2024.12.24  仕事は楽しい?!

今年もあとわずかになりました。

先日吉本新喜劇を生で見て、今年の笑い納めをした院長です。

 

院内の忘年会では、しゃべり納め?!

いつもスタッフのおしゃれを楽しみにしている院長です。

よそ行きの服にお化粧。

みんな素敵!

院長も気合を入れてこの日のために服を新調。

『先生、パーティー用ですか?』

『ううん、これ(忘年会)用。ここでお披露目したら普通に着ます』

懐石料理を囲んで話の輪が咲きます。

 

仕事のこと、家庭のこと、日常のことなどなど

オバサン(院長筆頭)の強みは、話が途切れないこと。

 

仕事の話題で。

夫から『(パートだから?)楽しく働いていていいね~』って言われるんです、の声。

正社員の立場からは、理不尽なことに耐えて仕事をしなければいけない時も多々。

休みたいと思っても休めないことも多々。

それは夫でなくても、クリニックの院長として働いてきた経営者であり労働者の立場(一応妻でもあり母でもあり)からすると理解できます。

パートさんが、子供の行事でお休みしたいと言われると、かつて(子育て中の院長)は羨ましく思ったこともありました。

 

しかし当院のような小さなクリニックだと、パートさんといえども各々得意なことで重要な仕事を担ってくれており、大事な戦力になっています。

そして楽しく働けてるって最高じゃん!

楽しく働けているのは、その人の特性に合っているということ。

楽しく働いているって羨ましがられるくらい、生き生きしていること。

院長感謝。

自信持って~!

 

かくいう院長も、仕事をしていて落ち込むことも悩むことも多々ありますが、続けてこられたのは、仕事が好き!ということ。

眼科専門医・医学博士・開業医・学校医・産業医・健康スポーツ医・障害者スポーツ医、どれも必要で好きな仕事です。

 

67職種調査(朝日新聞)によると、正社員のうち、労働時間が一番長いのは約53時間の自動車運転従事者(トラックなど)で女性の割合は2.8%。

次に多い医師は約50時間で女性の割合は24.9%とのこと。

 

『つらい。大変。嫌だ』

これに勝る『好き』

瞬間的に49:51になることもフルタイムの医師生活の中ではありましたが、経験を積み、家族も変化する中、『好き!』を続けて良かったと思います。

患者さんにはいつも『先生、元気だね~』と言われます。

元気な姿でいること、元気に声をかけることも院長には医師としての必須条件だと思っています。

何かしらの病気があって患者さんは来院されるので、気分だけでも明るくスタートしたいと思っています(もちろん腕は大事)。

 

忘年会の話題に戻って…

常に音楽や音が欲しいか否かでまたまたおしゃべり。

院長は日常的にイヤホンはしないし、見ないテレビはつけません。

その代わり周りの声・会話をよく拾います。

 

先日、知人とすし屋のカウンター。

一席離れて、出張のビジネスマンが大将と温泉談義。

『このあたりに、すぐ行って帰ってこられる温泉って…』

『下呂・奥飛騨…』

違う違う…もっと近場が…

知人と話をしながらも、耳がダンボ。

教えてあげたい…

とうとう『あの~横からですみません…蟹江温泉があります!日本名泉100選の源泉かけ流しですよ』

『あ~蟹江温泉。確かに』と大将。

電車ですぐの旨を伝えると『帰る前に行ってみます』

 

ほんの小さなどうでもいいことでも、大きく盛り上がるのが女性ならでは。

スタッフたちに感謝です。

 

院長は自分用にクリスマスカードを何枚か買います。

メリークリスマス!

 

次回は1月14日です。

カテゴリー:クリニックに関すること 公センセの家族・恩師・友人など 公センセの日常の出来事

2024.12.17    今度は日本按摩

中国の按摩(マッサージとは厳密には違う)を施術してもらって以来、色々なマッサージが気になるように。

 

今までそれほど用もなかったのに、違いを感じたくてまずは手近なリラクゼーションに。

眼科医は常に細隙灯顕微鏡を使って診察をするので、前かがみになりがちです。

加えて電子カルテの入力をするので、首肩には負担が。

そのために首肩の筋トレをしている院長です。

無資格者(リラクゼーション店は資格不要)でも、マッサージしてもらえば気持ちよくなります。

リフレッシュにはいいかも。

ちなみに医師免許があれば、針灸按摩の施術は可能です。

 

 

