2017.7.18 クラゲ追っかけて

2年前にクラゲ展示先駆けの新江之島水族館に行って以来、『いつかは行きたい』リストに入っていた『加茂水族館』。
『クラゲ水族館』とも言われるくらい、クラゲの展示種類数は、世界屈指です。

『いつか』は、この連休に実現しました。

昨年の山形さくらんぼ狩りは、日帰りで行ってこれましたが、今回は鶴岡(日本海側)なので1泊は必要。

名古屋空港から山形空港へ。
そこから、高速道路を使って2時間半です。

あと1.2キロで水族館駐車場という時点で、約50分の大渋滞。
ほとんどが他県ナンバー。
やっと駐車場に入り、車から降りるとひどい暴風雨のため、傘の骨は折れ、ずぶ濡れです。

中に入ると、長い列。
今回は『クラゲ』と割り切り、『近海の海の魚』も『アシカショー』もパスしてクラゲ水槽へ。

『ミズクラゲ』『アカクラゲ』『タコクラゲ』『アンドンクラゲ』『エチゼンクラゲ』『カブトクラゲ』『オワンクラゲ』『ウリクラゲ』などなど。

個人的には、不死の若返りと言われる『ベニクラゲ』が、可憐で素敵でした。
また、目玉の2000匹のミズクラゲが泳ぐ大水槽は神秘的でした。

想像を超える混雑具合でしたが、『はるばる来てよかった~』と、クラゲアイス(アイスの中にクラゲ片が入っており、コリコリ)を食しながら、大満足。

 

2日目は、鶴岡まで来たならば…と、出羽三山のひとつ『羽黒山』に。

羽黒山は、車でも山頂に行けるのですが、ここは参道を上らねば、健脚がすたります。
それに、ここは、ミシュラングリーンガイド三ツ星認定・特別天然記念物『羽黒山参道と杉並木』です。

15分歩くと、杉並木の中に、国宝の五重塔が。
そこはまだまだ入り口。
2446段の石段があります。
半分の地点の茶屋で、庄内平野を眼下に見ながら、力餅で精を。

参道は、人もそれほど多くなく(クラゲ水族館と大違い)、いつになったら山頂に着くのやらと、足元だけを確認し、黙々と上っていきます。

やっとの山頂には、月山・羽黒山・湯殿山の神様を祀った三神合祭殿が。

参道は『産道』と伝えられる『生まれ変わりの道』だそうです。
この試練を体験して、少し変わったかしら?

茶屋では、石段踏破の認定証がもらえます。
2446段を上って下りて。

『西の伊勢参り 東の出羽三山参り』
一生に一度成し遂げたことになります。

『クラゲ』と『杉並木の続く石段』
二つの神秘的な世界を楽しんだ2日間でした。

カテゴリー:公センセの日常の出来事

2017.7.11 傷だらけ

今週は『痛い』始まり。

ウオーキングをしていたら、200メートルくらい先に歩いている男性の姿を発見。
夫:『あれ、○○(息子)じゃない?』
私:『ほんとだ。走って追いつこう!びっくりするよ』

ランニングウエアでもないのに、『走るよ~』と、体を宙に浮かした途端
『痛い~』
歩道に倒れている自分。
夫:『大丈夫?』
私:『大丈夫…じゃない。痛いよ~』
ゆっくり起き上がると、体のあちこちが痛みます。
掌は、擦り傷と血豆で出血。
買ったばかりのユニクロのパンツの膝が破れています。
その下の膝小僧も擦り切れて血が。
左肩も痛むので、シャツをまくって見て見ると、やはり擦り傷から血が。
夫:『顔は大丈夫だよ。上手に転んで幸いだったね~』
確かに。
駆け出すときに、帽子が、飛んでいきそうになって、右手で抑えたのと同時に、アスファルトの段差につまずいたようです。
恨めしい段差。
すでに息子の姿はなく…

