2024.9.24 大家好(こんにちは)! その4
夜遅くトルファンで待っていたのは、いわゆる中国人顔でないガイドさん。
これからウイグル族のお家で夕食です。
ここからのガイドCさんもウイグル族です。
新疆(しんきょう)ウイグル自治区は中国の最西端、中央アジアに隣接しています。
省・自治区でも最大の面積を持ち、地下資源が豊富、また農作物にも恵まれています。
近年は漢族(いわゆる中国人)が入植し増加(42%)していますが、元々のウイグル族が45%、他50以上の少数民族から成り立ちます。
個々の民族が自分たちの文化を持ち、融合もしなければならない時代背景あり。
訪問したのは、郊外の農村です。
ウイグル族はイスラム教徒なので、豚肉料理は無し。
ナンというパン(インドのとは違う、乾いたピザクラフトみたいな)。
麺やスープの味付けは、エキゾチック。
テーブルクロスやカーテンも食器もウイグル特有の模様。
さっきまで日本語(私たち向けに)と中国語(先生向けに)に話していたCさんも、家人たちとウイグル語で会話。
トルファンは夏は40℃以下なら涼しい(最高49℃!)そう。
農村部ではベランダにベッドが置いてあります(夜寝る)。
滞在した日は最低24℃・最高41℃日差大。
1月の平均気温は最低-13℃・最高-2℃。
年間平均降水量は16mm!
完全な砂漠気候です。
世界遺産の高昌古城などの見学に、砂漠の中を走っていきます。
中国の観光は、国土が広いため、市中からチケット売り場まで200キロ、そこから専用バスに乗り換え40分なんてこともあります。
面白かったのは、火炎山の砂卵。
注文すると、店番の子供が傍らの砂山に埋めてある卵を手渡してくれます。
砂の地熱でいい塩梅に火が通っています。
砂山に埋めた卵を売るだけですが、観光客相手に、この一家の大事な商いです。
バスでウルムチに入る時に、全員一度降りて検問。
最後の訪問地です。
モスク(イスラム教の礼拝堂)があちこちに見えます。
もちろん漢字とウイグル文字(アラビア文字ではない)の併記。
ウイグル族はイスラム教徒です。
敦煌でのバス運転手さんは、中国人でしたがイスラム教信者の回(かい)族でした。
また、民族により多数の宗教があり、大陸の交流・侵攻により宗教も文化も大きく流動する様を感じました。
ウルムチは近代的なビルが立ち並び地下鉄もある350万人都市。
街の中心のバザールでは、どこの国に来たのかと思うほど。
ドライフルーツや漢方・パン(ナン)・果物や日用品・洋服などなど。
人を観察すると、カザフやキルギス系・モンゴル系・インド系・トルコ系・ロシア系と思われる顔立ちの面々。
民族衣装を着た人もたくさんいます。
日本の単民族国家で生活してきた院長にとっては、とても新鮮な驚きでした。
同じ仲間とは自分たちの言葉で。
私たちや中国人とは中国語で話します。
私『いくらですか?』
『○○元(数字の聞き取りが弱いことを猛省)』
すかさずお助け隊が入ってくれます(先輩たちも会話したい)。
私『高すぎる、安くして』(とりあえず言ってみる)
『○○(数字が出ると、まだすぐに日本語変換できない)』
お助け隊で解決しない時はA先生がヘルプです。
たくさんの刺激を受けた研修旅行。
いくつになっても興奮!わくわく!
話しかける度胸はあっても、お助け隊のお世話になること多々。
話して…?、聞いて…?だらけでしたが、たくさん課題も見えてきました。
もっと出来るようになりたい!
加油(頑張れ)!