次に、中医学の先生(前回の新彊で)に施術してもらった経験をもう一度…と、中国的な施術をしているところを探しました。

按摩推拿は、圧迫・さする・押す・つまむの意味だそう。

施術者は日本人。

本場中国に行ったことはなく、中国人から伝授された日本人からの伝授(孫弟子?)とのこと。

本場施術者の体験(私)を聞きたいようでした。

気持ちよくなりましたが、中国の先生の施術とは全然違う。

まあ、これも一つの体験。

 

街にはマッサージ店が溢れかえっていますが、按摩(鍼・灸も)の看板はめっきり見なくなりました。

あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師は、専門の養成施設や学校で学び、国家試験に合格して資格を取得します。

江戸時代以降、視覚障害者(盲人)の職業として定着していましたが、現在では晴眼者(目の見える人)の方が多くなっています。

昔は『あんまさん』と呼ばれていたような…

 

今回、視覚障害者であるあん摩マッサージ師に施術を受けました。

通された部屋には入っていくと、小柄な女性Aさんが『こんにちは~』

仕事柄、目には注意が行く院長。

両眼とも義眼です。

つまり盲目。

親し気な声でベッドに横たわるように言われます。

 

最初は、黙って施術をしてもらっていたのですが

『足、硬いですね~』と言われ

『たぶん筋トレしているので…』

『そうなんですか~私もね~運動しなきゃいけないんですけどね~』それを機に話が弾みました。

首もしっかり揉んでもらいます。

院長は普通のオバサン患者。

そのうち『失礼ですが、目は病気か何か…?』

『赤ちゃんの頃に、目に癌が出来たんですよ。取らないと脳に行って死んじゃうからって、両眼取ったんです』

『そうでしたか…』

オバサン患者の脳内、一気に眼科医にスイッチオン。

網膜芽細胞腫だったんだ!

 

網膜芽細胞腫は、眼球内に発生する悪性腫瘍です。

乳幼児に発症します。

腫瘍が大きくなり、瞳孔が白く見えようになることが特徴です。

また、低視力や斜視で発見されることもあります。

放っておくと生命に関わるので、昔は眼球摘出が唯一の治療法でした。

現在では、大きさによっては化学療法などで温存も可能に。

また両眼の場合は遺伝性である可能性もわかってきました。

院長も大学病院時代、該当する患者さんを受け持った経験があります。

今でも時々思い出す患者さんです。

 

生来の視覚障害者だけでなく、中途失明者にとっても資格取得は生活の上で重要です。

昔より視覚障害があっても職業の選択は広がっていますが、ある意味狭まってもいます。

按摩(初体験)で身体は気持ちよくなりながらも、頭は冴えてしまった院長でした。

 

 

こちらもご覧ください

2017.4.11 日本眼科学会in2017

 

 

 

 

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2024.12.3  人もワイン?!

11月第3木曜日はボジョレーヌーボー。

ボジョレーの新酒ワインの解禁日です。

 

20年以上前の大学院生の頃。

JRから金華山の岐阜城が見えると間もなく岐阜駅。

岐阜城は、懐かしさ(故郷)とともにエールをくれるシンボルでもあり。

木曜日は、大学病院の緑内障外来を担当し研究もして、ふらふらになりながら一目散に家に向かいました。

幼い子供たちは頑張って起きて待っています。

翌日は自院の診療です。

 

現在よりもずっとバタバタの毎日でしたが、それでも、大学院を経て医学博士を取得したときは感無量。

実際には、博士号取得後の恩恵よりも、博士号を取る過程で勉強・研究したことが大きな収穫となりました。

 

大学病院の緑内障外来は、進行した緑内障患者さんや、手術前後の患者さんなどでいっぱい。

クリニックでは経験しないような症例も多く経験。

これも眼科医として知識と経験の財産となっています。

そして、途切れることなく新しい知識を得ることもスムーズになっています。

 

 

最近、重症化する緑内障のタイプがわかってきました。

進行が速い患者さんとは…

1,高眼圧

開放隅角緑内障では、眼圧が1mmHg下降するごとに、進行リスクが10%減少。

正常眼圧緑内障では眼圧を30%下降により約8割が進行抑制された。

2.落屑(らくせつ)症候群

落屑とは、加齢により瞳孔周囲に付くふけのようなものです。

落屑緑内障は平均的には正常眼圧緑内障より進行が10倍速い。

3.睡眠時無呼吸症候群

眼圧が低くても進行しやすい(肥満・加齢・男性は発症要因となる)。

 

 

QOLが低下する患者さんとは…

1.中心視野障害がある

日本人に多い正常眼圧緑内障は中心視野障害を生じる頻度が高い。

強度近視の正常眼圧緑内障は早期から中心視野障害が生じやすい。

 

