2024.2.13 2024 花粉シーズンと目元

今年もスギ花粉情報が発表されました。

春に飛散するスギやヒノキの花粉数は

前年の6~7月の日照時間&前年春の花粉飛散量

が大きく影響します。

前年(2023)春は全国的に飛散数が多かったので、今年の雄花は前年より減少する見込み

また、東日本を中心に前年の猛暑で日照時間は例年比やや増加

ということで、今年の予想は…

大量飛散の前年(2023)と比べてやや減少の見込みです。

良かった、良かった…

スギ花粉症の院長も一安心と思いきや…

全国的にはやや減少なるも、愛知県では前年を上回る見込みとのこと。

名古屋市では、過去5年平均飛散数2916個/㎠に対して今年は4955個/㎠とUP。

 

患者さんは早期治療を開始するに越したことはありません。

眼科では、点眼薬が主で、内服や塗り薬を処方することもあります。

まずは、自覚症状がないうちから弱めのお薬を始めましょう。

回数も2回型と4回型がありますが、症状と患者さん(性格や生活様式)に応じて決めていきます。

同じ薬でずっと効く場合もあれば、花粉の飛散量や行動パターンの変化により、薬を変える場合もあります。

まずは、抗アレルギー剤から始め、きちんと使用しても効かない場合は、点眼の変更やステロイドの追加を考えます。

 

アレルギー性結膜炎がひどいと、レンズが汚れやすかったり、ゴロゴロしたりします。

コンタクトレンズを中止するのが最良ですが、その他、2週間タイプソフトコンタクトレンズ(SCL)使用なら1dayタイプにするのも眼への負担は少ないです。

更に、抗アレルギー剤がSCLに含まれている1dayタイプの商品もあります。

そのSCLを使用しているときは、抗アレルギー剤の点眼をしなくてもよい利便性があります。

また、SCLの上から点眼をして(眼科医の許可を得た場合)、点眼の水分でアイメイクが滲むことも防げます。

院長が、昨年ゴルフ場で使用した経験では、大変快適でした。

アウトドアで過ごすことがCL多いCLユーザーは、試してみるのも良いと思います。

 

アイメイクの滲み・崩れは、女性なら気になるもの。

院長は、遅まきながら(遅まきが多い)メイクレッスンに通って、お化粧の凄さを実感しました。

良い化粧品(発色とか)と、化粧技術で、見た目は変わることを。

40代の頃までは、素の目力で勝負!なんて思っていたけれど、目元こそしっかり手入れしないといけない50代(院長)でした。

 

点眼薬一滴入れても、多くは流れてしまうので、きちんと拭かないと目元の化粧崩れの原因になります。

また、中年以降の目元の化粧崩れの原因として、涙がよく出るという訴えもあります。

涙が継続的に出ている場合は、鼻涙管閉塞(涙の流れていく穴から鼻につながる管のつまり)の場合もあります。

しかし、多くは、中高年のドライアイによる現象です。

常に目の表面が潤っていないため、すごく乾いてくると、脳から涙を出す指令が強すぎて‘じゅわ~‘と出てしまうのです。

涙の質を安定させる治療をします。

院長も最近、風にあたると涙が出ることがあります。

眼鏡の時は、レンズに涙の水滴が付きます。

 

眼科医も長くなってきましたが、加齢による実体験も仕事に大きく活きていると感じます。

加齢=良いことでもある。

ポジティブシンキングです。

 

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