2016.2.9 視線が怖い

『視線の恐怖』の『視線』と言う言葉が気になってEテレ(教育テレビ)を見ました。

 

視線が怖い…?

真っ先に浮かぶのは『ガンつけ』

経験したことはありませんが、そんなことがないように、

その手の人とは関わらないようにしている人が一般的でしょう。

次に浮かぶのは『サスペンス』ドラマや映画での登場人物の視線。

好んで見る人もいるでしょうが、自分はこの手のドラマは避けるか、

仮に遭遇しても下を向くか目を閉じます。

 

しかし、この番組で取り上げられていたのは、そうした誰もが想像する視線ではなく、

普通なのに普通ではない視線に対してでした。

『視線恐怖症』というそうです。

 

『視線恐怖症』はさらに、

他人の視線が気になってしまう『他者視線恐怖症 』

相手に不快感を与えてしまうのではないかと、自分の視線の置き場に困る『自己視線恐怖症』

自分の視線が相手を不愉快にさせてしまうのではないかと思い、

相手を正視できなくなる『正視恐怖症』

視線を向けてはいけないと意識するほど、そちらにちらちらと視線がいってしまう『脇見恐怖症』

に分けられるそうです。

何気ない一言や体験がきっかけになることもあり、

周りの目が気になり始める中高生の約30%が該当するというデータも。

『視線』につられて見た番組でしたが、『こころ』の話題でした。

専門外の勉強になりました。

 

『目は口ほどにものを言う』

鼻や耳ではそうはいきません。

仕事柄、視線が怖い?ほど、毎日人の目をじっと見つめ、観察しています。

でも、鋭い目つきの中に、温かさも持っています。

 

人を見つめることは、相手に興味・関心を抱く自然で大切なサイン。

返ってくる温かいまなざしは、うれしいサイン。

そう思って、いつでもどこでも、きょろきょろして、

気になれば興味の視線を向けるおばさん(私)です。

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2016.1.26 ヨーグルトと花粉症

「明日から毎日ヨーグルトを食べよう」花粉症の家人が提案したのは1か月前。

意外にも三日坊主にならず、今日まで朝食後のヨーグルト生活が続いています。

ヨーグルトも毎日食べるとなると、あれこれ銘柄選びが楽しい。

生乳100%、生クリーム入り、低脂肪、無脂肪や豆乳ヨーグルト。

プラスチック容器にアルミパウチ。

お気に入りが、またひとつ、ふたつ。

そして…日持ちがするので、魅かれて集めていたものの、米飯主体の我が家に出番は

滅多になく、カビが生えてしまい泣く泣く捨てるはめになったこともある

コンフィチュール(ジャム)。

定番のイチゴやブルーベリーから北のハスカップやルバーブ(ふき)、

南のマンゴーやバナナなど珍ジャムまで、ヨーグルトに合わせて選ぶ楽しみもできました。

 

花粉症に効くというヨーグルト。

そろそろスギ花粉の飛散も始まり、期待が高まります。

花粉症にヨーグルトが効く理由は…

アレルギー症状は、2種類ある免疫細胞(Th1細胞、Th2細胞)のバランスが乱れることで

起こります。

Th2細胞が増加することで、花粉症の症状が引き起こされますが、

乳酸菌・ビフィズス菌は腸内環境を整え、免疫細胞のバランスを整えます。

実際に薬ではないので、効果は定量化されていませんが…

信じる者は救われる。

身体に良いことには違いありません。

 

今年の名古屋の飛散開始は2月10日頃。

なんと昨年の約8倍。

ヨーグルトだけでなく、アレルギー予防薬も始めた院長。

数年前のスギ当たり年に『初』スギ花粉症患者になった時の、

つらい思いは忘れてはならない…と自分に言い聞かせています。

「花粉が飛ぶ前にお薬使いましょうね~花粉症のつらさが全然違いますよ」

スギ花粉飛散ピークの時期に毎年言っている言葉です。

加えて今年はヨーグルトも推奨。

院長自ら実証します。

 

 

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2016.1.19 染めだし

学校保健委員会がそろそろ始まる季節です。

毎年保健活動の一環で行われるのが、歯磨き後の染めだし。

磨き残しの箇所が赤く染まり、もう一度そこを重点的に磨きます。

自身の小学生の頃からある、かなり歴史ある保健行事。

その後自己流の磨き方に戻り、たまに歯科で指導を受けるも、再び自己流に戻る。

たぶん多くがこの繰り返しでは?

