2016.5.10 連れてって~

「いい店見つけたから行ってみる?」

「○○(男友達)と行って良かったから(下見)、デートに使ったらむっちゃ喜んどった。」

「母さんも気に入ると思う。」

「行く、行く~」

「ダイニングバーやで、夜しかやっとらん。」

「ダイニングバー!?お洒落~!連れてって~」

 

『ダイニングバー』とは、洒落たレストランにバーカウンターが付いている作りで、ちゃんとしたお料理がでてくる所らしい(行ったことはない)。

夜。街。お洒落。オバサンにはずいぶん昔のこととなってしまいました。

 

さて、お勧めのダイニングバーは、確かにお洒落でハイセンス。

店内は、薄暗くてムーディーな感じ。

 

まずは乾杯!ということで、飲める派は「ビール」、飲めない派は「ソフトドリンク」

「母さんは?」

「とりあえずビールかな~」と、言いつつも、ドリンクメニューを熟読。

「ワイン飲み比べセットにする」

「泡、白、赤で選んでください。」

泡、白、赤と銘柄までは読めるのですが、その講釈(ワインの特徴)が見えない!

「何しとるの~早く決めや~」

「これ、何て書いてある?」

「読めんの?」

「読めんのではなく、見えんの。読んで~」

隣の息子に読んでもらって、やっと注文終了。

近遠コンタクトレンズでは、この薄暗いムーディーな空間では、太刀打ちできません。

やおら、コンタクトレンズを外すか(近視なので外せば近くは見えます)、最初から眼鏡で来るか…

メニューの細かさから云って、老眼のオジサンオバサンは想定されていないのでは?

大人の女性なのに…何たる失態。

 

ダイニングバーだけあって、お料理はとても美味しく大満足。

「前は、ドリンクと料理1~2品しか頼めんかった。今日はスポンサー(親)がいるから、バンバン頼もうぜ」

隣の女子会には負けますが、長谷川家としては、まずまずの盛り上がり。

久しぶりの父子の会話に父(夫)もまんざらではない様子。

お勘定を済ませ、外へ出ると

「まじ、美味かった」

「あざーした」

「ごっちゃん」と息子たち。

予想外の出費にも関わらず、「また母を連れてって~」と馬鹿母(私)。

オバサンならではの失態ありのダイニングバーデビューでした。

 

 

カテゴリー:公センセの家族・恩師・友人など
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