2023.6.6 やりなおしたい?
眼科医なのに?眼科医だから?目の神様にお参りするのが好きな院長。
偶然『やりなおし神社』を知りました(神様繋がり)。
名前からして気になります。
新大阪からJRで淀川を渡り、梅田から阪神でもう一度淀川を渡ります。
名古屋からの道中、やり直すなら…?いつ?何を?と、仮定法の妄想を膨らまそうとする院長。
そもそも、やり直したいか?
50年以上生きていると、仮定法の世界では生きていけません。
『たら、れば』然り。
結果として今の自分がある、良くても悪くても向き合うしかありません。
人間生きていると、強くなる(鈍感化?)と感じます。
さて、神社のある最寄り駅に到着。
やや下町の住宅街といった印象。
グーグルマップで神社を目的地に。
少し歩いて行くと、順路からずれています。
立ち位置から向きが分かりづらいのは院長だけ?
建物や交差点名などが記載されている地図があったらいいのに…と痛感するアナログ派。
少し先のスーパーの店先で、大阪のおばちゃん(といっても院長世代)が二人立ち話。
名古屋のおばちゃん(院長)、早速駆け寄り、目的地を尋ねます。
『ここ真っ直ぐ行ってな、信号渡らんと手前の道を右に行って~そしたら神社が見えてくるで~』
お礼を言って言われたように歩いて行くと目的地。
尋ねて正解!
グーグルより親切確実!
『やりなおし神社』は、正式には『姫嶋神社』と言います。
阿迦留姫命が新羅の王子の妻となるが、夫に耐えかね祖国に逃避行。
摂津の姫島で再出発し、女性たちに機織りや裁縫を教えたそうです。
そのため『決断と行動の神様』と信仰されてきました。
また、大阪大空襲により社殿などが焼失。
戦後の再起を図る人々と信仰も重なり『やりなおし神社』とも言われるようになったそう。
『たら、れば』ではなく、『一からやり直し』の現実派の神様でした。
かなりこじんまりした神社です。
参拝者は、3組(自分含む)。
授与所で、ホタテの貝殻、ペン、直径15センチ位の赤い布玉をもらい、説明を受けます。
1.ご本尊参拝
2.帆立絵馬(縁起の良い帆立の貝殻が絵馬)に目標や夢を書く。
(必ず期限も一緒に書くこと)
3.目標や夢を叶えるために断ち切らなければいけない事を赤玉(断ち玉)に念じる。
4.はじまりの碑の穴を通り抜けるまで、赤玉を投げる。
(碑に穴が抜けてあります。ボール投げの苦手な院長は5回目でやっと通過)
5.帆立絵馬を碑にかける。
(ホタテのツリーみたいになっています)
目標や夢に対して、期限を設定、目標達成のための断つべき事柄・邪心を挙げること。
自己実現のための手引き書のような手法。
斬新な願掛けです。
戦後の再起復興と比べれば、とても小さな自分の目標を書いて、教えられたように祈願。
他の絵馬にも、具体的な目標が多く書かれていました。
一組の中年カップルは、何をやり直し?
キャリーケースの若い女性は、何やら訳あり気。
いただいたお守りには『順風満帆』の文字が。
順風満帆の人を見て羨ましいと思った若い頃。
順風満帆に見えても、見えないところで苦労はある(あったはず)し、努力もしているはず。
人生後半戦になると、よくわかります。
駅に戻る途中、先ほどのおばちゃんたちはまだ立ち話中。
大阪弁が心地よい。
阪急電車の旅も良かったのですが、阪神電車の旅も面白そうです。
新大阪に戻ると、車体にパンダの特急くろしおが。
強行軍のJR旅も良かったな~
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