春らしい陽気な空を窓越しに見ています。風邪を引いたのかといつものように3日以内で治癒しようと試みたものの一向に軽快せず、むしろ鼻症状が増悪。鼻詰まりで’まみむめも’がしっかり発音出来ないと思えば、今度はさらさらした鼻汁がたらーと出てティッシュが手放せません。料理も鼻閉のせいでいまひとつ何が何だか?という状態です(嗅覚も重要!)。あやうく誤飲しそうになり、食べることが全然楽しくありません。それ以前にお料理も。夜になると耳がつんつんしてきて、寝ている時鼻閉のままだと口呼吸で喉と舌がひりひり(鼻腔を通過した空気は90%の湿度を得ます)。そのため夜中も目覚めて熟睡できません。血液検査をしてみると、ガーン!スギ抗体+!この年になってスギ花粉症初発症でした(と、ここまで書いて昨年も目のしょぼつきでアレルギーの検査をたことを思い出した私。あのまま一時的で治まってしまったのですっかり忘れていました)。毎年1%程度の人が新たに発症する傾向があるといわれていますが、ついにわたしもその有難くない1%に入ってしまったようです。原因はスギだった…と悩んでいても仕方がないので、原因が分かれば対策です。まずは、天気の良い日の外出は極力回避(室内の仕事は幸いしていますが、患者さんの入室とともにくしゃみが出ることも)。マスクの着用。空気清浄機。抗アレルギー剤の内服を朝晩欠かさず、症状に応じて追加、変更(身をもって効果を確認)。洗濯物は乾燥機に一任(家事軽減にも一役)、花粉症対策グッズ(北見のはっか油愛用)も活用!などです。原因に沿って対策を立てれば完璧に克服は無理でもそれなりの効果はあるようです。昨年までは自転車で出かける季節でした。しかし今年の春からはお花見はお預けです。永年スギ花粉症の夫への配慮を今年やっと出来るようになった私。患者さんへの説明にも熱が入ります。スギ花粉症の同士として患者さんにも夫にも共感できたことは医師として、妻としては収穫とプラスに考えましょう。