 

さて、赤く染まる箇所の正体は歯垢。

歯垢は、約8割が水分、残り2割が細菌やその代謝物(タンパク質など)から

成り立っています。

このぬめりはバイオフィルムと言って、台所の流しのぬめりもそう。

バイオフィルム内では、様々な細菌がうじゃうじゃ。

 

そんなわけ?で、眼科分野にも染だし液が使えます。

それはコンタクトレンズケース。

レンズケースに染だし液を使ってみると…

歯垢と同じく、バイオフィルムが形成されて部分が染まります。

最近では、洗浄液ごとにケースが付いていることが多く、

以前ほどではなくなったにせよ、汚れているケースを使用している人の方が、

結膜炎や角膜炎を起こす人は当然多い。

レンズもケースも洗っているつもりでも、こすり洗いをしなければ汚れは落ちていません

(食器も同じですね)。

ケースが汚れていれば、きれいに洗ったレンズに再び汚れ(細菌)が付いてしまいます。

ネットや量販店で購入しトラブルになって来院される場合、

意外とこうした基本を知らず、正しい手入れをしていないことが多々あります。

最終的にコンタクトレンズで失明?…あります。

たかがコンタクト。

でも怖い。

だから定期検査が重要。

コンタクト使用の知識も必要。

 

いつも「公センセの部屋」を書いていると、ふと頭に音楽のワンフレーズがよぎる院長。

今回の曲はテレサテンの『時の流れに身を任せ』

「ピンク (あなた) の色に染められ~きれいになれたそれだけで~♪♪」

染だし液の歌?にぴったり。

染めてみませんか?歯とコンタクトレンズケース。

意外な結果が出たりして…

 

 

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2016.1.12 鏡開き

1月11日は鏡開き。

11日が日祝日の場合、直近のスタッフが全員そろう日が、こうクリニックの

鏡開きと勝手に決めています。

というわけで今年は9日(馬九うまく行く)。

そもそも、鏡開きにぜんざいを食べるのは…

赤い小豆のぜんざいには邪気を祓い、病気から守る意味合いがあり、

そこに神様にお供えをして力が宿った鏡餅を入れて無病息災を祈願することが

由来のようです。

恒例のぜんざい作り。

ぜんざいに限って言えば『ワタシ、作るひと』

「お母さんの得意料理は?」と聞かれれば、間違いなく「ぜんざい」と答える息子たちのはず。

小豆をより分け、水に一日浸し、煮始めます。

ことこと煮込む時間が大好きです。

沸騰したらびっくり水を入れて、また沸騰させてことこと。

小豆が柔らかくなったら、砂糖を入れて、再びことこと。

最後に隠し味に塩をひとつまみ。

先日、映画『小さな岬の物語』を見たばかりだったので、主人公の吉永小百合演じる

喫茶店主がコーヒーを入れる時のように、ぜんざいに向かって『美味しくな~れ』と、

今年初めて唱えてみました。

スタッフみんなの喜んでくれる顔を想像して。

自分では今年も納得の出来栄え(ぜんざいに関しては手を抜かない)。

今年も病気せずに頑張ってね~と祈願しつつ、ぜんざいを振舞ったのでした。

 

