2012.01.24
2012.1.24 ありのままで
健康、美に関する新聞広告が目につくようになったこの頃(年齢?)。「ぐんぐん良くなる、回復する」などというキーワードは魅力的。しかし、たとえば視力についての広告。「視力1.5を目指して頑張る」などと書いてあると、眼科医としては???視力とは眼科的に定義がありますが、簡単にいえば切れ目のある輪っかの方向がわかる力。でも、視力は頑張るものではなくて(他の医学的データも同様)、その時の状態を見るものであり、また眼科医は裸眼視力よりも矯正(レンズを加入しての)視力や屈折値(近視、遠視、乱視の程度)を重視。医学上のデータは、ありのままを出すことで、より適切な診療への指針となります。視力も視野も頑張らなくていいです。できれば、受診はすっぴんの方がいい位なのです(まずは顔色チェックから)。
投稿日:2012年01月24日
カテゴリー:クリニックに関すること