2017.5.30 2017学校検診
学校検診シーズン。
近隣の学校なので、いつも自転車か徒歩で行きます。
ある中学校の校門で、自転車を引いて中に入ろうとしていたら…
『〇年〇組の○○ですけど。孫が弁当を忘れていったので、ついでに先生に渡してもらえませんか?』
保護者の一人と間違えられ
『いえ、いえ。保護者じゃないんですよ…一緒に職員室まで行きましょう』と案内。
おばあさんから見たら、まだ中学生の子を持つ、そこそこ若い母親に見えたのね~
眼科検診は、一列に並んで、順に目の病気がないか診ていきます。
名前を呼ばれると『ハイ』
たまに『ホーイ』とふざける子がいて、『返事はハイ!と言いましょう』と諭してから検診。
『気を付け!の姿勢で真っすぐ立ってね』と先生に言われているにも関わらず、ポケットに手を突っ込んだまま立っている子。
『気を付け!の姿勢は、ちゃんとポケットから手を出さなきゃ。出して立ってみて』
学校の先生だったら、『口うるさいオバサン先生』と陰口をたたかれそう。
でも、昔の先生は厳しかったですよね~
ほとんどの子は、眼科検診を心得ていて、先生・生徒の協力により非常にスムーズ。
さて、色覚検査が始まって2年目。
名古屋市は、希望者を募って検査をします。
今年は30人を超える希望者が出た学校も。
色覚検査は、ひとりひとり呼んで、隔離された場所で行うので時間がかかります。
それでも、希望者が年々増えるのはよいことです。
眼科でも検査ができるので、当院に来院されて受けられる方もいます。
『色覚検査ってなんですか?よくわからないけど、学校からお知らせが来たから。とりあえずやってもらおうと思って』
という保護者も。
自分の見え方を知るうえで、検査を受けることは意義のあることです。
色覚異常はごくまれに後天性(何かの病気)で起こることがありますが、、ほとんどは先天性(生まれつき)です。
そのため、基本的には、いつやっても、何回やっても結果は変わりません。
検査のできるようになる小学生の時期に、受けておくことをお勧めします。
もし、色覚異常だと診断されたとしても、自分の色の見え方を知り、日常生活や将来設計に取り込むことが出来ます。