帰宅後、息子に傷を見せると
『どうしたの?』
かくかくしかじか…
息子:『なんで、追い付こうとしたわけ?』
私:『だって、追い付いたら喜ぶかな~と思って(本当は自分が嬉しい)』
息子:『母さんに追い付かれて嬉しい奴なんかおらんやろ』
ガ~ン。
そういう年頃ではあるけれど…
息子:『もう、おばさんなんやで、自分のこと過信したらあかん』

身体も心も傷だらけ。
息子への愛は一方向のみ。

膝をつくと、激痛が。
肩から肩甲骨あたりもじんじん、ピリピリ。

転んだことがあまりにもショックで、筋トレのトレーナーに連絡。
『転倒は、たまたまですよ。長谷川さん、足の筋肉しっかりあるから大丈夫ですよ。
それより、今週は、筋トレ無理しないでくださいね~』

そう、たまたま。
顔から路面にぶつからなかっただけ、まだ反射神経健在としましょう。
息子:『俺なら、引っかかても、「おっとっとっ」で済むけど』
『私だって、ランニングの時は「おっとっとっ」で済んでますよ~』
もう少し息子と張り合いたい母です。

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2017.7.4  趣味の始まり

息子たちと(ゴルフ)ラウンドの日は、スタートの2時間前にゴルフ場着。
『そんなに、早く家を出るの~!?』
『せっかくラウンドするのに、万全の練習をしないでどうする!?』
『やる気あるの?』
ゴルフ部の息子たちから喝。
一応『ゴルフは趣味の一つ』と言えるようになってきたこの頃。
以前から、夫からゴルフを勧められても、スルーしていた私。
末っ子がゴルフ部に入った途端、『生涯、一緒にやりたい』と決意。
後から始めた上の息子たちには、すぐに抜かされ、それでも投げ出さず。
現在もレッスン継続中。
息子たちと楽しく(迷惑かけず)ラウンドしたい。
息子たちとの、ゴルフの話題に入る。
当初の目的は達成。

 

競馬の発端は長男。
馬の出生からレースまで、語る時の熱い口調。
競馬は身を亡ぼす(古い?)のではと、息子を案じるも、『健全な趣味』と主張するからにはと、競馬に首を突っ込むことに。
馬の雑誌、血統の本、レースの本、新聞など、目に付くと買い、息子と同じ話題を共有。
下の息子たちも加わり、G1レースの前はちょっと熱い。
そのうち、全員でレースを見に行きたいな~

 

世は、藤井4段の連勝で、将棋ブーム。
とうとう本腰を入れて?『将棋』への取り組みを始めようとしている私。
息子たちは、子供のころから、少々将棋を指しますが、次男が、囲碁将棋部に入った途端、夫も、将棋モード。
将棋アプリでの対戦に夢中。
時々息子と指して負かされています。
『将棋出来たら、楽しいよ。』
まずは、勧められるまま、『3月のライオン』や『将棋の渡辺くん』など将棋漫画を読み、
『聖の青春』や『3月のライオン』など将棋映画を見に行きました。
夫:『興味持った?』
私:『ストーリはよかったけど、棋譜は難しいね~覚えられない』
夫:『息子たちと、やれたら嬉しくない?』
私:『そうだね~そうだけど…出来るかな~?でも…やっぱり、やってみる!』
というわけで、買ってきたのは、子供向けの将棋ドリル。
息子たち、あきれ顔。
ルールがわかって、息子と対戦(手加減してもらって)出来、棋士も含め将棋の話題に乗れればいいんです。

 

老後まで続ける趣味が3つ。
すべては、息子たちと関わるため。
『だって、好きなんだもん』
おばあさんになっても相手してね~

カテゴリー:公センセの家族・恩師・友人など

2017.6.27 認知症サポーター

院長は『認知症かかりつけ医』なのですが、この度、スタッフも『認知症』を理解しようとの趣旨で、『認知症サポーター養成講座』に参加してきました。
院長も、スタッフに交じって出席。
参加者は、介護関係と思われる人から、介護認定を受ける年代(原則65歳以上)の一般人まで多岐です。
 

