2019.7.23 鳴門バス旅
子供たちが小学生だったある年の家族旅行は、『神戸(人と防災未来センター)→鳴門渦潮&大塚国際美術館→甲子園で高校野球観戦』
院長の高校での芸術選択は、書道。
美術には疎いのですが、この時の大塚国際美術館には、ひどく感動したのでした。
大塚国際美術館は、世界初の陶板名画美術館です。
古代壁画から現代絵画まで、西洋の名画1000点余りが、オリジナルと同じ大きさの陶板で複製され、展示されています。
『知ってる、知ってる!』
教科書・美術本で見たことのある代表作品が一挙公開。
美術ビギナーにとって、『知ってる、見たことある』は、嬉しいもの。
また、訪れたいと思いつつ、月日が流れ…
『行きたいリスト』に入っているものの、『名古屋から新幹線で神戸。その後バスで鳴門の美術館までの鑑賞プラン』をいつ決行しようか…と思っていた折…
某バスツアーのチラシが。
バスで美術館入り口まで直行、美術館に3時間滞在できます。
催行日のうち、木曜日催行は一日だけ。
チャンスを逃がすな。
何も予定がないことを確認して、すぐ申し込み。
当日、7時10分集合です。
席は一番前(事前に割り振り)。
二人組がほとんどですが、一人参加(女性)もちらほら。
初めての一人バスツアー。
退屈しないよう、車内お楽しみグッズ(飲み物、おやつ、仮眠用ホットアイマスク、スマホ)を準備していきましたが、最前列という手前、ガイドさんの話にも『うん、うん』と相槌。
アラ還のガイド兼添乗員さんは、しゃべりっ放しでもなく、静かな時間も作ってくれ、ベテランの頼もしさを感じます。
走行距離600キロ超えなので、ドライバーは2人、ガイドさんの息子ほどの年齢です。
途中2回SAで休憩以外は、ひたすら、鳴門を目指します。
車中でお弁当が配られます。
美術館滞在時間確保のための策、車中飲食です。
お待ちかねの大塚国際美術館到着。
玄関前で降車し、集合も玄関前の駐車場なので、3時間まるまるフリータイムです。
入場券を手にすると、三々五々に好きな場所へ。
まずは、ガイドツアーの時間を確認。
一人でゆっくり鑑賞するより、解説を聞いて鑑賞したい派には、お勧めです。
内容も古代・中世から始まるもの、近代・現代コース、セレクト10点コースなど、時間別に色々あります。
院長は、まず音声ガイドで、近代以降の気になる作品を1時間。
その後は定時ガイド2時間コース(集合時間に間に合うよう10分前にコースから離脱)と計画。
館内はとても広い(B3~2F)ので、混雑しておらず、ゆっくり名画を鑑賞できます。
陶板名画なので、撮影も触ることもOKです。
ゴッホの時代別の『ヒマワリ』をそれぞれ比べて、自分の一押しを決めたり。
レンブラントの『解剖学講義』(1632年)の絵に、画家は何(死体の解剖図)でも描くのだな~と感心したり。
ジェリコーの『エプソムの競馬』(エプソム競馬場は英ダービーが開催される競馬場)を見つけて長男に写メしたり。
ガイドツアーでは、古代から近代までをピックアップして学芸員さんが案内・解説してくれます。
自分なりの鑑賞もいいのですが、専門家の解説は、知らないことが沢山あって楽しいので、ガイドツアーはお勧めです。
まずは、システィーナ・ホールから。
昨年の紅白歌合戦で、米津玄師さんが歌った場所とのこと。
バチカンのシスティーナ礼拝堂の天井画はミケランジェロによって描かれました。
『ふむふむ…』と頷きながら、2時間近く歩きます。
滞在3時間、満足。
でも、本音は、半日くらい見ていたい~
今回の初一人バスツアー、『行きたい所だけ!』というニーズにぴったりでした。
引き続きバスツアー折り込みチラシ、チェックです。