まだ20年前にはわかっていなかった知見です。

多くの症例・論文の積み重ねで新しいことが分かってきます。

 

さて、当時は今よりもボジョレーヌーボーの売り出しが盛んでした。

11月の第3木曜日の大学院の帰りには、必ずお勧めのワインを買って帰りました。

新酒だけあって、渋みもなくフレッシュ感があり、普段飲まない院長でも飲みやすかったです。

 

いつの間にか普段飲むようになった院長。

そしてボジョレーヌーボーも買わなくなりました。

好みは重くて渋みのある辛口赤ワイン。

ちなみに赤ワインは緑内障発症率を下げる傾向ありと言われています。

今日の一日に『お疲れ様!』

 

最近読んだ終活をテーマにした小説。

75歳の主人公が、高校1年生の時の憧れの女子に、終活と称し再会の機会を図ります。

再会した彼女は、初々しく清楚な女子高生はどこへやら、苦労の人生を経て同居の嫁の悪口を話しまくる婆になっていた、という始末。

親しい知人にその落胆を話します。

しかし落ち着いた先は…

『昔は、えぐみも渋みもなくて複雑さもないライトボディのワイン。

今のほうがずっと面白い。

意地も悪いし策士だけど、それが人間の複雑さになっていた。

まさにフルボディ』

 

なるほど。

楽しいことも悲しいことも、嬉しいこともつらいことも、たくさんの経験をすることによって、自分というワインが熟成されるのだと思えばこの先も乗り越えられそう。

目指せ、最高のフルボディ!です。

澱(おり)も溜まるくらいに!

 

 

カテゴリー:公センセの日常の出来事 眼に関すること

 2024.11.26  目の神様in奈良&愛知

始めは偶然知った目の神様も、だんだん、目の神様巡りが旅のテーマのひとつになっています。

患者さんから『目のお寺、好きなんですか?』

と、聞かれることがあります。

好きか嫌いか?と聞かれれば、好きでお参りしているのですが、寺社仏閣に対して『好きです』は何ともミーハーみたいで答えるのに躊躇します。

一眼科医の興味…ですが、信心を持っての参拝客には失礼な答え。

地元のお寺で毎週お経を習い(子供会単位で!)、家でも仏壇に手を合わせお経を読んで育った院長。

医師になるまでは、何事も御仏が助けてくださると信じていましたが、医学(科学)の道を進むうちに何でも祈願祈祷で良くなることはない事実も目の当たりに。

ほとんど無宗教に近い現在でも、それぞれの寺社仏閣にご利益に至るゆかり話に興味はあるし、足を運び参拝することに意義があると出かけています。

 

今回は、奈良・壷阪(つぼさか)寺。

ここは以前『近鉄三昧・阿呆列車』で吉野への通過駅です。

 

せっかくなので法話も聞ける日を選びます。

橿原神宮からの電車は混んでいましたが、飛鳥で多くの人が下車。

壺阪寺下車客は数人。

小さな駅から1時間に1本のバスに乗り込み高取山の中腹へ。

 

壺阪寺は、眼病封じのお寺で、歌舞伎『壺阪霊園記』として有名だそう。

今から300年以上昔、座頭の沢一は条坊お里と暮らしていた。

お里は午前4時になると床を抜け出していた。

もしや、好きな男でも…と問いただすと、この3年壷阪寺の観音様に朝詣でをしていた。

沢一は自分も観音様にお参りを始めたが、盲目ゆえに不遇な暮らしをさせていると思い身を投げた。

それを知ってお里も身を投げてしまう。その夫婦愛に、観音様の霊験で二人は助かり、沢一の目が開眼した。

 

真偽はともかく、エピソードを知ることも『へ~』

 

ここでは、お守りや数珠だけでなく、目薬や目薬の木飴・せんべいなども売っていました。

目薬の成分は確認して、お守りとせんべいをいただきました。

 

また、別の日。

灯台下暗し。

愛知県にも目の神様があることを知る院長。

知多の『めがね弘法』大智院。

眼鏡をかけている弘法大師です。

安政7(1860)年、目の不自由な浅吉翁が身代大師に祈願したところ、目が見えるようになった。

代わりに大師の左眼が傷つき、以来、翁の残した眼鏡をかけられるようになったとのこと。

 

現代は、目の病気があったり目が見えなくても、黒い眼鏡をかけることはなくなりました。

しかし、昔は、黒い眼鏡をかけている事=視覚障害者のイメージでした。

黒い眼鏡と白杖が目の見えない人のイメージとなっていました。

 

黒い眼鏡は遮光の意味と、表から眼の状態を隠すために使われてきました。

 

めがね弘法の眼鏡も眼病(もしくは怪我)を隠すためと思いますが、今の人が見ればサングラスをかけた弘法に見えます。

最近は丸い眼鏡が流行っているので、今風に見えないこともないです(罰当たり)。

 

ちょうど、めがね弘法大祭の日。

眼病平癒・健眼長寿の加持祈祷がされていました。

○○(住所)の○○(名前)の○○(目の病気)と祈祷の声がリズムよく流れてきます。

つい病気・病名で祈祷されている人のことをしばし想像する院長。

ちゃんと眼科もかかっていますよね?!

