2019.4.30 GW10連休前半

今年は10連休のGW。

いかがお過ごしでしょうか?

当院は、本日4月30日、5月1日は診療致します。

毎年GW間の平日は、来院される患者さんが多いこと、また前週から経過を診たい患者さんもおられることから、今年も旧暦通り診療することにしました。

 

さて、GW前半、院長は日本医学総会に参加してきました。

今回は、幸い、名古屋で開催されたため、日参。

院長は、スポーツ医向けの『フレイルとロコモティブシンドローム』を受講しました。

 

巷でも良く聞く(?)『ロコモティブシンドローム(以下ロコモ)』『サルコペニア』『フレイル』

 

『ロコモ』運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態です。
立つ・歩くなど運動器に主眼(整形外科の用語)。

 

『フレイル』とは、高齢者の運動機能や認知機能が低下し、生活機能の低下や身体の脆弱性が出現した状態であるけれど、適切な介入・支援により生活機能の向上可能な状態(正常と要介護の中間)です。
体重減少・疲れやすい・歩行速度低下・握力低下・身体活動低下が基準です(老年医学の用語)。

 

『サルコペニア』とは、加齢や疾患により、筋肉量が減少することで、身体機能の低下が起こることです。

歩行速度の低下や握力の低下、筋力低下が指標になります。

日常生活活動の低下、転倒・骨折、施設入所・死亡などと関連があります。

 

 

それぞれ着眼点が違いますが、要介護状態への警鐘です。

ロコモを予防し、フレイル状態での早期発見・介入、サルコペニアを食い止めるために、スポーツ医の出来ることを勉強してきました。

 

眼科専門医ですが、診療の時に、必要ならばスポーツ医としてのアドバイスもしています。

まずは、栄養・運動・活動性の維持を図りましょう!

自身も、豊かな老後のためにこつこつ貯筋(筋肉増量)に励んでいます。

貯筋は、女性や中高年にとっては、かなり厳しい(筋トレ・栄養などの強化)ので、まずは、加齢ともに減少する筋量・筋力を極力減らさないよう維持すること(これも結構大変)をお勧めします。

 

GWの小さな楽しみの一つ。

家人秘蔵の25年前放映された『古畑任三郎』のDVDを見つけました。

主役の田村正和は、今の私より若かったのね~

あの音楽。

あの事件簿。

あのセリフ。

懐かしい場面が蘇り、見入っています。

GW中、1日1話というのが、お楽しみのミソです。

 

カテゴリー:公センセの日常の出来事

2019.4.23 日本眼科学会総会のあとの暗闇

日本眼科学会総会に参加してきました。

今回も、頭をフルに回転させ、新しい知見を得てきました。

患者さんに還元できるよう、折々にアウトプットしていきます。

 

さて、今回、初!学会スポーツ企画に参加してきました。

『アイするスポーツプロジェクト』と題した『ゴールボール』の体験会。

 

学会終了後、ワンピースから、スポーツウエア・運動靴に着替えて…結構本格的です(その分、荷物がふえました)。

 

さて『ゴールボール』とは…

視覚障碍者のために考案されたスポーツです。

選手は視力の程度に関わらず、アイシェード(完全遮光のスキーゴーグルみたいなもの)をつけて、3人1チームでプレイします。

コートの大きさは、バレーボールと同じ。

両端にサッカーゴールのような、ゴールがあります。

鈴の入ったボール(バスケットボールの大きさ、重さ1.25㎏)を転がし、ゴールに入れて点を競います。

守備は、ボールをゴールに入れられないよう阻止します。

 

さて、当日集まったのは男女約60人。

眼科医24人、その他医療従事者、視覚に関わる法人の人たち。

 

まずは、ルールを聞きます。

携帯など、音の出るものは電源を切っておかねばなりません。

おしゃべりも禁止です。

 

