2016.7.26 ポケモンGO

「母さん、散歩行こ」

週末の夕食後。

「今日は夕食前に(日課のウオーキング)済ませた」

なんで、突然のお誘い?

「いいじゃん、ポケモン探しに行こうよ~見たいでしょう?」

まんざらでもなく快諾。

 

スマホゲーム『ポケモンGO』が国内配信され、早速インストールした愚息。

どんなものか気になるし、付き合ってやるかと、川沿いの遊歩道へ。

 

画面を覗くと、自分たちが立っている位置、その周辺の地図がリアルに映されています。

「おーっ、すごーい!」

他愛もない会話をしながら、ぶらぶら。

「おっ!出た、出た!」

「やっぱ、川沿いは多いな~」

スタスタ歩いていたと思ったら、急に低速、停止。

「○○だ!ゲットしなあかん。よっしゃ~」

 

その姿は、小さかった頃の息子との散歩にリンク。

少し歩いては立ち止まり、虫がいたとしゃがみ込み、珍しい?石ころを拾い、木の幹を見上げては、クワガタやセミを見つけてみたり、一向に進まなかったあの頃。

 

「レアなポケモンだ。!母さん、見てみ~!」

それがレアなのかどうか。

昔、子供たちに付き合って、一緒にポケモン遊びをした家人(父)ならわかるでしょうが、娯楽担当は父任せにした母にはさっぱり?

 

気が付くと、同様にスマホを持った人たちが、集まっていました。

小学生くらいの男の子は、お父さんが同伴。

きっとお父さんのスマホを借りているのでしょう。

やっている本人たちは夢中で気が付かないけれど、第3者から見ると、とても不思議な光景。

「やったぜ、ゲットした。ポケスト(ポケモンゲットのためのモンスターボール補充エリア)に寄ってかないと、次ゲット出来ん」

 

今回の散歩で、『ポケモンGO』について、にわか知識がついた母。

親の知らない息子の日常も、世間話に多々盛り込まれていたし。

「いや~久々にこんなに歩いたわ~。母さん、付き合ってくれてありがと」

「明日も散歩しよっか」

ポケモンGOが目的とはいえ、息子と出かけられて嬉しい母。

なんだか、周囲に目を配りながら、犬の散歩をしている飼い主みたいですが。

 

 

今回は、遊歩道だったのでまだ良かったのですが、『歩きスマホ』は危険です。

『歩きスマホ』は視野が通常時の20分の1になるとも言われています。

また、常に歩きながら画面を見ている状態では、ピント合わせを常にしなければならず、目への負担も大きくなります。

『外へ出るようになった、歩くようになった』などと健康に良い面もありますから、上手に付き合っていきましょう。

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:公センセの家族・恩師・友人など 公センセの日常の出来事 眼に関すること

2016.7.19 学校保健委員会

学校保健委員会の時期です。

校医は、学校検診・保健委員会(各校1~2回)・就学時検診・就学時委員会は最低限の任務です。

 

今年の学校保健委員会では、眼科医の立場からは、まず色覚検査のこと。

希望調査になっていますので、予想よりも希望者は少なかったのですが、自分の色覚の特性を知るためにも、来年度学校で、もしくは年中眼科で検査ができますので、関心を持ってください。

 

次に視力のお話。

視力検査は、A・B・C・Dで分けられます。

A(1.0以上)は、一番後ろの席からでも、黒板の文字はよく見えている

B(0.7~0.9)は、後ろの方でも黒板の文字は、ほとんど読めるが、眼科受診を勧める

C(0.3~0.6)は、後ろの方では黒板の文字は見えにくく、眼科受診が必要

D(0.2以下)は、前の方でも黒板の見え方は十分ではないので、すぐ眼科受診を

一般にBでは、近視の始まりのことが多くC・Dでは、それ以外に目の病気も隠れている可能性があります。

また、低学年では、遠視や弱視の可能性もあります。

受診のお勧め用紙をもらっても1~2年放置している家庭もありますが、速やかに受診をお勧めします。

 

眼の病気に関しては、主に、瞼や結膜(白目)の部分を中心に診ます。

これも急を要する病気の場合もあるので、用紙をもらったら、速やかな受診を勧めます。

ここまでが、検診の結果のコメントで、あとは、トピックスをいくつか話します。

 

院長は、眼科学校医でもあり、日本医師会認定スポーツ医でもあるので、その立場からもお話。

学校現場では、眼外傷の多くはスポーツによるもので、球技(野球・サッカー・バスケット・テニス・バドミントンなど)が圧倒的に多くなっています。

後遺障害となった怪我のうち、20%以上が目の怪我となっています。

一度起きると重症になりやすいということです。

 

スポーツ外傷の9割は、保護メガネ(スポーツメガネ)で防ぐことができると考えられています。

 

球技をするから、コンタクトレンズを教師や友人から勧められる場合がありますが安易に勧めるのはどうか…という眼科医からの見解です。

 

などなど、他にも保健委員会でお話に、教師や保護者の方は熱心に耳を傾けてくださいました。

子供の成長を見られる検診とともに、保健委員会も好きな活動です。

 

歩いて行ったので、校門で、役員らしきお母さんに「PTAの方ですか?」と尋ねられました。

まだ、小学生の子供を持つ母で行けますか~?

