2016.3.15 物損?
今年の名古屋ウイメンズマラソンは、テレビでちらっと観戦。
ウイメンズで自己ベスト(4時間19分)を出して以来、フルマラソンからは離脱したものの、
豊かな老後を目指しランニングは続行。
今日もランニング♪
川沿いの歩道に出るため、一方通行の道を左右確認して横断しようとしたところ…
ガツーン!
『えっ、何なの?』
『痛ー!どういうこと?』
道路に横たわっている自分。
頭と手と腰が痛い…
触ると生温かい血がぽたぽた…
路面に血痕。
『大丈夫ですか?救急車呼びましょうか?』
自転車の運転者らしき人が。
一方通行の反対側から自転車が走ってきて、横断中の歩行者(私)と衝突したらしい。
やがてピーポーピーポーと救急車が。
大事をとってストレッチャーで救急外来へ。
意識クリアー、頭部CT異常なし。
眉毛上の裂傷は、縫合かテーピングかというところで、テーピングに。
腰と腿はたぶん打撲傷のみ。
とりあえず大事に至らずホッ。
一般的には、その後眼科を受診するのでしょうが、眼科医である自分は
『瞳孔不同なし。急激な視力低下なし、視野の狭窄・欠損なし』と自己判断にて経過観察。
頭部・額の打撲で目に異常が来ることは稀ですが、眉毛部を打った時は要注意です。
特に、眉毛外側の打撲では、視神経を保護している視束管[しそくかん](視神経が
頭蓋内に入っていく際に通るトンネルのような細い骨の穴)と呼ばれる骨が破損し、
視神経が障害され、さらに視力・視野障害を起こし、一瞬にして失明することもあります。
眼科医だけに悲惨な症例にも遭遇しています。怖い、怖い。
さて、だんだん眼の上が腫れが目立ってきました。
翌日には目を囲うように皮下出血が。
額のテーピングの傷は、目立たないテープで覆い前髪で隠す。
目の周りは、濃いアイシャドーで描いたように拙い化粧テクニック全開でごまかし。
大きな口をあけて話す時には、傷口が引きつり痛みますが、
幸い眼科診察室は暗室なので気が付かれることはなく…毎日が過ぎています。
それにしても…被害者が元気とわかったからか、警察の対応処理にはむかっ!
私は物?ですか?
何も来ないのを確認してゆるゆるランで横断したのに。
まさか一方通行の反対側から猛スピードで自転車が来るとは!
大事に至らず、不幸中の幸いと思うしかありません。