続いて、実際のプレイを見ます。

お手本を見せてくれる選手の人たちは、もちろん視覚障碍者です。

見えないとは思えないほど、俊敏な動きと、正確な攻撃と守備。

『本当に見えてないの?』と疑うくらいです。

それでも、コートのラインテープ(テープの下にタコ糸くらいの紐が敷いてある)の凹凸を足で確認している様子、ゴールの上の部分を手すりのように触って自分の位置へ戻る様子を見ると、『やはり見えてないんだ』と思いました。

静かな空間で、聞こえるのはボールの鈴の音だけ。

ゲームの間は沈黙の世界です。

 

さて、体験会始まりです。

まずは、肘にサポーターを付けます。

それから、腰を低くし、音が聞こえてきたら、瞬時に肘をついて横になる練習です。

これを何回か。

イメージ(院長勝手な)としては、テレビを寝転がって見る姿勢ですが、支えの肘を伸ばして、頭は下向きに、もう片方の手は頭の上に。

来たボールを、身体全体で受け止めないといけません。

首から下は、前向き。

顔は、ボールが当たると危ないので下を向いて、腕は頭の上下で伸ばします。

足で防御、体幹で防御、手で防御、といった感じです。

次にボールを投げる練習です。

意外に重い。

ただ、転がせばいいのだから…とはいうものの、選手のデモのように真っすぐスピード感ある投球は出来ません。

 

寄せ集め即席チームAからJで対戦が始まります。

院長は、Iチーム。

なぜか、ギャラリー席が設けられており、学会帰りの医師たちが観客に。

『恥ずかし~』

 

いよいよ、コートに。

アイシェードをつけると、暗闇の世界です。

合図と鈴音でボールが投げられたのがわかります。

ボールがこちらに向かっているのはわかるものの、それがどのような方向かは全く想像できません。

とりあえず、ポーズを作るものの、ボールが来たら壁になっていた(結果)くらいお粗末。

身体が自由に動きません、というか、見えないからどの程度動かしていいのか躊躇してしまいます。

隣の選手からボールを受け取るのも、ボールが眼前どのくらいなのか見当がつかず、ボールをポンポン(鈴が鳴る)されても取りに行けないもどかしさ。

沢山の人に囲まれていながら、遮断されている自分。

ハーフまでの5分がすごく長かったです(実際の試合はハーフ12分)。

 

障碍者スポーツは、他にもいろいろあります。

日本医師会認定スポーツ医の院長にとっても、貴重な体験になりました。

 

東京五輪ももうすぐ。

ゴールボールをはじめ、パラリンピックにもぜひ、興味を持ってください!

日本ゴールボール協会のサイトはこちら

 

カテゴリー:公センセの想い 眼に関すること

2019.4.16 涙ぽろぽろ

この1週間ほど、毎日涙を流しています。

 

数か月前に、産地直送で箱買いした玉ねぎ。

家族の人数は減っているのに、日持ちする野菜だし…と、北側のベランダに、10個単位で網に入れて吊るしておきました。

実家の田舎では、玉ねぎは、収穫したら、数個ずつ束ねて軒先にぶら下げてあるのが日常風景。

今でも、名古屋で、玉ねぎの吊るされている家を見ると、ほっとします。

網で良いだろうと思っていたら、少しずつ、芽が出る玉ねぎが増え、腐りかけたものまで…

むざむざ捨ててしまうのは忍びない…と、全ての玉ねぎを、キッチンに持ってきて、点検。

食べられる玉ねぎは、全量迅速消費することにしたのでした。

 

そもそも、玉ねぎは常温で数か月保存できるのですが、湿気が高いと腐敗の原因になったり、芽が出て風味の低下につながるようです。

日陰で吊るしたのは、悪くはなかったのですが、まとめて網袋に入れたのが間違いだったよう。

無知さを反省。

 

さて、大量の玉ねぎを消費するには、自身のレシピだけでは難しい…

クックパッドのサイトを開いて、片っ端から作る気力もなし。

そんな時、いつものように本屋さんをうろうろ。

目に留まったのが『たまねぎさえあれば!』のフレーズ。

NHK出版『今日の料理ビギナーズ4月号』でした。

『ビギナーズ』というだけあって、シンプルな材料・作り方ですが料理満載。

初購入。

 

