2013.3.27 ちょっと仙台まで

東北大学でロービジョン(目の不自由な方のための)外来を見学、担当医からお話を聞く機会があり仙台へ。「今の状態から少しでも見えるようにする(病状に特化したメガネを処方したり、残っている視野を使って見る訓練)こと。そして今後の病気の進展を予測し将来を見据えたアドバイスをすること。眼科医だからこそ出来ることです。」仙台には「NPOアイサポート仙台」という目の不自由な方とその家族を支援する団体がありそちらも見学してきました。このNPOはもともとは仙台市が視覚障害者のための支援に取り組み、その結果派生した団体なので、行政(福祉)・眼科医療・教育などの連携がとても密接です。名古屋市にはまだそのシステムが確立されていないので、いつかは眼科医として達成したい目標です。

高校以来続く文通相手にも再会。震災前に購入した自宅マンションを訪問。「マンションも大揺れ。新幹線の線路が曲がっていてねー。はるか向こうの茶色の更地は津波が来たところ」などと説明を受けると、まったく平時の仙台に見えましたが、体験者にとっては激動の2年だったのだと実感。震災後すぐに飛んでいけなかったので、元気な姿を確認し感激も一塩でした。帰りの空港では、最終登乗ギリギリでアナウンスされるという始末。小さな飛行機だったので飛行機待機場までダッシュ。日頃のランニングが役に立ち定刻通り出発となりました。最初から最後まで駆け足の「ちょっと仙台」でした。

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