ところで…

11日Eテレ(NHK教育テレビ)で、片目の騎手の特集を見ました。

落馬事故で片目を失明するも、再度騎乗復帰した高知競馬場の宮川実ジョッキーです。

片目を隠して歩くだけでも、ふだん両眼で生活している私たちにとっては難しいことです。

並はずれた身体能力と努力。

負け続けで出走したハルウララで有名な高知競馬場ですが、

また応援したくなる競馬場、ジョッキーを見つけました。

11日宮川ジョッキーの無病息災も願って…

 

 

 

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2015.12.8 盲目の人々・最後に見たもの・海を見る

リニューアルオープンしたばかりの豊田市美術館。

『ソフィ・カル 最後のとき/最初のとき』の展覧会を観賞してきました。

『ソフィ・カル』は、53年生まれのフランスの現代美術家で写真と言葉を組み合わせた

作品で知られています。

 

生まれつき目の見えない人々に、「美のイメージとは何か」と問いかける『盲目の人々』

人生の途中で視力を失った人々にインタビューした『最後に見たもの』

生まれて初めて海を見る人々の表情をとらえた映像作品『海を見る』

視覚に関するこの作品展は、どうしても見ておきたい!と、

久々に美術館に足を踏み入れました。

 

『盲目の人々』『最後に見たもの』いずれも、当事者の肖像写真と、語り、

そしてそれをイメージする写真(決して盲の当事者には見えない)から

構成されています。

 

『盲目の人々』が見たこともない『美』のイメージは、海だったり、

青いという語だったり、魚だったり、オオヤマネコの毛皮だったり、白い杖だったり…

その中のひとりは「’青い’という語は、ただ口にしてみるだけでも、美しいものです」

(今回とても気に入ったフレーズです)

生まれつき盲目でありながら、視覚以外の感覚と想像力によって確固たる『美』

があることに驚きました。

 

一方『最後に見たもの』は中途失明(それも多くは突然に)の人々が答えたもの。

生来盲目の人々と違って、失明の原因は、病気だったり、

事故(交通事故、銃が貫通など)だったり。

最後に見たものは、大多数が失明の原因に関連する人・もの・景色で、

やるせなさを誘いました。

『美』シリーズからは「希望」が伝わってきたのに対し、『最後の見たもの』では

「無念」が伝わってきました。

盲目の人々の肖像写真の目の状態やエピソードから、病気や外傷の原因や程度を

想像してしまったのは、眼科医ならではの性かも。

見えない人と向かい合い、作品を完成させる。

ソフィ・カルの作品は、どれも真っ向から向き合い、

見る者を強く揺さぶるものばかりでした。

 

 

 

 

 

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2015.11.24 茶くま・青くま

鏡を見ては、眼の下の影が何となく気になるこの頃。

特に、鏡を前にして、筋トレをしている時のお化粧崩れの顔ったら。

加齢による「たるみ・くすみ」と言ってしまえばそうなのかもしれないのですが…

「ここ、少したるんでない?少し、くすんでない?」「そう?気にならないわよ」

尋ねる相手は良い答えばかり(それが大人の嗜み?)。

気になるのは自分だけ?

しかし、何とかしたいのが女心。

 

まずは、化粧品コーナーへ。

若干のたるみもありますが、経年の色素沈着による『茶くま』だそう。

美白化粧品を勧められ、紫外線予防や保湿のアドバイス。

(年をとると化粧品代が上がります)

加えてコンシーラーも勧められ、販売員さんにメイクしてもらうと、

悩んでいたのがウソのようです。

それ、お買い上げ!

 

加齢に伴い『茶くま』が増えるのに対し、若い世代に多いのが『青くま』

通常いわれる『くま』のことです。

寝不足、疲労、PCやスマホの使い過ぎからの眼の下のうっ血がおこり出来ます。

眼の下の皮膚は薄いので血管が透けて見えやすいからです。

当院でも、眼の下の『青くま』が気になり来院されることがあります。

睡眠をしっかりとって、市販の温パック(メーカーにより色々)で眼を温めるのが

お勧めです。

 

『茶くま』も『青くま』も言葉だけ聞くと可愛い響きですが、

どちらも出来てほしくないもの。

校医をしている『くまっこ』たち(熊の前小学校)は、『茶くま』にも

『青くま』にも縁のない、ゆで卵のような張りのあるピンクの瞼。

「うらやましい~」検診の度、実感します。

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2015.11.10 団扇で視力?

