2017.1.17 不思議な一円玉
今年もぜんざいの出来は上々。
午前診療が終わったら、スタッフと鏡開き…の朝。
『先生、お金が落ちているんですけど…』
『え~!どこに~?』
『駐車場です。それも大量に!』
『どこ、どこ?』
そそくさと、スタッフに付いていった先は、駐車場の側溝。
『見てください』
金網のフタの上から見ると、大量の一円玉。
『お賽銭みたいだね~でも、こんな所にご利益ないよね~』
側溝は、その部分だけフタがかぶせてあり、その両側はオープンです。
そして、その部分には一円も落ちていないので、側溝が賽銭箱のようにも見えます。
『どうしましょうか』
『拾うっていっても、大量だもんね』
『何百円かはありますよ』
『こういう時は、やっぱり警察だよね』
『電話します』
緑警察署員登場。
第1発見者のスタッフは、現場?で事情聴取を受けることになったそう。
診療終了後、
『どうなった?』
『警察の人が、拾って持っていきました。おそらく、この時期、賽銭泥棒だろう、ということでした』
賽銭泥棒?
賽銭泥棒が、わざわざ一円玉だけより分けて、側溝に捨てた?
そんな面倒なことをする?
証拠隠滅なら裏の川の方が確実では?
一円玉だって結構な額のようだったし。
『一円玉を笑う者は一円玉に泣く』て言うくらいだから、ばちが当たりそう。
一円玉貯金をしていた子が転んで側溝に落としたっていうのは?
それで、金網のフタ以外のお金は拾った?
それなら、フタの下に手を入れれば取れたはず。
アスファルトにも一円も落ちていなかったし。
瓶なら、ガラス片もありそうだけど、ビニール袋だったら?
事件?発生時刻は、スタッフ・患者さんのいない夜間帯と思われるね。
いったい誰がどういう意図で???
小豆で糖分を補給しても、素人の推理には限界が。
心当たりの方は、緑警察署に保管されているはずです、問い合わせを。
誰か推理して~