2015.1.20  目暖足熱

診察室にはエアコンが効いているのですが、年甲斐もなくスカート・ワンピース派の院長は足元の寒さが気になるように。パンツ(ズボン)をはけばいいのにと言われそうですが、慣れない格好は気恥ずかしいもの。そこで今年はついに机下にすっぽり入るファンヒーターを設置しました。これが思いの外ぬくぬくで満足しています。頭寒足熱とはよく言ったもの。

ところで頭は温めないほうがよいのですが、目は温めるとドライアイや疲れ目に効果的です。涙は油・水分・ムチンの三層構造からなっていて、最下層のムチンは涙が流れ落ちないように目の表面に粘着する糊の役目ですが、最上層の油層は涙の蒸発を防ぐ役目をしています。この油は、瞼の際にあるマイボーム腺という脂腺から出ています。目を温めることで脂腺の働きを活発にし油層を保持します。疲れ目に対しては、血行を良くすることでピント調節に関わる筋肉(毛様体筋)の凝りをほぐします。ドライアイの治療で涙点からコラーゲンゼリーを挿入する方法がありますが、そのあとゼリーを固化するため目をしばらく温めます。たいていの患者さんは気持ち良くなりうとうとされます。リラックス効果抜群なので、市販の温熱シートや蒸しタオルで試してみてください。お肌の曲がり角をとっくに過ぎた目元の張りも心なしか良いような…

カテゴリー:クリニックに関すること 公センセの日常の出来事 眼に関すること

2015.1.13 ぜんざいヒヤリ

春の七草が過ぎると鏡開き。毎年スタッフも楽しみにしている恒例の行事です。ぜんざいを作るのは院長の担当、十八番のぜんざいを振舞うのは自分が一番楽しみにしているのかもしれません。まずは小豆を選別するところから。一晩浸して火にかけます。沸騰したらことこと煮て一度お湯を捨てます。ふたたび、ことことと豆が柔らかくなるまで煮ます。ここにお砂糖を投入。砂糖が溶け粗熱が取れたら、またことこと。最後に味を確認。隠し味に塩少々。で、出来上がりです。今回、煮あがって味を確認したところ、ん?何やらしょっぱい。お玉に塩気が付いていたのかと、替えてみても同じ。味覚がおかしくなったかと家人に確認するも「何、これ?しょっぱーい」今回、袋の砂糖が足りず棚に並べてある砂糖の容器から不足分を入れたはずでしたが…隣の同じ型の容器の塩を入れたらしい…のです。調味料は「さしすせそ」の順にと言う通り塩の威力はすごい。これでは食べられず、泣く泣く捨てる羽目に。もう一度最初から。慣れに慢心せず、何事も初心に帰って確認しながら作りなおし。容器にはラベルの貼り付け、塩と砂糖の結晶の確認、味の確認をして投入。今度は、満足できるいつもの味になりました。スタッフも喜んでくれ毎年の鏡開きとなりました。やれやれ。良かった!

視覚障害や色覚障害には、大きな文字や明るさ、コントラストが手助けになります。その他、聴覚、触覚など視覚以外の五感もフルに使うことで補うことが出来ます。障害がなくても加齢などで様々な能力は低下していき、上記は自分たちにも当てはまります。今回のぜんざいの出来事では、ヒヤリハットと危機管理の問題も提起してくれました。

カテゴリー:公センセの日常の出来事

2015.1.6 今年もよろしくお願いいたします

あけましておめでとうございます。厳しい寒さで迎えたお正月でした。まさか名古屋で雪の新年を迎えるとは!今年は羊年。迷える子羊(自分の場合もう羊ですが)ならぬ迷医(迷える医師)にならぬよう、明医(明るい医師)をモットーに、名医目指して今年も地域医療に少しでもお役に立てたらと思います。スタッフ一同よろしくお願いいたします。

年末に患者さん用トイレを改修しました。洗面所まで一つの空間にし広くなりました。好きな建築家にお願いしました。

お正月休み。遠出もなかった日々は、ビデオ、読書、お料理三昧。高倉健の格好良さに惚れ惚れし、たまった小説を片っ端から読みまた購入。新聞や雑誌から切り抜いた料理の数々は、厳選し?再現。半分ほどは不評。料理研究家のレシピなのに…斬新なメニューを選んだのが良くないのか、こちらの腕が原因なのか…

カテゴリー:クリニックに関すること
  • カテゴリー

  • 最近のエントリー

  • カレンダー

    2015年1月
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031  
  • アーカイブ

  • タグ

先頭に戻る