですが、近くに寄ってくると『来ないで~』と心の中で叫びます。
実家では、雑種を飼っていました。
何十年も昔の、田舎での飼い犬だったので、当然番犬。
散歩にも連れていき、じゃれて遊んでいたのに…
数年前のこと。
大人3人並ぶといっぱいになる遊歩道。
3匹の小型犬を連れて散歩中のひとが、向こうから歩いてきました。
それぞれリードに繋がれているのですが、直進しているわけではなく、やや扇形に広がってチョロチョロと歩いていました。
ランニング初心者の私。
立ち止まりやり過ごすという選択肢は頭になく、どちらの方向に駆け抜けるのがいいのかを必死に模索。
向かって右寄りに3匹が歩いているから、『左だ!』と判断。
駆け抜けようとした途端、一斉に3匹が寄ってきて『キャン、キャン!』
『ひゃあ~!』
予期せぬ一瞬のことに、驚いて、よろけてしまいました。
『痛っ!』
足を引きずりながら帰り、アイシング。
しかし、翌日は、痛くて歩けなくなっていました。
右足首捻挫。
完治まで約3週間、整形外科にて治療。
伝い歩きの日々。
今なら、足首も強くなっているので、少々のよろけに対して、負傷することもないと思いますが。
それ以来、特に小型犬の散歩に出合うと、身を固くして通り過ぎるのを待つように。
トラウマになっています。
ごく稀に、リード無しで散歩させている飼い主がいますが、『怖い、怖い』。
小型犬がお出迎え(キャンキャン吠えながら)の往診先もあります。
驚いて『ひゃあ~』と叫んでしまう院長(私)。
出来るだけ我慢をして、犬同室(なぜか抱っこされていることが多い)で診察をするのですが、耐えかねて、診療中だけ犬を別室にしてもらうこともあります。
ランニング始めたのは、そろそろ息子たちから手が離れてきた頃。
子離れを機にイヌを飼い始めた知人たちからは、『息子より可愛いくらいよ~』と勧められます。
トラウマのせいで、犬を飼う気になれません。
未だ『息子より可愛い』心情を体験していない院長です。