2020.11.17 今更!?今から⁉
『アイシャドウ、変えました?』とスタッフ。
マスクをしていても、院長の顔色だけでなく、お化粧具合にもよく気が付くスタッフです。
『わかる?色は変えてないんだけどね~メイク方法を変えてみたの』
眼を診る仕事上、患者さんの目の周りの化粧も当然目に入ってきます。
アイシャドウの入れ方、アイラインの描き方、マスカラのつき具合、まつエクの接着具合など…
きれいなアイメイク(顕微鏡下です)を見ると、心の中で『すごい~』
最近では、大学生ならず、高校生でもメイクをしている子が多くなりました。
かくいう院長は、大学時代もほぼすっぴん。
学部自体が、おしゃれを極める感じでなかった気がします。
美容雑誌は読まなかったし、大学生・OL向きの雑誌のモデルも遠い都会の人だと思っていました。
医師になって、身だしなみ程度で始めた化粧です。
習うこともなく、見よう見真似の自己流。
デパートのコスメコーナーで、商品を買う時は、部分的にメイクしてもらうのですが、家で再現ならず…
勧められて買ったのに、面倒で使わなくなった(使いこなせなかった)商品も多々あります。
ところが、最近になって『お化粧できれいになりたい!』
今まで、デパートのコスメコーナーでパーツごとに買っていたけれど、うまくいかなかったのは、基本を知らないからだ!
基礎からのメイク法を学びたい!
何を今更?
モテたい!彼氏見つけたい!ちやほやされたい⁉
20代にメイクに目覚めていたら、そう思ったかも。
しかし、モテ期もないまま現在に至るオバサンです。
今から習ってまで、お化粧上手になる意味ある?
自分の中で、この葛藤がしばらく続いた院長です。
『きれいになりたい!』
自分のために。
お化粧を始めてからの期間を上回るであろう今後の年月。
今、習わないでいつやる?
ついに美に目覚めたのに!
今どきの人ならYouTubeでなんでも学べるのでしょうが、院長は一昔前の人間。
直接、その道のプロに学ぶに限る!の信条。
メイクレッスンを受けることにしました。
まずは、化粧水と乳液を付けるところから。
間隔は1分は空けるように言われ、点眼薬の5分間ルール(2種類以上の点眼をする場合は、5分以上空けて)が浮かぶ院長。
ベース・ファンデーション・おしろいなど、一つ一つの行為が新鮮。
それぞれのメイクに対して、理由があるのも納得。
いかに自己流だったかも反省。
メモ、メモ。
自分でやってみて、不明点を聞いたり、お手本を確認しながら、反復練習。
毎回、少しずつステップアップです。
眉の描き方、アイシャドウの塗り方なども『なるほど、なるほど』
『眉マスカラを塗ると抜け感が出ますので、ぜひ付けてくださいね』
抜け感…なんて、お洒落さんの言葉だと思っていた…
『モデルさんみたいにきれいになれますかね~?』(愚問)
『モデルさんは、顔が商品ですから、素もいいし、日頃のお手入れもすごいですよ。撮影の時は、プロがメイクしますし』
『そっか~商品ね~』(それなら私は顔でなくて、眼科医としての腕が売りだわ)
『頬紅は、こうやってブラシでふわっと。口紅は唇のここを強調して…』
やってもらうと、少し違う自分になっていくようで嬉しい。
『美魔女みたいには?』(またまた愚問)
『どんな風にもお化粧できるようになりますが、まずは、基本です。教わったベースメイクをしっかりマスターしてくださいね』
『はい…』(何事も基本から)
そういうわけで、マスクで誰にも顔を見せないにも関わらず、毎朝フルメイクをしている院長です。
あと30年くらい毎日やっていれば、メイク上手になれるでしょう。
診察室の暗室で、見えない努力をしている院長です。