2022.6.21 ちゃんと珈琲
アフタヌーンティー人気の昨今。
インスタ映えするらしく、ヌン活と言う言葉もあるそうです。
20年くらい前に、紅茶ブームがあり、院長も紅茶にはまった一人。
紅茶○○という資格(と言っていいものか?)が取れると言う、通信講座を受けたことがあります。
茶葉の種類、大きさや産地、香り、テスティングなど課題をこなすと一通り紅茶通?になれました。
茶葉にこだわり、水にこだわり、茶器やポットにこだわり…
当時は、名古屋(緑区)にさえ、茶葉や産地に特化したお店はありませんでした。
また、ジャンピング(お湯の中で茶葉が舞う)効率の良いポットも見つかりませんでした。
東京の学会の時に、紅茶専門店を探し、ポットや茶葉を買って帰ったこともありました。
しかし、いつの間にか気が付くとコーヒー派に。
院長にとっては、落ち着くよりも、気合を入れる朝の飲み物です。
先日、とあるコーヒー教室に参加しました。
某コーヒー豆(焙煎)店のオーナーが講師です。
ざっと話を聞いた後に、3種類の飲み比べをします。
ごくっと飲むのではなく、軽く一口飲んで、鼻孔に来る香りを感じながら味わいます(と助言)。
No1.酸味弱く苦み強く香ばしい
No2.酸味強く柑橘系の香り
No3.酸味と苦みのバランス良し
3種類を飲み比べると、明らかに違いが分かります。
どれが普段飲んでいるのに近いか、好みかも。
コーヒーは、産地と焙煎具合(浅入り・深入り)で味が違うそうですが、焙煎のほうがより味に違いが出るそうです。
普段愛飲しているコーヒー粉は、スーパーで手に入るものですが、コクや苦みの強めのものなので、焙煎も深いのかもしれません。
紙フィルターを通して入れた場合と、フレンチプレス(紅茶を頼むと出てくる筒形ポット)の場合では、コーヒーの油脂が混じるか否かで味が違うそう(院長も味わって実感)。
ハンドドリップで入れるお手本も見せてもらいました。
ミルで豆が挽かれていくと、辺り一面に芳しい香りが漂います。
美味しく入れるのに、ペーパーフィルターの紙質はポイントとのこと。
注ぎ口の首が長く細いケトルから、周囲にお湯をかけ、豆を膨らませ、その後中心部を楕円を描くよう湯を少しずつ注いでいきます。
コーヒー粉が、ふくふくと盛り上がっては沈んでいくのを見ているのは楽しい。
煎り立て、挽き立て、淹れ立てのコーヒーは最高!
プロがやると、会議室でも、ちゃんとしたコーヒーが出来るなんて!
ちょっとプロから話を聞くだけでも『へ~』の連発(知識増)。
コーヒーメーカー任せですが、ふだん飲んでいるコーヒーも、それはそれで美味しく飲んでいた院長。
コーヒー教室の翌日、いつもの手順で淹れたコーヒーなのに何か違う。
『いつもと同じ』と家人。
う~ん!?
香りです。
嗅覚の記憶も侮れません。
以前往診に行った障がい者施設では、入居者が当番でおやつ時のコーヒーを挽いていました。
芳しいコーヒーに包まれて診察をしたのを思い出します。
やはり豆を挽くところから…(煎りはプロに)
ミル単独を買うか、ミル搭載全自動にするか…考える時間が楽しい。
1日3杯コーヒーを飲んだ健常人は、飲まない群に比べて眼圧が優位に低かったという結果があります(対象約1万人)。
これが緑内障予防になるかは、まだまだ不明です。
しかし、気合付けに飲むモーニングコーヒーの習慣は継続していきます。