 

カテゴリー:クリニックに関すること 公センセの日常の出来事 眼に関すること

2016.7.12 安心安全のCL

これだけ暑いと、眼鏡がうっとうしくなることも多くなり、コンタクトレンズ装用者も増えてきます。

現在コンタクトレンズのシェアは、ハードレンズ(以下HCL)とソフトレンズ(以下SCL)では2:8と、圧倒的にSCL装用者が占めています。

SCLの内訳では、1日使い捨てタイプが48%、2週間までの頻回交換用レンズが48%です。

使いやすさ、清潔さが好まれている結果といえます。

さらに、乾燥を感じない、ゴロゴロ感を感じないものは、より快適性が良いとの評価が高くなります。

また、40歳以上では、老眼にも対応する利便性も追加されてきます。

 

どんなレンズを選択するか?

レンズの素材、厚み、含水率やデザインなど。

コンタクトレンズの使用の仕方(生活様式、職業など)、ドライアイなど患者さんの状態。

それらを総合して選択できるのは、眼科受診者ならではの特典です。

インターネットや量販ショップではそうはいきません。

そういう特典に加え、?と思う質問を何でもできるのは、対面の診察ならでは。

近頃、医師の診察なしで、コンタクトを購入して、『こんなことになっちゃって~』という患者さんが増えています。

 

診察時の顔、目の印象は大切。

まず目を見つめます。

そして会話。

瞼の表面を観察。

瞼を裏返し、内側の異常の有無を確認。

角膜(茶目)結膜(白目)の状態もチェック。

症状、人によっては、この限りではありませんが。

問題なければ、最後に『安心してお使い下さい』の決め台詞(うちだけ?)。

この言葉に、院長が責任を持って『今回、選択したコンタクトレンズを安心安全に使える目である』ことを保証する意味が込められています。

安心安全を買いませんか?

 

カテゴリー:クリニックに関すること 公センセの日常の出来事 眼に関すること

2016.7.5 飛んでみた

「バスツアーで山梨まで、サクランボ狩りに行ってきた。良かったわよ~」と母の電話。

「いいな~サクランボ食べ放題。一度でいいから行ってみたい!」

 

早速休診日に催行されるツアーを探すも皆無。

個人で行くしかないと、家人をドライブに誘うと「4時間近く運転してまで、サクランボ食べたくない」

 

思えば思うほど、サクランボが気になってしまった今年。

調べてみると、『佐藤錦』の発祥地、サクランボ生産日本一の町が、名古屋から日帰り圏内にあることを発見。

山形県東根市。

『山形空港』があり、名古屋からは1時間5分のフライト。

 

お盆休みもお正月休みも旅行に行かなくなって久しい我が家。

家族全員は無理だけど、お盆休みの前倒しということで、果物を好んで食べない家人との『日帰りサクランボ狩り』を計画することに決定。

それぞれの日曜日の予定を考慮した挙句、予定した決行日は、サクランボも終盤戦とのこと。

 

当日、山形は雨。

傘をさしてサクランボ狩り?かと心配していましたが、ビニール屋根があり、全天候型で安心。

「食べ方はわかってるから、もぎ方を教えます。サクランボの実と反対側(上)に枝を引っ張って軸ごと取って。種はその辺に捨てていいから。んだ、んだ(全部山形弁なので、大体こんな内容)」

わーい。

たわわになるサクランボ。

どの木にしようか、あれこれ食べてみると、木によって甘さが違います。

お気に入りの木を見つけて、取る、食べる、種を捨てるを黙々と繰り返します。

最初は自分の背丈くらいのを取っていたのですが、脚立に上り上の方の実を食べてみたところ、更に甘みが強いことを発見。

枝を大きく張った老木?の上の方の太陽をたくさん浴びた、まん丸艶々の実が最高。

50個までは数えていたものの、どうでもよくなり、とにかく食べる、食べる。

制限時間は1時間ですが、さすがに20分も食べ続けると満腹。

我に返って、家人を見つけ「何個たべた?」

「20個くらい」

「え~!?たった20個!?少な~」

「食べすぎるとお腹痛くなるから~」

その分も頑張って食べよ。と、しばし休憩をしてラストスパート。

 

帰りのタクシーで「お客さん、サクランボたくさん食べました?(実際は山形弁)」

「思う存分食べましたよ~」

「夜、お腹ひどいことにならんといいですがね~」

ん?調べてみると、サクランボ中のソルビトール(糖アルコール)が、下痢や腹痛、ガス(おなら)産生を誘発するそう。

食べすぎれば…ですが。

明らかに食べすぎています…

 

 

せっかくなのでと、予約した名物の麩料理も食べて、胃はパンパン、あとは散策。

 

山形に到着から出発まで、わずか5時間半の滞在でしたが、思い切って飛んでみて良かったです。

でないと、この先も『サクランボ狩り、サクランボ狩り』と気になって仕方がないかも。

先取りした夏休み(お盆休み)の一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:公センセの日常の出来事
  • カテゴリー

  • 最近のエントリー

  • カレンダー

    2016年7月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
  • アーカイブ

  • タグ

先頭に戻る