2023.10.17 目の神様 in平泉
『平泉に眼の神様のお守りをいただきに行ってきた』
知人からの情報。
平泉…院長にとっては、初一人旅の思い出の地です。
再訪をいつか…と片隅にありましたが、知人の一言で決行することに。
岐阜の片田舎からの一人旅に、東北を選んだのは、ペンフレンド(死語?)に会いに行くため。
高3時、受験雑誌の文通相手募集欄にRちゃんの名が。
当時は住所も名前もオープンだった時代。
めでたく文通成立。
合格目指して頑張りました(というより息抜き)。
仙台の大学に進学した彼女に会う+αの一人旅です。
まだスマホなどない時代。
父は、紙の時刻表から旅程を作ってくれました。
○○に着いたら家へ電話する(もちろん公衆電話)こと、と注釈も書かれています。
初めて会ったRちゃんは、とてもきれいな子でした(当時のアルバムに感想が)。
仙台を案内してもらい、一人旅にわくわく。
不思議な縁で、今も二人の文通(手書きです)はほぼ毎月続いています。
別れてから平泉を目指します。
当時は、東北本線オンリー鈍行の旅。
今回は何十年の時を経て、飛行機・新幹線で東北本線は一駅のみ。
時間はあるけどお金がない時代から、お金を時間で買って行動する時代に。
中尊寺に向かいます。
特に藤原氏の富の象徴ともいえる豪華絢爛な金色堂は有名です。
ここは、初代清衡公・基衡公・秀衡公の御遺体と泰衡公の首級が納められています。
ミイラが祀られているんだ~と単純な感想しかなかった無知な大学生だった自分を内省します。
ひとつひとつ建物、仏様、装飾など,解説を読みながら見ていると、あっという間に時間が立っています。
今回の旅の目的は峯薬師堂に参拝して、『目のお守り』をいただくこと。
以前中尊寺に行ったときに参拝した記憶はありません(目に関心無かったし)。
境内に入ると、ひらがなで『め』と書かれた絵馬や、『め』がいくつも描かれた旗など。
絵馬の数を見るに、目の病気の平癒祈願をしている人がいかに多いか…
院長も薬師如来様にお祈りします。
患者さんの眼がよくなりますように。
院長がより良い眼科医療を提供できますように。(いつもながら他力本願)
お守りには『め』と縫ってありインパクト大です。
同町内の毛越寺も訪ねるべき場所。
中尊寺とともに世界遺産です。
この境内の片隅にあるYH(ユースホステル)に泊ったのでした。
建物は当時のままでしたが、今は使われていないとのこと。
何年か前にYHも閉館したそうです。
池を囲む庭園(浄土庭園)が素晴らしく、しばし鑑賞。
あの頃と同じ場所で池をバックに写真を。
前回、初めての一人旅で緊張していたのですが、同室の25歳の女性の話しを聞くうちに打ち解けました。
社会人で仙台から車でひとり旅。
かっこいい~憧れる~
その彼女に撮ってもらいました。
毛越寺の素晴らしさもわからず、毛越寺で出会ったひとり旅の若干(今の自分から見たら)25歳のお姉さんと過ごした一晩のほうが記憶に残っています。
YH懐かしい~
当時YHは、若者が泊まるには一番安心安全安価だったので、父の意向で毛越寺YHに泊ることになったのだと思います。
今、臆することもなく、自由に一人旅もし、物事をもっと深く見たり聞いたりしたいオバサンになっています。
池の傍で立っている少女の私へ…こんな未来、想像できた?
再訪・再読など時を経て感じることの変化も楽しもうと思います。
目の神様シリーズはこちらからご覧ください
→目の霊山
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