初恋のこうさん 2010.7.25
ある90歳の患者さんはバスで少し離れた所から長く通われています。先日‘ここの医院の名前が好きだからね。私の初恋の人も同じ名前でね~’初恋の大正時代の‘こうさん’は私とは似ても似つかぬ乙女だったのでしょう。若かりし頃の思い出を、今は孫ほどの‘こうさん’(私)に話していただけるのはうれしいことです。いくつになっても、人を想った時の引き出しを出せることは素敵だなと思います。
ある90歳の患者さんはバスで少し離れた所から長く通われています。先日‘ここの医院の名前が好きだからね。私の初恋の人も同じ名前でね~’初恋の大正時代の‘こうさん’は私とは似ても似つかぬ乙女だったのでしょう。若かりし頃の思い出を、今は孫ほどの‘こうさん’(私)に話していただけるのはうれしいことです。いくつになっても、人を想った時の引き出しを出せることは素敵だなと思います。
我が家の次男は反抗期真っ盛り。先日もああ言えばこういうで、私は怒り心頭のまま、やかんを掛けっ放しで忘れてしまいました(診察前の一こまです)。焦げくさい臭いに気付き次男が消火、連絡。やかんは真っ黒。でもガミガミ私を責めなかった反抗期の息子に反抗できず、素直に反省。ガミガミ言っても仕方ないのですが、この年になってなかなかそれが学習できない母親です。自戒を込めて、使えなくなった黒焦げのやかんはしばらく捨てずに置いておきます。
当院は眼科にもかかわらず、眼科領域を超えた小さな悩みから、精神(科)的なご相談まで!受けることはよくあります。眼を合わせる(もちろんこの時点で診療開始モード)、眼をしっかり見て話すことで、眼科以外のことも話そうと思われるのもかもしれません。眼科といえども精神科的な知識も必要で、今回東京での心療眼科研究会に参加し、新しい知識と刺激を得てきました。眼科医でもできること、眼科医だからできること。模索しつつ日々の診療に生かしていきたいものです。
ツバメもやっと2羽(例年は4~5羽)巣立ちを終え、巣の下の掃除からの解放とともに、いなくなった淋しさも感じていたところ、つがいのツバメがやってきて、新しい巣を作り始めています。ツバメの世界も少子化、晩婚化?巣の下の掃除はしばらく続きそうですが、新しい命の誕生は楽しみです。
花屋さんセレクトの芍薬を大きな花瓶に生けたところ、その華やかでありながら清楚でもあり凛とした美しさに魅了されてしました。花を生けるのは好きですが、芍薬を生けたのは初めて。‘立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花’とありますが、まさしくその通り。たまたま芍薬の香りのコロンを見つけ衝動買い。梅雨の中で見つけた小さな潤いです。見た目は難しいですが、気持ちだけでも美人になりたいと思っています。
眼科は春から夏が忙しいのですが、今年はスギ花粉が少なく、カモガヤでブレイク!忙しくなるにつれて、大抵この時期‘家事イヤイヤ病’になります。救世主は家電製品と夫(と一部子供)。忙しすぎると家事イヤイヤ病はスタッフに伝染するので、院長としてはもう少ししたらお休みを取ってもらえるよう、今は頑張ってもらっています。長く待たれても、スタッフをねぎらってくださる患者さんの一言が清涼剤です。そして、私たちもささやかながら患者さんの清涼剤になりたいという思いです。
先週は鳩山首相の辞任、管新首相の誕生と政治に大きな変化がありました。日曜日の夕方、洗濯物をたたみながらたまたま付けたテレビ「日高義樹ワシントンリポート」。~緊迫する日本列島周辺~アメリカの立場からのものの見方、近隣諸国の情勢など米海軍司令官へのインタビューから感じたことは、何が正義かという定義はとても難しいということ。でも、たくさん考えることは必要だということ。のんびりと洗濯物をたためる当たり前に平和な夕暮れ時に、少し立ち止まらせ考えることを提起してくれたてくれた番組でした。
今週は運動会代休で午前中から子供さんが多くにぎやかなスタートでした。末っ子の運動会も無事終了(もっとも診療後に駆け付けたため出番は組み立て体操のみでしたが)。しかし帰宅すると眼が真っ赤!珍しく診察希望し、案の定紫外線角結膜炎(眼の日焼け)でした。しかし目薬2種類4回を遵守し、時間になると「プロなんだからさして~」と点眼してもらいに来る息子。代休も一人で留守番の息子にとってはスキンシップのひと時だったかもしれません。働く母時々胸チクチクです。
アメリカ人でありながら日本人以上に日本語に精通している詩人のアーサー・ビナードさん(ファンです)の講演を聴いてきました。アメリカ人としての戦争に対する考え方、、日本に来てからの変化、そして今話題の沖縄軍事基地移転(撤退が大多数の国民の希望なのに)など流暢な日本語で大いに語られました。絵本‘ここが家だ’(絵ベン・シャーン)は水爆の犠牲になった福竜丸の話ですが、犠牲者ではなく後世に事実を伝える英雄であることをアピールした絵本です。物事を一元的に見ず、違う面から見、考えることの重要さを教えられました。
春らしい陽気な空を窓越しに見ています。風邪を引いたのかといつものように3日以内で治癒しようと試みたものの一向に軽快せず、むしろ鼻症状が増悪。鼻詰まりで’まみむめも’がしっかり発音出来ないと思えば、今度はさらさらした鼻汁がたらーと出てティッシュが手放せません。料理も鼻閉のせいでいまひとつ何が何だか?という状態です(嗅覚も重要!)。あやうく誤飲しそうになり、食べることが全然楽しくありません。それ以前にお料理も。夜になると耳がつんつんしてきて、寝ている時鼻閉のままだと口呼吸で喉と舌がひりひり(鼻腔を通過した空気は90%の湿度を得ます)。そのため夜中も目覚めて熟睡できません。血液検査をしてみると、ガーン!スギ抗体+!この年になってスギ花粉症初発症でした(と、ここまで書いて昨年も目のしょぼつきでアレルギーの検査をたことを思い出した私。あのまま一時的で治まってしまったのですっかり忘れていました)。毎年1%程度の人が新たに発症する傾向があるといわれていますが、ついにわたしもその有難くない1%に入ってしまったようです。原因はスギだった…と悩んでいても仕方がないので、原因が分かれば対策です。まずは、天気の良い日の外出は極力回避(室内の仕事は幸いしていますが、患者さんの入室とともにくしゃみが出ることも)。マスクの着用。空気清浄機。抗アレルギー剤の内服を朝晩欠かさず、症状に応じて追加、変更(身をもって効果を確認)。洗濯物は乾燥機に一任(家事軽減にも一役)、花粉症対策グッズ(北見のはっか油愛用)も活用!などです。原因に沿って対策を立てれば完璧に克服は無理でもそれなりの効果はあるようです。昨年までは自転車で出かける季節でした。しかし今年の春からはお花見はお預けです。永年スギ花粉症の夫への配慮を今年やっと出来るようになった私。患者さんへの説明にも熱が入ります。スギ花粉症の同士として患者さんにも夫にも共感できたことは医師として、妻としては収穫とプラスに考えましょう。
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