ここでも目薬・目薬の木のお茶・先見(先がよく見える)飴が売られています。

 

目の神様に『へ~』を見つけに参拝する罰当たり?な院長です。

もちろん患者さんの眼病治癒祈願をしています。

■目の神様シリーズはこちらからご覧ください

目の神様in 鎌倉

目の神様 in平泉

目の神様 in 仙台

やりなおしたい?

初めての御朱印

身代わりどじょう

目の霊山

余呉へGO,GO

鎌倉好き

医者も祈願する!?

 

カテゴリー:公センセの日常の出来事 眼に関すること

2024.11.19   開けてみた!

『頑張った自分へのご褒美として40歳の記念に買いました』

某ファッション雑誌で、石のピアスを付けたメイクアップアーティストを見たのは、院長30代の頃。

『素敵~』

いつかは、いつかは…と思っているうちに、40代はあっという間に過ぎ、気が付くと50代に。

偶然出会った石のピアス。

ちょうど開業25周年。

40歳からはずいぶん経ってしまいましたが、この機会・記念に買わないでどうする?

あいにくピアスの穴を開けていないので、イヤリングに再加工依頼。

 

出来上がったイヤリングは、繊細でとてもきれい。

仕事柄、指輪は出来ないので耳でお洒落を楽しみます。

とある晩、自転車で近くのスーパーまで買い物に。

マスク・眼鏡・帽子で。

自転車を降りて、両耳を触ると(このイヤリングを買って以来、耳たぶ確認!)左耳のイヤリングがありません。

血の気が引きます。

家からスーパーまでは500メートルほど。

買い物どころじゃない、探さなきゃ…

息子たちが、たまたま家に居たので電話。

かくかくしかじか…

それぞれが懐中電灯を持ってスーパーに向かってきます。

私も自転車を止めて探します。

『なかったわ~』と息子たち。

『やはり…』失意のどん底…絶望感…

と、最後に来た息子が、少し手前の街路樹でしゃがみ込み『これ?!』

手に取り『これ!これ、これ!』

見つかりました!

息子たちありがとう!

 

この一件以来、イヤリングは引き出しの中に眠ることに。

 

ある日ふと…

何のために買ったの?

また落とすかも…って、ずっと付けないの?

いつ付けるの?今でしょ!

自身と問答。

ピアス穴を開ける決心をした院長でした。

決心をしたものの、ピアスをしている知人その他にヒアリング。

どこで?痛みは?ケアは?などなど。

 

クリニックで、友人に…開けてもらい方は色々みたいです。

当初は、クリニック(何科でもよい)に行こうかと思っていましたが、息子たちに経験を!と思いついた母。

早速、息子たちに左右それぞれ開けてもらいました。

彼らも初体験。

下の息子はやや躊躇し、先にやった兄に『押すだけ。早く』と急かされる始末。

案ずるより産むが易し。

一瞬のチクッ!

今まで散々自分は保守的だった…と実感した瞬間でした。

 

ファーストピアスを付け、スタッフへ報告(何でも報告する院長)。

ファーストピアスの注意や、セカンドピアスへの移行などなど注意を仰ぎます。

ポスト(ピアスの軸)も最初は気になりましたが、段々慣れてきました。

美容室では『ピアスにしたなら攻めのショートにしましょう』と提案され。

 

ある朝、ベッドの上にピアスが一つ。

寝ている間に、掛布団に引っ掛かって取れたようです。

ベッドの上で良かった。

今度は家中を探さないといけなくなる事態でした。

 

♪どこかで半分失くしたら役には立たないものがある~♪(真珠のピアス 松任谷由実)

………♪そっとベッドの下に片方捨てたAh~真珠のピアス~♪

 

人からもらったものは、その人との縁次第かも。

自分で買った思い入れ(特に頑張りへのご褒美)のものは、簡単に手放せません。

 

