2020.8.18 目にしみる夏の日
屋外なら安心と、お出かけ先はゴルフ場が多くなった院長です。
コロナ感染予防に、マスクにメガネ(と、ちょっぴりのお化粧)で診療していますが、ゴルフ時はコンタクトレンズにフルメイクをします。
照りつける太陽のもと、紫外線対策は万全にしないといけません。
サングラスは必須。
普段の化粧品の中にも、UVカット成分は入っているものの、屋外では、日焼け止めはマストです。
クリーム状のもの、スプレータイプなど形状は様々。
目に直接入らないように塗るのは当然ですが、しばらくすると目がしみてくることがあります。
日焼け止めの成分で目に染みる原因としては
1.紫外線吸収剤
2.アルコール成分
3.界面活性剤
が考えられます。
気になる人は、成分を確認して購入されるとよいです。
アイホールから目の際くらいはファンデーションで補ったり、サングラスでカバーするのも手です。
化粧品や日焼け止めだけでなく、汗だけでもしみることがあります。
夏になると汗が目に入り痛い、ショボショボすると訴えられる患者さんが多くなります。
ドライアイは原因の一つです。
夏場、エアコンなどの使用、最近は加えてパソコン・スマホの使用が多くなり、目(角膜)の表面の涙液の安定が悪くなります。
極端に言えば、目の表面が滑らかでなく、所々、涙が乗っていない部分や薄い部分が出てきます。
さらに、紫外線により、眼表面のダメージが強くなります(雪目という言葉・病気があるほどです)。
そういう部分は、知覚が敏感なので、汗(皮脂や汚れなどを含んだ)に対して『しみる』症状を起こします。
加えて加齢です。
若く活動的な人(特に子供)は、さらさらとした汗が多いのですが、加齢・状況とともに成分比が変わり、べたつきが多くなりPH値が変わってきます(個人差あり)。
『ショボショボする』『しみる』の訴えが、高齢者で圧倒的に多いのは、そのためだと思われます。
また、入っただけではなく、『こする』という動作を加えてしまっているのも原因です。
何かが目に入ると、こすりたくなるのは山々ですが、こすることで、目(角膜・結膜)に傷を作り、症状を悪化させてしまいます。
こすらず、人口涙液をさすと良いです。
コンタクトレンズをしていれば、当然、コンタクトレンズも汚れます。
日焼け止めや化粧品の多くは油分が含まれているので、通常のコンタクトレンズ洗浄剤では落ちません。
汚れたコンタクトレンズは、形状劣化や、視力不良を起こします。
ソフトレンズ(1日タイプ・2週間タイプ・1か月タイプ・通年)とハードレンズ(通年性・交換タイプあり)がありますが、夏の屋外活動では、1日タイプのソフトレンズをお勧めします。
お盆明けは、パンダ顔のお子さんが多くなります。
メガネ部分だけ紫外線カットされて焼けていません。
その分、メガネが目を保護しているということです。
度が軽い人は、度入りサングラスもお勧めです。
腕の日焼け対策として、長袖のアンダーシャツは、後半、肌が息苦しいように感じ、いつも買ってみては失敗しています(院長には合わない)。
ポロシャツ・アームカバーでプレイしたら、隙間部分に日焼けの輪が出現。
その次は、ノースリーブで日焼け止めを塗ったのに、肩後ろ部分がノースリーブ跡とわかる日焼けに。
結局、上のウエアは隠れてしまうものの、UVパーカーに落ち着きました。
筋トレ時タンクトップを着るたびに恨めしい日焼け跡となっています。
これもひと夏の経験。
トホホ…