2019.6.18 阪急電車
有川浩原作『阪急電車』その映画『阪急電車』(2011年公開)、どちらとも大好きな作品で、今まで何回読んだり見たことやら。
いつかは聖地巡礼。
決行すべし(今年の目標・モットー)。
『阪急電車』は、阪急電車今津線に、乗り合わせた乗客同士の偶然の関わり合いの物語です。
阪急電車今津線のうち『宝塚』⇔『西宮北口』が映画の舞台です。
往路・宝塚→西宮北口
復路・西宮北口→宝塚
往路で巡り合った登場人物が、違う季節での復路で違うめぐり逢いをし、繋がります。
原作と映画は少し違いますが、セリフは概ね原作通り。
梅雨の晴れ間、新幹線で大阪まで。
前日までに、もう一度、原作を読みDVD鑑賞。
事前準備をすることで気持ちも高まります。
梅田から阪急電車宝塚線に乗り、宝塚へ。
原作では、宝塚駅の手前の『清荒神駅』からお話が始まるのですが、今回は、映画メインで。
『宝塚』から『西宮北口』まで、片道15分の短い路線。
ですが、一駅ごとにストーリーが。
今回の目的は、各駅下車。
映画に思いを馳せます。
まずは『宝塚』駅で下車。
宝塚ゆめ広場には、宝塚歌劇のブロンズ像が。
緑の木立を宝塚大劇場に向かって歩いていきます。
何となく華やかな気分。
多くの人が大劇場へ。
今日も歌劇が上演されるのね~
院長の最初の目的は『手塚治虫記念館』
これは、映画とは無関係ですが、今回の旅を企画するにあたって、大の手塚治虫ファンの夫が『宝塚行くなら、手塚治虫記念館でしょ!』
『家族で楽しみの共有は重要』を信条にする院長としては、夫が持ってきてくれた、愛蔵の『ブラックジャック』を今更ながら25巻初読破することに。
『第〇巻のあの章の○○好きなんだ』と言われても、速読に近い読み方をした院長には『どんな話だったけ?』ですが、医師としても『ブラックジャック恐るべし』を実感したのでした。
その下準備の下、記念館へ。
やはり、見方が違います。
手塚治虫の偉大さを実感。
さすが、『漫画の神様』
少し歩いていくと『宝塚南口』です。
すぐ先には1926年創業の宝塚ホテルが。
ここは、映画で結婚式場が出てくる場面。
レストランは、予約席でいっぱい(恐らくヅカファン)。
代わりに、ラウンジで、サンドイッチとケーキを。
中庭を見ながら、クラシックな空間で、優雅なひと時を過ごしました。
お腹が満たされた後は『宝塚南口』から乗車します。
次の駅は、『逆瀬川(さかせがわ)』
駅から出ると、商業ビルがあり、結構、都会的で便利そうな街です。
先ほどの『宝塚』『宝塚南口』より新しさを感じる街です。
この駅での場面を思い出し…
次の『小林(おばやし)』駅に向かいます。
『小林』は、時江(宮本信子)が、傷心のOL・翔子(中谷美紀)に『あそこはいい駅だから』と下車を勧める駅です。
駅を降りてみると、映画のままではありませんが、こじんまりして、生活感のある街です。
ふと目に付いた八百屋の店先のパプリカ。
大分産で98円!
大きなパプリカは、外国産が多く、国産は限られたお店でしか手に入らないのに、この安さ!
他の野菜も安い!
赤と黄のパプリカくらいならいいよね~
『え~っ!鹿児島産ニンジンが15本で98円!!!』
他の野菜もびっくりするほど、すごくお値打ち。
『いい街だわ~』(主婦目線)
見たこともない熊本産巨大スイカが2980円!しかも『無料配送します』の札が。
でも、名古屋までじゃ、無理よね~
結局パプリカ2個とニンジン一袋を買ってしまったのでした。
お洒落なリュックは、パンパンに。
まだまだ、この先があるのに…
阪急電車の旅は続きます…