イヤリングから再びピアスになって戻ってきました。

当初から、ピアス穴を開ける決心をして、ピアスで買っていたら…

と思わなくはないですが、人生、気付いた・気になった時点での行動は多いもの。

ピアスの穴開けに恐れおののき、今回は、後手に回った院長。

 

手持ちのイヤリングは全てピアス仕様に。

遅まきながら、ピアスのお洒落を楽しみます。

 

 

 

 

 

カテゴリー:公センセの家族・恩師・友人など 公センセの日常の出来事

2024.11.12  小学校に上がる前に

今年度の就学時健診も全て終了。

院長と就学児童の年齢差はどんどん広がっていくばかり。

仕事では赤ちゃんや子供と多く接しますが、私生活では大きな子供たち(息子)ともなかなか接点がない院長。

長く通院されている同年代の患者さんからは孫の話題も出てきて、そういう年頃なのね~と気付かされます。

 

就学時健診では、視力(ABCDで判定)・眼位・目の病気の確認を。

再検査を促したり、アドバイスも。

 

視覚は成長とともに発達します。

出生直後は光覚弁(明暗が分かる)くらいでも、生後3か月で0.05、1歳で0.2~0.3、2歳で0.4、3歳で1.0に達すると言われています。

3歳児健診で1.0が理想。

ですが、個々の発達やその時の機嫌により、眼科要精査になる子も多々。

受診用紙を持って来院した子供さんには、成長・発達がゆっくりで上手く視力検査が出来ないのか、早急に眼鏡などの治療をすべきかを判断し、方針を決めます。

視力検査は練習も有効なので、家でやり方に慣れること・眼科に慣れることも大事です。

 

就学前の子は、大人のように視力検査表で測定するのは苦手。

多くの中からひとつを見分けるのが苦手なのです(読み分け困難)。

そのため、ランドルト環という切れ込みがある丸い輪っかをひとつずつ見せて測ります。

 

3歳児健診で、就学時健診で受診用紙をもらって来院した患者さん。

以来ずっとお付き合いの患者さんもいます。

当院開院27年なので、〇〇ちゃんと呼んでいた患者さんも、今では立派な成人。

○○さんと呼びますが、記憶の中に小さな○○ちゃんがいます。

 

検査をして、斜視・弱視があれば、治療用眼鏡や訓練を行います。

強度の遠視・近視・乱視も眼鏡の適応になります。

軽度の遠視で裸眼視力が出ている場合は、本人が見えにくそうな時があるかがポイント。

子供はピント合わせの力が強く、視力検査は良好なことが多いです。

しかし、ピント合わせの緊張もずっと続くわけではなく…集中できなかったり、見づらくなったりすることがあります。

その場合は、今が一番遠視が強い状態(年齢とともに減少)なので、しばらく(数年)眼鏡をかけることにします。

 

調節麻痺剤を使って近視と診断されれば、回復はしません。

現在、近視抑制効果があると言われているのは、オルソケラトロジーと低濃度アトロピンです。

進行抑制効果(近視が強くならない)は期待できますが、近視をなしにすることは出来ません。

また、それ以外にも近視をなしにする治療はありません。

教室の後ろの席で黒板の字が見にくくなるのは0.7(屈折度数も重要)。

それより下がれば眼鏡を考える時期です。

最近では、一部の例外を除き、原則的には完全矯正にします。

緩めに矯正すると、近視進行しやすくなります。

 

遠視や近視の検査・治療など、時代とともに変化しています。

医学分野では特に、過去に常識だったことが、数年で非常識になります。

その変化に対応した知識と技術と機器を獲得し患者さんに還元がモットーの院長です。

小学校に上がる前に、気になることは解決しましょう!

 

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2012.11.20 お母さんですか~?

2016.11.1 就学時健診にて

2018.3.6 子供の近視

2020.5.26 ステイホームで見すぎちゃう

2021.11.9  もはやお母さんではない

2022.11.8 毎日紅葉

2023.4.11 2023日本眼科学会総会

2023.6.13 近視進まないで~

2023.6.20 何しに台湾? その1

2023.6.27 何しに台湾? その2

2023.10.24 見える!

カテゴリー:眼に関すること

2024.11.5  健康だから仕事が出来る

院長は、医師・歯科医師の任意団体の休業補償委員をしています。

気が付けばもう10年以上前から。

どのような経緯で引き受けたのかわかりませんが、必要があれば対応する(イレギュラー)仕事なので…と頼まれたのか…?

