2012.7.10  スマホ依存に注意

「目がしょぼしょぼする、疲れる」という訴えで来院される患者さんが多くなっています。大方は、パソコン機器のやりすぎ(と思われる)ドライアイや眼精疲労ですが、パソコン業務が主な職種の人ばかりではなく、年齢層が広がってきたのを感じる近年です。もはや、パソコンは仕事だけに使用するものではなくなっているし、加えてスマートフォン(スマホ)普及により、誰でもどこでもの時代になってきました。院長自身も、昨年末にスマホに換えてから、電話とメールだけから卒業し、生活必需品に近い存在に。豊富なアプリとSNS(交流サイト)を利用すれば、スマホ操作だけで時間が過ぎていきそうです。そのため、最近では、スマホ依存という新語も。便利ですが、誤れば時間の浪費をさせ健康に支障をきたすのは、他の依存症と同じ。眼だけでなく、精神や対人関係にも支障をきたします。眼科症状の緩和には、ドライアイや眼精疲労のお薬、眼鏡の提案などはありますが、パソコンやスマホとの関係を見直し、改善することも必要です。「じかに話す、聴く、する」という一昔前なら当たり前のことが、人にとっては大切なことです。診療も同じ。診察室では、ネットや噂での一般論ではなく、眼の前の患者さんに特化したお話をします。不安なことがあれば、ご相談くださいね。雑談でアプリのお勧めも歓迎です。

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