2022.3.1 間違いなく阿房列車

昨年最後の日帰り旅。

少し前から温めていた計画を決行です。

名古屋から新大阪へ行き、帰ってくる。

 

以前、米原まで新幹線・しらさぎに乗り換え敦賀まで。

そこからサンダーバードに乗り換え大阪に、という常軌を逸した旅?を楽しんだ院長。

 

今回は、さらに常軌を逸した紀伊半島一周経由で。

 

計画し、夢は膨らむものの、実行に移すまで迷いが。

そんな阿房なこと(一般的な意見)やる?やれる?

若い頃ならともかく…などなどと迷っていたものの、いつもの気になるなら実行しようと決意。

 

名古屋駅から『特急南紀』で出発です。

終点・紀伊勝浦まで4時間の道のりです。

乗車前に、電話を一本。

『ハイ、3号車です。よろしくお願いします』

 

多くは帰省と思われる人たち。

単身、荷物なしのオバサンは院長ひとりです。

車窓が大きく見晴らしがいいのは、座席が通路より一段高くなっているため。

名古屋を出、三重県も津をと越えると、だんだん旅らしくなってきます。

当日は強風のため列車は速度を落として走行、運行時刻にも遅れが。

20分ほど遅れて松阪駅のホームに。

3号車の前に、お兄さんが立っているのを確認。

院長も乗車口に。

ドアが開くや否や『ハセガワさんですか?』

『ハイ、そうです』

用意したお金とホカホカのお弁当を交換です。

終点・紀伊勝浦で1時間ほど乗り換え時間があるので、お昼ご飯をそこで食べる予定です。

でも、気になるお弁当だから、ゲットしておきました。

再び電車は動き出します。

紀伊長島辺りから、海が見えてきます。

 

のどかな田舎の風景、海、だんだん高くなる冬の太陽。

車窓から人の営みを垣間見、思うでなし、考えるでなしに過ぎ去る風景は、列車ならではの醍醐味『脳内浄化』だと思います。

JR東海とJR西日本の分岐・新宮を出ると紀伊勝浦までもう少しです。

終点までの乗客は、車内では院長のみ。

これで紀伊半島約半周制覇です。

 

強風で40分の遅れ。

紀伊勝浦での乗り換えは20分強に。

構内に売店もないので下車してみます。

温泉のイメージの紀伊勝浦ですが、非常に小さなさびれた感じ。

食べる処もなかったので、駅弁を買っておいて正解でした。

 

次は紀伊半島残り半周し、一気に新大阪へ向かいます。

所要時間は4時間。

やってきたのは『特急くろしお』

パンダの顔をした列車です。

可愛い~

しかも、側面は白熊やらライオンやら。

完全にアドベンチャーワールド仕様です。

座席カバーもパンダ柄、ドアも動物が描かれており、宣伝とはいえ、非日常わくわく感を感じます。

 

松阪駅で『モー太郎弁当』注文しておいてよかった。

遅めのお昼ご飯です。

牛の顔の容器を開けると、『ふるさと♪』のメロディーが。

ご飯の上に牛肉が載っているやや甘めのお弁当です。

 

車窓からは海・海・海…

お弁当を頬張りながら、海を堪能します。

 

座席のポケットには、津波が予測される場合の避難方法の案内が。

津波案内なんて初めて。

それだけ海抜が低い海岸線を走っているのです。

(実際、今年のトンガの噴火で、通過した串本や御坊は津波90センチを記録。

ホントなんだと、思った院長です)

 

ただ乗っているだけですが、時間はどんどん過ぎていきます。

太陽も少しずつ低くなってきます。

紀伊勝浦・太地・串本・白浜など、観光名所はたくさんありますが、今回は通して乗ることが目的。

和歌山に入ると、やっと街っぽくなり、ここから一気に速度が上がります。

 

名古屋を出てから9時間後、新大阪に到着しました。

雑踏の新大阪駅。

帰り?は、のぞみで名古屋にかえります。

所要時間50分。

 

紀伊半島一周日帰り弾丸旅行。

間違いなく阿房列車です。

でもお勧めです。

 

こちらもご覧ください

2021.10.19 阿呆列車

 

 

 

 

 

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