2015.12.22 知多半島横断

ウオーキングを始めて半年の家人。

仕事がない夜は歩きます。

付き合って同伴。

ベルトの穴も一つ減り、ゴルフラウンドも楽々になり、体調良く、

いいこと尽くめで止められないよう。

 

日曜日はそろそろ大掃除を…と予定していたところ、昼休みに

「オレンジライン歩きませんか?」のお誘いメールが。

『オレンジライン』とは、名鉄河和口駅・名鉄奥田駅を発着とし、

知多半島を横断する全長11.1キロのハイキングコース。

「スニーカー履いて、お弁当持って、ふりそそぐ太陽の光りとさわやかな風と潮の香りを

五感で感じてみませんか」の謳い文句。

なんだか素敵で楽しそう。

どちらをスタートにするかは、当日の列車次第ということにし、

特急河和行きが来たので乗車。

スタートは名鉄河和口駅となりました。

JRや名鉄主催のウオーキングとまではいかなくても、

それなりの人を想定していた二人。

無人駅で降り、ウオーキングするのは見渡す限り我々一組のみ。

何となく前途が不安。

小さな看板を見てスタート。

まばらな民家のある坂道から始まり、里山を登ったり下ったりに、「引き返す?」

「行きましょう。行けますとも」

脚力のある方(ランナー)が、愛の励ましを投げかけ、ひたすら歩きます。

変わらない景色と坂道に、次第に蟹喰う人(無口)になる二人。

車も通れない狭い道を、昔の人は荷物を担いで行き来したのだと思うと、

リュック一つは軽い軽い、と思わないと。

知多半島を縦断する自動車道の高架を渡り、やっと半分。

後半は起伏がなだらかで、ぐっと楽になりました。

「河和口からスタートで良かったね~」

そして海が。

「海が見える~」(天城越えの音階で)と心の中で喝采。

春は潮干狩り、夏は海水浴、秋は夕焼けが売りらしいのですが、

今回冬は海苔の養殖を見ながらお弁当タイム。

ゴールまであと少し。

海岸線を歩き、南知多ビーチランドを横目に、ゴールの知多奥田駅に急ぎます。

全長11.5キロ、2時間半弱、完歩。

帰りの電車では爆睡する家人。

知多半島横断は、かなりハードなハイキング。

一度は「オレンジライン歩きませんか」

もれなく筋肉痛付いてきます。

 

 

今年もありがとうございました。

引き続き地域医療の一端としてお役に立てればと、頑張っていきます。

よろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

 

 

 

 

 

 

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2015.12.15 忘年会

「今年もお疲れ様でした~」

ポリフェノールいっぱい血液サラサラ(とお店の人がお勧め)の原液ブドウジュースで

乾杯!

当院のささやかな忘年会。

コースが始まり、お料理への興味や世間話など、いつもながらわいわい。

夏の開院記念日の食事会では、この流れでコースの最後まで行ってしまったので、

忘年会ではひとりひとりのあいさつの場を忘れないようにとスタッフに念押し。

1年を振り返っての感想や近況報告、抱負など何でもOK。

全員統一のお題として、「今年初めて…だったこと…したこと」

「愛犬の手術、入院」「交通事故」といった出来れば回避したかったアクシデント系。

「競馬場に行った」「晩酌を始めた」といった手っ取り早く初体験が出来る享楽、

娯楽系。

「遠く離れている家族に会いに行った」「息子の彼女が家に来た」

といった家族の愛の確認系。

「筋トレを始めた」「コンペ参加」の身体挑戦系。

「大きな学会参加・勉強」の頭脳挑戦系。

などなど。

子どものころに比べて初体験・初挑戦などの大きさは小さいものの、

まだまだ色々あります。

若いスタッフが「勤続年数初○年目に入り感謝しています。引き続き頑張ります」

と言ってくれたのにはジーン。

みんな頑張ってくれて、こちら(院長)こそ感謝です。

最近、都心の職場ではお酒なしの『モーニング忘年会』や『ランチ忘年会』

が好評なのだそう。

モーニングコーヒーで乾杯、とか。

当院も以前は忘年会は夜に、という固定観念で開催していましたが、

今では何を企画するにしても昼間が定番。

夜、若い人はそれぞれの予定があるだろうし。

オバサン(院長)は、ふだんのリズムを崩すと翌日がつらいし。

全員参加の忘年会、美味しいお料理と楽しい会話に盛り上がり、

無事お開きとなりました。

 