認知症患者は517万人(2015年)。
約4人に1人が認知症と、高齢化社会においては、『認知症』は、ありふれた病気になってきたのです。
名古屋市では、高齢者(65歳以上)の10人に1人が『認知症』で見守りが必要です。

老化と認知症による物忘れは『イソギンチャク』(触手:情報を受け取る機能 / 口:情報をため込む記憶機能)で例えると…

若い頃:
触手が多く、口も大きいので、大切な情報や関心のある情報が漏れなく入ってくる。
ついでに無駄な情報でさえも、入力される。
うらやまし~
正常な老化:
触手が少なくなり、大切な情報も関心のある情報も、受け取りにくくなる(記憶するのに時間がかかる)
アラフィフの院長でさえ、痛感するこの頃。
認知症:
触手が極端に少なくなり、情報を受け取ることが出来ない。
口の中に古い記憶はある。
さらに進行すると…口が小さくなり、覚えていたことも忘れてしまう。

  

しかし、認知症の人は『自覚がない』『何もわからない』わけではなく、不安や悲しさ、やり場のない怒りがあるそうです。

認知症サポーターは、認知症の人への対応の心得を学びます。

スタッフ全員が『認知症サポーター講座』を受けることで、患者さんとのやり取りの中で、『認知症かも?』と気づくことが出来、適切な対応が出来ればと思っています。
例えば
『Aさん、最近、同じことを言われるわ~』
『Bさん、予約日をよく忘れるわ』
『Cさん、薬の管理が出来ていないみたい』
『Dさん、小銭での支払いが難しいみたい』など。

また、目の病気のある認知症患者さんの往診先でも、より適切な対応ができると期待しています。

平均寿命はまだまだ伸びそうです。
『認知症』は他人事ではありません。
知ることからサポートが始まります。

カテゴリー:クリニックに関すること

2017.6.20 おひとり様料理

いつものように本屋さんで物色。
新書コーナーで目に付いた本を購入。
表紙には、煮卵の写真。
面白そうな料理エッセイかと思いきや…
『おひとり様用レシピ100選』が掲載。

料理本購入は、何年ぶりでしょう?
新婚当初、子供が小さい頃は、バリエーション豊かに、新しい味の料理を!と奮闘。
しかし、だんだん家族の好みも固定化し、たまに新聞の切り抜きを見てトライしてみるくらいです。
味に保守派の息子たち(特に三男)は、目新しい材料を使うことも、斬新な料理も嫌がります。
シンプルに『肉』さえ、あればいい…とのこと。
結果、マンネリ…単純…ですが、何とか家族の食欲を満たしています。

さて、今回の本の面白いのは、『1人分のレシピである』ということ。
そして、材料は、ほとんどのスーパーで売っているもの。
短時間、低料金(材料費が載せてあります)。
オーソドックスから斬新な料理まで。

ということで、早速、気になるものから、付箋を付け、作り始めることに。
せっかくなので、昼休みのお楽しみにしました。
自分のお昼ご飯は、外食でもしない限り、『ありあわせ』です。
『ありあわせ』ではなく、午前働いた自分へ捧げる『作りたてご飯』で、至福の時間へ。

誰かのために作ることは、時には面倒なこともありますが、喜びでもあります。
自分のために作ることは、結構面倒でしたが、この『おひとり様料理』を取り入れると、楽しみに。

この本の目玉は、麵つゆで作る煮卵。
卵3個、麺つゆ(2倍濃縮)150mmL。
たったこれだけです。
すごい!!