休業補償の掛け金を毎月掛口分支払い。

病気やけがで診療が出来なくなった時に、掛口数に応じて休業補償金が出ます。

対象の会員は、所定の書類を書いて、休業補償委員に送ります。

委員は、その会員と電話や面談をして、事実確認や不備の有無を確認、押印して事務局に送ります。

愛知県下・名古屋市下にも何人かの委員がいて、委員会業地周辺の会員からの要請がほとんどです。

 

相手の先生に連絡を取る時は少し勇気がいりますが、お見舞いの言葉と休業補償の確認をすると、何となく相手のこともわかり、まんざらでもない役だと思っています。

 

さて、今年からは、休業補償委員審査会にも出席の依頼が。

事務局に提出された休業補償金申請書類は、月ごとに事務局でまとめられます。

○○先生○○歳

病名

既往歴と現病歴

休業日数など

これらを休業補償委員たちが確認、疑義照会などして、委員長が決裁します。

その後、全国の総審査会に諮ります。

 

今までは、近隣の先生たちの病気やケガでの休業だけだったので、毎月仕事があるわけではありませんでした。

しかし、愛知県中となると…毎月毎月該当者はあります。

健康で仕事できることを意識する場でもあります。

 

65歳以上75歳(加入上限年齢頃)が圧倒的に多い。

脳疾患・心臓疾患・がん・整形疾患な・怪我など。

既往歴のある人もそうでない人も。

医者の不養生では片づけられません。

 

 

数年前、A先生から休業補償申請用紙が郵送で。

A先生の字で一筆箋が添付。

A先生は一回り上でしたが、年に何回か食事をする仲でした。

体調を崩され癌になったと聞いて以来、こちらからも連絡を控えていました。

仕事(休業委員)にかこつけて、電話しようっと。

翌日、携帯電話に電話すると…

『もしもし、A先生?長谷川です、ご無沙汰しています。』

『もしもし、長谷川先生ですよね?』

あれ?男性の声。

『Bです。息子の。母は、昨日亡くなりました。お世話になりました』

何てこと!

小康状態になって、休業補償申請じゃなかったの?

最後の字を見つめ放心の院長でした。

その後Bさんが、保証の手続き(休業・死亡)に来院。

Bさんのことは、高校生の頃から知っています。

『凛としてきれいなお母さんだったわね~』

『やつれた姿を家族以外に見せたくなかったようです』

亡きA先生を偲びます。

そして今でも時にA先生を思い出します。

 

まだまだ死を意識することは無い毎日。

それでも、来る老後(将来)のために、体を鍛え頭を鍛え…日々の感動感激を大事にして、と意識はするようになっています。

 

休業補償委員会が早めに終わったので、いつもは地下鉄を使う区間を歩いてみることに。

名古屋駅に向かう大きな道路を中に入ると小さな路地・路地・路地。

神社にお寺、民家。

そびえるビル群のふもとにこんな場所があるなんて!

ドンドン・ピーヒャラ、ピーヒャラとお囃子の音が聞こえてきます。

からくり人形の乗った山車があちらから、こちらからとやってきます。

塀に貼ってあるポスターには『名駅山車揃え・下町に続く200年の伝統』

郷愁を誘う意外な出会いに寿命が伸びそう。

 

階段を降りると、そこはいつもの都会の地下街。

束の間の異次元ワールド、今日の感動。

明日の仕事への糧。

 

 

 

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2024.10.29 またまた島医療

南の離島医療を見学して以来、南に行ったら北もいつか…と思っていた院長。

北海道の北端の島、利尻島と礼文島。

利尻島には病院が一つ、小さな診療所が二つあります。

礼文島には有床・無床診療所が一つずつ。

国保組合立と北海道立の公立医療機関です。

 

気になれば動いてみる!の院長。

今回も、見知らぬ相手(病院・診療所)に見学依頼の電話とメールを送ります。

就労に興味もしくは希望のある若手医師ならいざ知らず、年季の入った開業医が何故?と思われるのは承知の上。

自分の思いを伝えます。

 

利尻・礼文島行き決行。

 

院長は、学生時代に利尻島と礼文島に行っています。

当時全国大学生協が企画した北海道一周ツアー。

札幌発着10日間で、バス・フェリーと宿泊食事代全て込みで10万円だったような。

全国からの大学生と相席・相部屋で各地を回りました。

 

さて今回は、人生もう一度の利尻島と礼文島。

礼文島の診療所は、有床の割と大きい診療所です。

3代目の所長となるM先生は、お父上も2代目診療所長で僻地医療に尽力されてきた先生です。

一時は一緒に働いておられましたが、お父上は引退され、今はM先生(息子)が切り盛りされています。

地元で育って地元の医療を守る…理想的です。

しかも、現代風に自身の研鑽で島外に出るときは、代わりの医師が来るシステムを確立されています。

 