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2015.12.8 盲目の人々・最後に見たもの・海を見る

リニューアルオープンしたばかりの豊田市美術館。

『ソフィ・カル 最後のとき/最初のとき』の展覧会を観賞してきました。

『ソフィ・カル』は、53年生まれのフランスの現代美術家で写真と言葉を組み合わせた

作品で知られています。

 

生まれつき目の見えない人々に、「美のイメージとは何か」と問いかける『盲目の人々』

人生の途中で視力を失った人々にインタビューした『最後に見たもの』

生まれて初めて海を見る人々の表情をとらえた映像作品『海を見る』

視覚に関するこの作品展は、どうしても見ておきたい!と、

久々に美術館に足を踏み入れました。

 

『盲目の人々』『最後に見たもの』いずれも、当事者の肖像写真と、語り、

そしてそれをイメージする写真(決して盲の当事者には見えない)から

構成されています。

 

『盲目の人々』が見たこともない『美』のイメージは、海だったり、

青いという語だったり、魚だったり、オオヤマネコの毛皮だったり、白い杖だったり…

その中のひとりは「’青い’という語は、ただ口にしてみるだけでも、美しいものです」

(今回とても気に入ったフレーズです)

生まれつき盲目でありながら、視覚以外の感覚と想像力によって確固たる『美』

があることに驚きました。

 

一方『最後に見たもの』は中途失明(それも多くは突然に)の人々が答えたもの。

生来盲目の人々と違って、失明の原因は、病気だったり、

事故(交通事故、銃が貫通など)だったり。

最後に見たものは、大多数が失明の原因に関連する人・もの・景色で、

やるせなさを誘いました。

『美』シリーズからは「希望」が伝わってきたのに対し、『最後の見たもの』では

「無念」が伝わってきました。

盲目の人々の肖像写真の目の状態やエピソードから、病気や外傷の原因や程度を

想像してしまったのは、眼科医ならではの性かも。

見えない人と向かい合い、作品を完成させる。

ソフィ・カルの作品は、どれも真っ向から向き合い、

見る者を強く揺さぶるものばかりでした。

 

 

 

 

 

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2015.12.1 誕生日プレゼント

「今年(の誕生日プレゼント)は、知多半島を予定しているんですけど、どうですか?」

「いいね~行く、行く~。連れてって~」

誕生日月の10月はいつも公務で多忙のため、11月に決行。

 

こうクリニック一行は、「めんたいパーク(明太子のお店)」経由、南知多町へ。

まずはお風呂でしょ!と、開いたばかりの浴場へ。

10階の展望風呂から眼下の伊勢湾を一望。

他に人気がない貸切状態に、4つあるすべての露天風呂を自由に出たり入ったり。

瓶のようなお風呂に入り、海を眺めてたたずむ美女(スタッフ)。

静寂の中、おしゃべりに花が咲く、咲く。

家ではバブの泡が出終わるまでの短時間しか浸からない院長にとっては、とうとうグロッキー。

ゆっくり入浴を楽しんだあとは、お待ちかねのお昼ごはん。

誕生日記念にと、赤飯おにぎりと記念写真がサービス。

デザートのアイスクリームに至るまでわいわい。

身体も芯まで温まり、美味しい食事もいただき、帰路へ。

「えびせんべいの里(えびせんべいの工場直販)」では、満腹はどこへやら?と様々な種類の試食をし、買い物をし。

 

「先生、良かったですか?」

「良かったですとも!!」

日常を忘れて気分転換でき、スタッフと裸の親睦も。

院長冥利に尽きます。

素敵な誕生日プレゼントをありがとう~

 

 

 

 

 

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