というわけで、毎日玉ねぎです。

生の玉ねぎに包丁を入れると、硫化アリルという物質が発生します。

硫化アリルは、辛味や独特のにおいの成分で、ビタミンB1の吸収を良くします。

体内にとっては、良い物質ですが、目には刺激が強すぎます。

『目の表面に留まらせてはいけない、直ちに涙で目の表面を洗い流せ!』と、脳から指令がでます。

これは『反射性』の涙といって、普段、無意識に出て目の表面を潤わせている涙と成分が違います。

圧倒的に、水分量が多く、免疫系の成分はほとんど含まれていません。

目に何か入ったときなどに、出る涙も同様です。

 

ビギナーズと言えども、種々の料理法や保存調味料が載っています。

本を見ながら作るのって新鮮。

忙しい時は、付箋を付けて、夫にお任せしておくと、その通りに料理が出来ているので、時短になります(感謝)。

 

‘最高ランクの味わい‘とあるドレッシング『絶品たまドレ』

たまには、手作りも良いものです。

 

玉ねぎ50グラム(4分の1個)

サラダ油2分の1カップ

酢4分の1カップ

練りからし小さじ2

はちみつ小さじ1

ウスターソース・醤油各小さじ2分の1

玉ねぎをすりおろして、順番に材料を加えて混ぜていきます。

院長はフードプロセッサーで一気に攪拌します。

作りたては、辛味が強いですが、2~3日するとマイルドになります。

大人向きの味です。

 

今日も玉ねぎメニューが登場する我が家の食卓です。

その前に、涙ぽろぽろ…です。

カテゴリー:公センセの日常の出来事 眼に関すること

2019.4.9 コンペ一人参加

『あれ~!?先生?』

『…?Aさん!』

ここは、某ゴルフ場。

『コンペ?普通のラウンド?』

『コンペです。でも、出るの初めてなんですけど』

『今日のは、楽よ~。ダブルペリア(隠しホールがあるので真のスコアだけで競わない)だから。で、何時スタート?』

『8時2分アウトスタートです』

『あら、一緒だわ~!何という偶然。嬉しい!』

Aさんは、地元のご挨拶程度の知人です。

ゴルフを愛好し、会員ということも聞いていましたが…

 

今回、ダブルペリアとはいえ、コンペに、一人で参加することは、かなりハードルの高いことでした。

スコアを公言できるほど上手くない身としては。

 

昨年上半期は、レッスンと練習に、かなり入れ込んだのですが、著しい上達はせず。

ラウンドは参加することに意義がある…と、開き直っていました。

 

しかし、医師会同好会コンペのメインコースは決まっているので、そのコースに慣れておきたい…というわずかな向上心も。

と言う訳で、迷いに迷った挙句…友の会入会。

『生まれて初めての一人参加です。最低限迷惑をかけないで済むような組にお願いします』と、フロントに依頼。

『じゃあ、女性のいる組の方が…女性会員1名、友の会1名の組に入ってもらいますね』

 

さて、当日のメンバーは、会員Aさん(女性:70歳超)、会員Bさん(男性:アラ還)、友の会Cさん(女性:アラ還)

ゴルフ歴は約40年、30年、10年とのこと。

みなさん、一人参加はお手のもの(らしい)。

バックグランドも知らない『初めまして』の人たちとプレイする私は、極度に緊張。

『緊張しなくていいから~』

1番ホールは、パー4。

奇跡的に全員がボギー(プラス1で上がり)。

『長谷川さん、いいですね~』と言われたのも、このホールのみ。

あとは、どんどん崩れて、他の3人との差が開きます。

 

『右は避けてね』キャディさんのアドバイスを無視したわけではないのに、何故か、ボールは右斜面へ。

砲台グリーンにちっとも戻せず、他の3人はパターも済ませてしまいます。

 

入れるつもりはないのに、バンカーに入ること何回か。

バンカーショットはちっとも決まらず、出たと思ったら、あらぬ方向へ。

 