礼文島の澄海(スカイ)岬は、中島みゆきの‘銀の龍の背に乗って‘のPVが撮影された場所とのこと。

‘Dr.コトー診療所‘の主題歌。

最西端・与那国島のDr.コトー診療所ロケ地と最北端・礼文島スカイ岬でのPV。

どちらの地にも立った自分。

不思議な感覚。

 

利尻島は病院なので、常勤医が4名います。

うち一人は島の国保の診療所に出向しています。

常勤医師は、利尻島と縁もなく、それでも何かのきっかけで来島、離島医療を担っています。

事務長も島とはゆかりのないひとで、札幌から単身赴任です。

公立病院経営強化プラン白書を見せてもらいました。

元SEだけあって分析がきちんとされており、大変分かり易い資料でした。

 

島の著しい少子高齢化により、病院の経営も深刻になります。

外来患者の増加はあまり期待できないとのこと。

入院機能があることにより、一般急性期~回復期~慢性期~終末期と幅広い対応をしていかないといけません。

医師の確保(医師の働き方改革に乗っ取った)や看護師の確保(島外からの派遣が多い)。

事務長の立場からすると、税金の補填があると言っても、僻地・離島の医療は経営上も難題がたくさんあります。

 

眼科は、稚内から月に1度。

与那国島と同様全て予約制です。

休日診療所程度の装備しかなく、視野計もOCTもあればいいのに…と思いますが、患者さんの数を考えれば導入できません。

 

離島は与那国島もそうでしたが、島外へ出るには交通費などの補助があります。

利尻島から一番近い稚内へフェリーで1時間40分。

札幌には飛行機で50分。

 

それでも緊急時は、ドクターヘリ・防災ヘリ・自衛隊ヘリで搬送。

手続きに時間がかかるそうですが、その遅れについて患者さんからのクレームはないとのこと。

離島での医療は、患者さんの覚悟も必要です。

 

最北と最南の島の医療を垣間見て…

院長は、今直接行動は出来ないけれど、自分で行って・見て・知って良かった!

いつかは、離島にお手伝いに行けることがあるかな…

 

食堂の旬(夏)のうに丼は1万円!

う~ん、1,300円の海藻ラーメンを選んだ院長です。

 

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2024.10.22 白内障、またなるの?

当院は白内障手術は実施していませんが、白内障の患者さんは多くいらっしゃいます。

白内障のほとんどは加齢によるもの。

(先天性や外傷性・アトピー性など他にも原因はありますが)

白内障は水晶体の濁り。

前から見ると黒目の部分。

横から見ると紡錘形です(院長は、小学生の頃、給食に出たローヤルゼリーを思い浮かべます)。

水晶体が加齢に伴い少しずつ濁ってきます。

 

眼鏡をかけても運転に支障がある

日常生活に支障がある

などの自覚があれば、白内障の手術を勧めます(免許基準に引っ掛かる場合は、自覚がなくても積極的に勧めます)。

 

自分では不自由を感じない。

眼科医から見ても生活に支障ないようだ。

周りがやっているから、やらないといけないのかなぁ?

などの人には、積極的に手術を勧めません。

 

白内障手術の適応時期はほとんど患者さん主体で決められます。

 

さて、時に聞かれるのが

『白内障手術しても、また(白内障に)なるの?』という質問。

 

白内障の手術では、水晶体を取り除き(吸引)、眼内レンズで置き換えます。

水晶体は、前後透明な袋状の膜で覆われていて、前面の膜だけを切り取り、袋状に残した膜に人口レンズを挿入します。

後面の膜はそのまま残します。

術後何年かして、後面の膜が濁ることがあります。

すると視力低下を起こします。

これを『後発白内障』といいます。

レーザーで濁った部分を破ることで、視力は回復します。

 

一般の白内障と後発白内障。

どちらも白内障ですが、機序が違います。

また白内障手術を受けた全員が後発白内障になるわけではありません。

70~80代では、約1割に白内障が後発白内障が起こると言われています。

 

白内障手術後よく見えていたのに視力の低下を感じたら、眼科できちんと検査を受けましょう。

後発白内障が原因であれば、レーザー治療で改善します。

 

こんな話をざ~っとすると

『ほお~そうなんかね~』(理解してもらえたでしょうか?)

