2025.1.21 インフルエンザで目やに?!
巷ではインフルエンザが流行っています。
インフルエンザ罹患中の眼科受診はありませんが、全ての人にマスクの着用はお願いしています。
一年中通して子供の目やには多いですが、特に寒い時期に一番多くなります。
まず、状況を保護者からヒアリング。
そこから速やかに診察。
目やにの色・粘り具合・出方や白目や黒目への影響など。
時には、目やにの培養も。
長年眼科医をしていると、小さな子供さんに対する対応も迅速になっていることを実感します。
子供に対応するコツ・診察のコツ。
もう今は慈母の気持ちです。
子供の結膜炎の場合、検出される多くは『インフルエンザ菌』か『肺炎球菌』です。
どちらも風邪の原因菌です。
『インフルエンザ菌が出ました』と説明すると
『え~!インフルエンザに罹っていたんですか?!』とびっくりされる方が多々。
『いわゆるインフルエンザとは違いますよ。あっちはウイルス。今回は細菌です』
細菌は単細胞の生物で細胞分裂により増殖(自分で増殖可能)。
ウイルスは生物の細胞に感染して増殖。
細菌は顕微鏡で確認可能。
ウイルスは小さい(細菌の約1/1000から1/100)
インフルエンザウイルスによる風邪とインフルエンザ細菌による風邪は全く別物です。
子供の結膜炎の患者さんは、目がウルウルしていたり、鼻水が出ていたりと、風邪を引いていることが多いです(高熱はない)。
『インフルエンザ菌』や『肺炎球菌』による結膜炎は、就学前から小学生の子供に多く、また何回も繰り返します(よく風邪をひくから)。
小さな子供と同居家族の場合は、子供からの感染か、同じ細菌性結膜炎になることもあります。
いずれにしろ、適切な(強くなくてよい)抗生物質の点眼で速やかに治ります。
もちろん眼科医に完治を確認してもらってフィニッシュです。
ただし、きちんと点眼をすることが大前提。
小さな子供は、なかなか協力をしてくれませんが、それでも回数を守ってさすことが大事(処方指示を守るは治療の大原則)。
最近は、院長の提案『目薬さしましょう』とか『ものもらい切開しましょう』『〇〇なので眼鏡作りましょう』に、お母さんが子供に承諾を問う光景が見受けられます。
『目薬さす?』『切る?』『眼鏡作る?』
子供は大体『いやだ』(当たり前)
ここは、保護者が決定して欲しいところです(子供の人格を尊重かもしれませんが、この場合は違う…)
もの思うこと多いこの頃です。
さて今年もあれこれ計画。
どれも自己満足の範囲での自己決定。
先日所用がありJR利用。
ホームに着いたのは13時近く。
ちょっとお腹が空いたし寒いし…自販機で何か飲み物…
視界に入った立ち食いソバの看板。
そう、『やりたいことリスト』の片隅にあった駅の立食い蕎麦屋。
いつでも行けそうで現在まで実行に至らず。
なぜなら、電車に乗る時点で空腹の時がないから。
若い頃と違って、別腹とか、無理に食べようということをしなくなりました(不可)。
美味しく食べたいので、お腹の空き具合は重要。
お腹減り具合においてベスト!
今こそ!いざ、立ち食いソバ!
迷わず店内に。
券売機でお勧めのきしめんを。
狭い厨房でおばさん(70代?)2人が手際よく連携プレー。
冷凍きしめんを茹で、つゆに入れ、エビ天・揚げ半分・鰹節とネギで完成。
熱々のきしめんが体に沁み入ります。
立食いゆえの束の間の幸せ・初体験。
今年も楽しいこと見つけられそうです。