しかし、実は我が家の煮卵も、私の十八番(ぜんざいと並ぶ)です。
大容量ですが…

しょうゆ 1カップ
みりん 1カップ
砂糖 1カップ
水 2カップ
だし昆布1枚(15センチくらい)
全部一緒に煮立て冷ましておく。

卵10個を水に入れ、沸騰したら6分茹でます。
氷水に取り、殻を剥いて、漬け汁に1日漬けて出来上がり。

おひとり様料理から、家族用に昇格するものもあります。
今後、息子たちが独立し、家族が減っていくであろう我が家。
『おひとり様料理』を楽しくマスターしたいと思います。

カテゴリー:公センセの家族・恩師・友人など 公センセの日常の出来事

2017.6.13 急がば回れ

いつものように、夜のウオーキング。

『ちょっと、いいですか?』
突然、警官が近づいてきました。
私:『あ、はい…』(何かした?)
警官:『よく、歩いていますよね~』
私:『は、はい…』(何でわかるの~?)
警官:『そこの交差点を少し行ったところで、歩行者がはねられた事故について、何かご存知ですか?』
私:『まったく知りませんでした』
警官:『中央分離帯を越えて渡ろうとして、はねられたんです』
私:『そんな事故があったんですか…』
警官:『必ず、横断歩道を渡ってくださいね。確認もお願いします。
   靴に貼る反射板を配っていますので、靴の後ろにつけてご活用ください』
私:『ありがとうございます。ご苦労様です』

もらったチラシには
『夜間の運転にはハイビーム』
『夜間、直進する車両と、運転手から見て右から横断する歩行者との死亡事故が多発』
『歩行者から見ると、左からくる車両に要注意。しっかり確認してから横断』
『外出時は反射材』

帰宅後
『どうして、いつも歩いているってわかったのかな~?』
『手ぶらで軽装で、疲れた顔もしていなかったら、ウオーキングしかないやろ~』
『暇なおばさんだと思われたんだわ~』
確かに、あの時間、あの交差点は、通勤通学の人でいっぱい。
その中で、急いでなさそうな人が声をかけられたのね~

せっかくもらった反射板『ブラックほたるくん35』
自分が使うより、夜遅い息子の靴に貼ったらと言うと…
『危ない年寄りだからと、警察がくれたんだから、自分が使ったらいいやん』と、拒否。
『横断歩道で、はねられたことあるやろ~』

そういえば、数年前、夜、横断歩道をランニング中、左折車両と接触。
大した事故にはならなかったものの、何回か通院しました。

クリニックの前にバス停があります。
バス停とクリニックを挟んだ道路は交通量が多いのに、時々、横断する人を見かけます。
バス停から横断歩道まで30メートル。
車の途切れるのを待って、大急ぎで渡るより『急がば回れ』
横断歩道を、しっかり確認して渡りましょう。

カテゴリー:公センセの家族・恩師・友人など 公センセの日常の出来事

2017.6.6 映画『 光』

2017年カンヌ国際映画祭選出、エキュメニカル審査員賞受賞。
河瀨直美監督作品『光』を見てきました。

単調な日々を送っていたヒロイン美佐子(水崎綾女)は、視覚障がい者に向けた「映画の音声ガイド」の仕事をきっかけに、弱視(眼科医としては、病気を推測できますが)の天才カメラマン、中森(永瀬正敏)と出逢います。
美佐子は、中森の無愛想・無遠慮な態度に苛立ちながらも、彼が過去に撮影した写真に心を動かされ、交流が始まり、関係が深まっていきます。
命よりも大事なカメラを前にしながら、美佐子を最後の写真として撮る中森。
次第に視力を奪われていき、白状生活となる中森。
彼の葛藤を見つめるうちに、美佐子の中の何かが変わり始めます。

映画の音声ガイドとは、映画の映像を言葉で説明することです。
視覚障がい者の人は、映画を鑑賞する際、セリフなどの音声しか楽しめません。
そこで、スクリーンの風景を描写するのが、音声ガイドです。

人物の表情や風景。
感情や主観は入らず、淡々と描写されます。

「緑に囲まれた日本家屋」
「庭の木が、家よりも大きく繁っている」
「逆風を前にして立っている」
などなど。

映画では視覚障がい者(の役)モニターたちが、美佐子の音声ガイドに対して意見を述べます。
例えば、「砂の彫像」という表現では、すぐに砂の像が浮かばない。
写実が多すぎて、せかされているようで、映画の世界と自分が一体になれない。などなど。
美佐子は痛手を受けますが、またトライしてよりよいガイドを作ろうと奮起します。

