2014.11.11 介護の日

今日11月11日は「介護の日」だそう。「平均寿命」から「健康寿命」(日常に制限のない期間)を引いた年数は、男性で約9年、女性で約13年といわれ、人によってはそのまま差の期間が要介護の時期となる可能性もあります。元気な人、自立できる人が多い眼科ではふだんは「介護」にはほとんど関係ありませんが、往診に行くと、介護現場を目の当たりにします。依頼先は、個人宅から有料老人ホーム、ケアハウス、グループホーム、特別養護老人ホームなど多種に渡ります。妻または夫、子供が献身的に寄り添っておられるのは家庭ならではの介護。職業ではあるけれども思いやりを持って接しておられる施設のスタッフ。寝たきりの患者さんからの反応は乏しいですが、往診によって家族の安堵を感じられることは嬉しいことです。また、認知症の患者さんでも「遠いところまで足を運んでくださり有難いことです。おかげさまで…」などと言われ恐縮してしまいます。往診で出来ることは限られていますが、介護の一端を担う役として微力ながらサポートしています。緑区医師会では在宅医療研究会(家人が世話人)が立ち上がりました。各科の医師が連携して患者さんの余生をよりよいものにしていけたらと思います。

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