それでも、『独り言と思って(コンペだから)聞いてね』と、『ああいう時は…』と助言をいただき、ドライバーやアイアンショットが(たまに)決まれば『ナイスショット!』と言っていただき、何とか18ホールラウンド終了。

 

Aさんは、元体育教師とのこと。

なるほど、あの御年で、飛ぶし、正確だし、動きは速いし。

そして、教え上手。

眼科の先生ということを伏せて『長谷川さん』で通してくださったので、まるで、マンツーマンの体育の授業を受けているようでした。

『まだまだ伸びますよ。実践、実践。状況を色々知って対処できれば、上手くなりますよ』

 

ベテランの3人に助けられ、何とか『コンペ一人参加』初体験終了。

 

『また、一緒に行きましょう。予約しておきましたからね~』とAさん。

ご指導に応えるべく、精進いたします。

 

カテゴリー:公センセの日常の出来事

2019.4.2 息子とドライブ

三男も免許を取り、春休みは、近場を運転しています。

最初は、一人で危ないから…と、誰かが同乗。

次男からは、厳しく注意され凹んでしまったこともありましたが、何とか一人で出かけるように。

『自分の運転で、友達と遠出してくる』と、言い出しました。

『ちょっと待って。長距離高速なら、練習した方が良いと思う』

『練習?』

『〇(三男)の運転で、家族で遠出しよう!』

母子(院長と三男)だけでは、心配なので、夫が同伴・助手席に。

長男・次男を誘うも『遠慮しとくわ』

かくして、親子3人のドライブ旅行へ。

 

今年初め、高尾山帰りに読んだ小説の舞台は、能登半島。

『和倉温泉泊まりた~い』

夫婦とも土曜の診療を終えて出発できるのは、午後。

金沢まで約4時間。

『金沢までだって、結構あるからね~』と運転手の息子。

後部座席組としては、従うしかありません。

 

それでは…金沢に向かってGO!

『ETCゲートはゆっくりね』

『合流気を付けて』

『キープレフトでお願いね~』

助手席(夫)よりも後方(私)の言葉に『わかっとるから、黙っといて』

 

1時間強ごとにサービスエリアに立ち寄るよう勧め、『疲れてない?何か欲しいものある?』と、親バカぶりの院長。

 

北陸道に入ると、雨も降り始めましたが、無事、金沢到着。

駐車場にもきちんと駐車でき、やれやれ。

 

翌日は、母のリクエストに応え、能登半島を上ります。

のと里山街道(自動車道)を利用して、輪島までは90キロ。

『遠すぎ。帰れなくなる』

輪島…あえなく却下。

日本海を左に見ながら、のと里山街道を上ります。

海風が強く、波が荒立っています。

そのため、砂浜を車で走ることが出来る『千里浜なぎさドライブウエイ』は走行不可。

残念!

 

『和倉温泉までなら行けるよ』

小説の舞台は、『七尾』『和倉温泉』『のとかしま』『のとじま水族館』

有名な『加賀屋』を始め旅館が並ぶ温泉街へ。

ここで、主人公は、日帰り温泉に入り、温泉卵を食べます。

『日帰り温泉入って、温泉卵食べない?』

『昨日の夜、温泉入ったし、温泉卵は朝ご飯で食べたからいい』と却下。

七尾駅前には、小説に出てきたミスタードーナッツが存在。

いつか、のとかしま駅の桜と、のとじま水族館のイルカを見に行きたいな~…って聖地巡礼です。

 

『満足した?』

『うん、うん』

 

息子の運転技術確認という名目で、出かけたドライブ旅行。

長男・次男の時は、勝手に高速に乗っていた(乗らせていた)のに、末っ子に対しては『いつまでも小さい・幼い』イメージ。

つい、余計な心配をしてしまう母です。

本人は、初めての長距離運転で、疲れたものの、自信もついたよう。

正しく安全に、適度な緊張感をもって、運転するよう願っています。

 

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