見えない世界で、映像をイメージするための補助となる音声ガイドは、とても難しいものだと感じました。

永瀬正敏演じる中森。
そのほか視覚障がい者を演じる役者さんたちは、眼科医から見ても、視覚障害のある人が演じているようでした。

映画では、本筋とは離れていますが、美佐子が認知症の母に尋ねる場面があります。
「お母さんは幸せ?」
「うん、美佐ちゃんが幸せなら」
そうなんですね~
息子たちが幸せなら、私は幸せ。
同様に、私が幸せなら、母も幸せなのでしょう。
子が幸せなら、どんな状況下でも親は幸せなんだ…
当たり前のことを改めて教えられました。

機会があれば、ぜひ見てください。
(伏見ミリオン座にて上演中)

クリニック待合室にパンフレットを置いておきます。

カテゴリー:公センセの日常の出来事 眼に関すること

2017.5.30 2017学校検診

学校検診シーズン。

近隣の学校なので、いつも自転車か徒歩で行きます。

ある中学校の校門で、自転車を引いて中に入ろうとしていたら…
『〇年〇組の○○ですけど。孫が弁当を忘れていったので、ついでに先生に渡してもらえませんか?』

保護者の一人と間違えられ
『いえ、いえ。保護者じゃないんですよ…一緒に職員室まで行きましょう』と案内。

おばあさんから見たら、まだ中学生の子を持つ、そこそこ若い母親に見えたのね~

眼科検診は、一列に並んで、順に目の病気がないか診ていきます。

名前を呼ばれると『ハイ』
たまに『ホーイ』とふざける子がいて、『返事はハイ!と言いましょう』と諭してから検診。

『気を付け!の姿勢で真っすぐ立ってね』と先生に言われているにも関わらず、ポケットに手を突っ込んだまま立っている子。
『気を付け!の姿勢は、ちゃんとポケットから手を出さなきゃ。出して立ってみて』

学校の先生だったら、『口うるさいオバサン先生』と陰口をたたかれそう。

でも、昔の先生は厳しかったですよね~

ほとんどの子は、眼科検診を心得ていて、先生・生徒の協力により非常にスムーズ。

さて、色覚検査が始まって2年目。

名古屋市は、希望者を募って検査をします。

今年は30人を超える希望者が出た学校も。

色覚検査は、ひとりひとり呼んで、隔離された場所で行うので時間がかかります。

それでも、希望者が年々増えるのはよいことです。

眼科でも検査ができるので、当院に来院されて受けられる方もいます。

『色覚検査ってなんですか?よくわからないけど、学校からお知らせが来たから。とりあえずやってもらおうと思って』
という保護者も。

自分の見え方を知るうえで、検査を受けることは意義のあることです。

色覚異常はごくまれに後天性(何かの病気)で起こることがありますが、、ほとんどは先天性(生まれつき)です。

そのため、基本的には、いつやっても、何回やっても結果は変わりません。

検査のできるようになる小学生の時期に、受けておくことをお勧めします。

もし、色覚異常だと診断されたとしても、自分の色の見え方を知り、日常生活や将来設計に取り込むことが出来ます。

カテゴリー:公センセの日常の出来事 眼に関すること

2017.5.23 母の日に

先週日曜日は母の日。

日頃、母の愛をいっぱいに受けているはずの息子たちですが…

思春期に入ってからは、我が家の『母の日』は忘れられていました。

図々しく『今日は、何の日?』とライン。

『日曜日』(当たり前だわ~)
『ヴィクトリアマイル(競馬レース)』(おいおい…)
『何の日やった?』(ちょっと~)

過去にそういうやり取りがあった母としては、前もって母の日をアピール(なんて母でしょう!?)。

『母の日だから、母のリクエストに応えてね~』と次男にライン。
久しぶりに息子の下宿へ。
そして、温泉もリクエスト。
息子の運転で、中央道を走りながら、一路、秋山温泉へ。