就学時健診の時期になりました。

5校のうち3校が小学校の眼科学校医としては、春の検診に次ぐ忙しい木曜日が

続きます。

 

近隣の3校は一時のピークは過ぎたものの、新興住宅地ゆえ児童は多数。

 

子どもも親も時代?によって変遷(挨拶・仕草・応答の仕方から容姿、ファッションまで)

を感じるのは、3校中2校は教師を含めて、一番の古株!になったせいかもしれません。

 

今年は眼科教室で待っているだけではなく、視力検査の教室を覗いてみました。

学校によって違いますが、共通しているのは、視力の目安となる輪っか(ランドルト環)

を見せてその切れ目が合っているかで視力の判定をしていることです。

A・1.0の指標が見える。

B・1.0の指標が見えないが0.7は見える。

C・0.7の指標は見えないが0.3は見える。

D・0.3の指標が見えない。

で、AからDまでの判定をしていきます。

 

多くは眼科で使うような黒いおたま(遮眼子)の厚紙バージョンで、

片眼を隠して検査するのですが、面白い遮蔽をしている学校が1校ありました。

 

団扇を熊の顔のお面にし、眼の部分をくりぬいて片眼遮蔽出来るように、

遮眼子の代わりに用いていました。

穴の大きさも、ちょうど良く、団扇なので目を押しすぎてしまうこともなく、

よく考えられていると感心しました。

 

この小学校からの患者さんは、「団扇で視力計った」と言うのですが、理解できず???

でしたが、ようやく謎が解けました。

 

B、C、Dの視力結果だった患者さんには、眼科での再検査をお勧めしています。

当日緊張していたのか、クリニックでは良視力が出て心配のない子もいれば、

近視や遠視、乱視、弱視で治療が必要な子もいます。

 

せっかくの健診結果。子どもさんの健やかな成長のために活用していただければと

思います。

 

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2015.10.27 日本臨床眼科学会

眼科の学会で一番大きな『日本臨床眼科学会』で勉強してきました。

特別講演から始まり、シンポジウムやインストラクション、一般講演に至っては353題と

多岐多数にわたり、この中からチョイスして聴講することになります。

 

シンポジウムの一つ『最先端技術に対応したロービジョンケア』

「失明患者さんの残存する網膜神経を電波で刺激し疑似光覚を誘発し、

視覚を回復させる人工網膜埋植後の視覚リハビリテーション」

「iPS細胞由来の網膜色素細胞を移植した再生医療とロービジョンケア」

「視覚障害者が情報障害者に陥ることを予防する上で、iPad ・iPhoneを活用した

新しいビジョンケア」

眼科医ではなく、工学部の先生が「自動運転と視覚障害者の運転について」講演。

視覚障害者にとって活動の範囲が大いに広がる可能性に期待したいものです。

もう治らないから…とあきらめていた視機能が医療や産業の革新により新しい見え方を

生み出していくようになっていきます。

その、新しさに知識だけでも付いていかねば…と勉強、勉強。

 

さて、今回のマイビッグイベントは、M先生との再会。

九州のM先生とは視覚障害者補装具適合判定医師研修会の同期として知り合った仲。

お互い専門が違い、住んでいる場所も離れているので、会う機会はなかなかありません。

前回来名の時のひつまぶしのものすご~い行列に懲りたのと、

今回は診療日の昼休みにしか時間が取れず、拙宅にご招待することに。

味はさておき、作り置き出来るものでと、用意した献立は…

カレイの煮つけ、野菜の煮物、水菜・食用菊・キュウリのサラダ、煮玉子、

ご飯(これは炊きたて)