『聞いてよかったわ~』

 

このように、類似した名前の病気や治療法は誤解していることが多いもの。

やはり、目の前の医師に直接聞いてみることが一番正確で責任ある回答だと思います。

 

10月10日は目の愛護デー。

子供の近視進行予防から、中高年の眼病の早期発見まで、眼科医は啓発も行っています。

院長は日本眼科学会のアイフレイルアドバイスドクターでもあり、先日ピンバッジが送られてきました。

緑内障啓発月間のグリーンリボンと同様に、しばらくブルーのアイフレイルのバッジをつけようと思います。

 

ネットでの知識。

メールやラインでのやり取り。

それもいいけど、やはり対面で情報や知識を得たい。

面倒でもコストがかかっても、学会に行く、レッスンを受ける、気になる所に足を運ぶ…

その場で『へぇ~』を感じたい昭和生まれの院長です。

患者さんが『へぇ~』を発するような診療をしたい昭和生まれの院長です

アイフレイルアドバイスドクターにご相談を!

 

 

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2024.10.8  フレッシュ・フレッシュ・フレッシュ♪

産業医は非日常の仕事。

診察室から解放、今日も電車に揺られて産業医(Aスーパー)のお仕事に。

少し早く着いたので、仕事場の近くに喫茶店を見つけて休憩。

メニューを見ると、コーヒー紅茶の類の他に『フレッシュジュース』

オレンジ・アップル・グレープフルーツ、マンゴーもあります。

しかも、コーヒーよりも2割増しでの値段。

フレッシュなのに!?(お値打ち)

『すみませ~ん、フレッシュジュースって搾りたてってことですか?』

『違うわよ~。パックから出してるの』

パックから出すのもフレッシュ?

フレッシュの認識違い。

確かに、あの値段で真のフレッシュジュースは出せないよね~

 

某ホテルのラウンジでの『フレッシュレモンスカッシュ』

フレッシュに惹かれて、コーヒーの1.5倍(元々コーヒーも高いけれど)でしたが注文。

出されたレモンスカッシュは、生のレモンを絞り炭酸水を注ぎ、レモンの輪切りを浮かべた、まさにフレッシュ。

『そのままで酸味が強ければ、お好みでお使いください』と、ガムシロップが別添。

家でも作れる単純な飲み物ですが、空間とサービスもフレッシュ三昧、贅沢な時間を過ごしました。

 

先ほどの喫茶店。

アイスコーヒーを頼むと、菓子パンが。

『頼んでないですけど…』

『サービスです』

この菓子パンは、Aスーパーのでは?

Aスーパーは菓子パンに力を入れているし、巡視でもよく見るパンです。

意外な無料のサービスはちょっと嬉しい。

地元の人が集う喫茶店は、おしゃべりの花があちこち咲いています。

本を閉じて、耳をダンボにして聞いているほうが楽しい。

『今日Aの○○安かったね~あそこのパンのあれ好きだわ』などなど。

Aが地元に愛されているのは産業医としても嬉しいです。

 

安全衛生委員会に出席します。

先月も労災ゼロを確認。

最近は、高齢の従業員も増えてきました。

就労意欲があるのは良いことですが、転倒や熱中症などの労災事故も加齢に伴い増える傾向にあります。

実際にヒヤリハットの報告:

・スイングドアの前の通路に野菜の葉が落ちていて気付かずに踏んだら滑って転倒しそうになった。

・冷蔵庫下の水漏れで足を滑らせた。

怪我にならず、もちろん労災に至らなかったのが何よりです。

 

スーパーはパートさんが多く、時間制限もあり、人員不足に苦慮。

タイミーさんには単純作業をお任せすることが多いけれど、何回も来て、仕事が出来そうだとスカウトもされるそう。

そうなると、揚げ物も任せてもらえるようになるらしい。

どの職場もマルチに出来る人ほど重宝。

『これしかやりません』と、自分の仕事だけして帰ることも正当だけれど、お互い様・思いやりの精神が職場を潤滑します。

メンタル不全の相談は今までないけれど、人間関係はどの職場でも大きな問題・課題です。

店長や産業医に相談してくださいと伝えます。

 

店長さんはとてもやる気があり、スーパー経営のノウハウ?も学ぶ院長です。

きっと昇進組だと踏んでいます。

本日のお客様の声から…

『朝一番から店員さんの対応が最高ですね!!たのしい買い物ができます!!(店長さんの教えですか?)』(原文ママ)

こんな声を聞かせてもらえたら最高です。

当院も目標に頑張ります!

 

帰路、なぜか『フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!夏は扉を開けて~♪(夏の扉)』が脳内に流れっ放し。

 

フレッシュも色々。

院長にとっては、産業医も毎度フレッシュ(な体験)です。

 

 

*来週の公センセはお休みです(連休明けのため)。

 

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