2013.10.8     散瞳(さんどう)検査をうけてみる

当院のクリニックの花壇もコスモスが咲き乱れ、金木犀の香りとともに秋を感じさせてくれます。

さて、以前から明るいところでミジンコのようなものが見えていた院長。「虫が飛んでいるみたい」「細かい糸くずが見える」などと来院される患者さんは多く、そのたびに茶目(瞳孔)を薬で大きく(散瞳)して眼の奥(眼底)をぐるりと観察します。心配ないもの(老化とか)がほとんどですが、中には網膜剥離や眼底出血など病変がある場合も。近視も強いし放置は医者の不養生ともなりかねないので、意を決して某病院へ。「上を向いて、右上、右…」と360度観察。これがひどくまぶしいのですが、ふだんは自分が診察している身ゆえ、指示どおりにするのも医師にとって優良患者。眼つぶしのような光のシャワーが終わり「心配ないよ」にやれやれでした。帰路、天気の良い日だけにまぶしさは最高潮。通常は、明るい所では瞳が絞られまぶしさを軽減させますが、薬の作用で絞りが働かずまぶしいまま。せっかくの休診日、楽しみにしていたデパートの大北海道展もスルーして帰ることに。時々瞳孔を大きくする検査(散瞳検査)をした後、平気で車で帰ったという強者の患者さんがおられますが、検査後の運転は絶対しないでくださいね。貴重な散瞳体験でした。

カテゴリー:公センセの日常の出来事 眼に関すること
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