途中、長男よりラインの着信。
『いつもありがとうございます!』
じ~ん。
『ありがとう』のハートいっぱいのスタンプで返信。

温泉は源泉かけ流しで、とても気持ちよくリラックスできました。
脱衣所から休憩処に行くと、すでに、お風呂上がりの次男と家人が。
二人ともコーヒー牛乳を手に。
『〇(次男)が買ってくれた』ニコニコ顔の家人。
『いいな~』
『飲む?少し飲んだけど』と次男。
『えっ、いいの~!?飲む飲む』
ちょっとだけキュン。

帰りは、下宿近くの中華料理店へ。
『野菜が食べられるから丁度いいわ』と思っていたら、頼んだのはチャーラー(炒飯とラーメン)セット。
身体に気を遣ってよ~と息子を案ずる母。

無事帰宅すると、長男・三男がカーネーションを。
『あざーす!』
『嬉しい!ありがとう!』
早速写真を撮り、花瓶に。

三男:『母の日ってカーネーション高いよね~』
長男:『そんだけで1300円もしたから、よっぽど仏花にしようかと思った~』
三男:『仏花、安かったね~』(まだ、成仏してません!)
母:『来年から、お花じゃなくていいよ。甘いものもいいな』
三男:『チョコのデコレーションケーキ?』
母:『それは、〇(三男)の誕生日でいい。母さんは、シュークリームで』
長男:『じゃあ○○(チェーン店)のでいい?安く済むな』
母:『せめてデパ地下にして』
長男:『けっこう、わがままだな~』

こうして今年の母の日は、終了したのでした。

カテゴリー:公センセの家族・恩師・友人など 公センセの日常の出来事

2017.5.16 大京都展とYさん

今年もデパートの催事『大京都展』のお知らせ。

そろそろ、Yさんが定期検査に来院される頃。

10年以上前の5月の午前診療終了間際。
『朝から、何か黒いものが飛んでいると思っていたら、急に見えなくなって』と初診で来院。

視力を測ると、片眼に比べて極端に見えていません。
瞳孔を散大させて、精密眼底検査を行い、目の奥をくまなく観察。
『網膜剥離』。
しかも、重症の。
網膜の端に裂け目が出来て、そこから網膜が下にめくれ、物を見る中心(黄斑部)にまでかかっています。

病状を説明。
緊急手術になること、間違いなし。
大急ぎで、大学病院に電話。
『手術になると思います。いまから、紹介状を持って大学病院を受診してください』
思いもよらぬ展開に、びっくりのYさん。
予想通り、緊急手術が行われ、早い処置が功を奏して、Yさんの視力は元通りに。
術後の経過も良好で、良かった~

実は、その日は『大京都展』の催事。
丹後名物『とり松』の『ばらずし』を、昼休みに猛スピードで買って帰ってくる予定だったのでした。
このおすしは、京都丹後地方に伝わる、寿司飯に鯖のおぼろを挟んだ押しずし。
四角に切ってあり、上にもおぼろ、錦糸玉子、椎茸、かまぼこ、グリーンピースなど色々な具が載っています。

一度、何かの雑誌で目にして以来、いつか食べたいな~と思っていた味。
丹後半島まで行かないと無理だよね~

そんな折、『大京都展』の出品が。

結局、会期中、行くことのできなかった『大京都展』でした。

翌年の『大京都展』でバラ寿司を手にしたときには、感激。

Yさんの定期検査も順調。

以後、『大京都展』マスト バイ アイテム(must buy item)は『ばら寿司』

今年もチラシ片手に、『ばら寿司』に並び、新しい他のお弁当もチェック。
新味の八つ橋をはじめ、抹茶デザートもあれこれ買い込み、ワンフロア―で京都気分を味わってきました。

今は丹後まで行かなくても、京都駅で『ばらずし』を調達できるのだそう。
『大京都展』で買う楽しみに、京都へ行った時のお土産という楽しみも出来ました。

今年もYさんに近々再会できそうです。
本人に『実は、あの日…』とは言えませんが、私の中では『Yさん=大京都展』です。

カテゴリー:公センセの想い
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