2023.4.11 2023日本眼科学会総会
春は日本眼科学会総会(日眼)の季節。
昨年は、恐る恐る現地に出向いたのですが、今年は解禁!?
やはり会期中1日でも現地に足を運びたい院長です。
今回も現地聴講・ライブ視聴・オンデマンドと3体制。
院長は平日ライブで視聴し、週末東京へ。
土曜日は新幹線移動中にスマホでライブ視聴。
ライブ講演時間に合わせて新幹線を選びました。
途中、恒例の?アイスクリームを注文時、イヤホンを落としエライ(大変な)ことに。
まんべんなく聞くのは後日オンデマンドで。
『近視』は最近とてもホットな話題です。
当院でもオルソケラトロジーを開始したので、特に気にして学術的な情報を集めるようにしています。
眼軸長(眼の奥行)の伸長が近視進行の要因です。
眼軸長が伸び、近視が進行すると、緑内障を始め様々な目の病気の罹患率が上がります。
中高年以降に目の病気になりやすいということです。
緑内障は慢性的かつ進行性なので、今の緑内障治療をもっても回復・改善はしません(院長も緑内障を専門としていますので、悩みどころです)。
近視進行させないためには、眼軸長を伸ばさなければいいのだ!
というのが、今の近視予防の主流的な考え方です。
オルソケラトロジー
低濃度アトロピン点眼
二重焦点レンズ
以上が最近効果があると報告されている方法です。
オルソケラトロジーを施行した眼とそうでない眼では、明らかに眼軸長の伸びに差が出ています。
目はとても小さな臓器なので、1mm伸びると約3D(ジオプター)近視が進行したことになります。
発表では、弱度近視から始める方が、効果が大きいとのこと。
低濃度アトロピンも、近視になる以前の0度数やわずかな遠視の状態から開始すると、近視の発症を抑制したという報告がありました。
いずれも保険外診療ですが、試してみては、と思います。
そして、息子たちも院長似の強度近視にさせてしまったことを母としては少々悔やみます。
もっとも当時は、眼軸長と近視の相関関係がはっきり解明されていませんでしたが。
もう成人しているので、スマホやタブレットの視聴時間や距離を言っても聞く耳を持ちません。
せめて、毎年、母(院長)の定期検査を受けて~
その他、最大限聴いて終了。
今回のお楽しみはM先生とのランチです。
ある分野ではとてもエライ(偉い)先生。
お姉さんのような素敵な先生です。
3年前の学会で一緒のホテルに泊まる予定でした。
予約の件でラインしたら『HP読んだ?新型コロナで現地開催なしになったって』
3年分の話が弾みます。
3年間色々あった過去から現在、そして今後の展望まで。
『オルソケラトロジー始めたんです』
『うちは、もうとっくに始めてるよ』
あれま!?毎度、眼科の知識・情報をもらいます。
食後『江戸城付き合って~』
皇居ってこと!?
おもむろに取り出したのは、日本100名城スタンプ帳。
かなりの数のスタンプが。
『そうなのよ、はまってるの』
皇居=皇居ラン(以前マラソンにはまっていた時は上京したら走っていた)のイメージの院長。
ゆっくり歩くのも良い気分です。
城石を見て『切込接やわ~』とはしゃぐM先生。
城石の解説をしてもらいます。
スタンプを押して、江戸城制覇!?
犬山城と名古屋城は既に印が。
岡崎城・長篠城・岐阜城・岩村城・松阪城はまだとのこと(←100名城と知らない無知な院長)。
学会以外にも会える機会が増えそうです。
今回も、現地参加だからこそのお楽しみありの学会でした。