チーズケーキ、紅茶

と、茶系の和食。

部屋をバーッと片付け、テーブルクロスを敷いて、器を考えて、少しだけ演出。

家族以外に食べてもらうことは滅多にないので、少々心配でしたが、

外食とお弁当オンパレード(学会時の定番)の身にはじんわり、

ほっこりだったとのこと。

良かった、良かった。

「よっぽど、お腹が減っていたんだね、その先生。チャレンジャーだなぁ」と息子。

失礼なッ!文句言っても毎日食べてるじゃん!

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2015.10.13 老眼、バンザイ

中日新聞のくらしの作文に『老眼、バンザイ』と題する投稿がありました。

投稿者は61歳の女性。

要約すると…

『左右とも1.5あった私は、50歳を過ぎたころから近くの細かいものが見えなくなった。

老眼鏡をかけても針穴に糸が通らない時もあり、縫うのをやめてしまう。』

 

この方には元々軽度遠視があったと思われます。近くが見えなくなったのは老眼です。

元々視力の良い人は遠くにピントを合わせるのが得意の目なので、

加齢の伴い調節力が低下すると、老眼鏡をよほど強度にするか、

拡大鏡を使用しないと、近くにピントが合わせられません。

 

『しかし、老眼は悪いことばかりもたらしたのではなく…

皺の寄った顔がはっきり見えないから、皺のない顔に見えなくもない。

眼鏡をかけず、はっきり見えないままで”バーチャル化粧”をする遊び心も。

また、家の中の髪の毛や埃も気にならなくなって、神経質が緩和されたよう。』

 

シミ、皺の見えない顔に、一瞬自己満足度が上がりますね。

しかし、見えないままでの化粧はちょっと怖かったりもします。

たしかに、髪の毛や埃は見えなければ気になりません。

 

最後は

『「年をとったらおおらかに生きろ」と神様が与えてくれたのが老眼』

と結ばれています。

 

近視だと、老眼になっても、近くのどこかにピントは合うので、

程度によってはキスするくらい近づいてみることになっても、見えないことはありません。

眼鏡やコンタクトレンズ無しでは、周辺部より遠くはみんなぼやけていますが。

元々視力の良い人は、ぼやけて見える経験をしてこないからこそ、

近視人が老眼を自覚するよりショッキングなのでしょう。

近視の場合、部屋の埃や髪の毛くらいは、眼鏡をかければ見えるのですが、

それをまめに対処するか否かは、「おおらかに」か「ずぼらに」かです。

最近一つ年をとり、老眼自覚も十分な院長。

昨年より「よりおおらかに」生活したいと思います。

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2015.9.15 日本緑内障学会

日本緑内障学会が開催されました。

どんな分野もそうですが、医学は日々進歩していて、眼科の病気のひとつである緑内障も、

病態や薬物治療、手術など、どんどん新しいことが解明されたり導入されたりしています。

 

今回は名古屋での開催のため、スタッフも市民公開講座に参加しました。

講師は、師匠の岐阜大学・山本教授。

日本屈指の緑内障専門家です。

参加者の質問を基に構成されたQ&A式の進行。

スタッフからは、大いに勉強になったとの感想が。

院長も患者さんの質問に同じように答えているんだ、と確認する場にも(末席ながら弟子ですから)。

レポートも書いてくれたので、当院のHPの『緑内障』コーナーに、要約を添付します。

→詳しくはこちら

緑内障点眼瓶のマスコット『めぐりん」が登場。

今後、キャラクターによる啓蒙活動もされるかもしれません。

 

多治見スタディ(岐阜県多治見市での疫学調査)では、40歳以上の17人に1人が緑内障であることがわかりました。

当院でも、他のことで来院されて診察すると、緑内障が見つかることがあります。

発症率からみると、それほど珍しいことではないのです.

しかし診断されると、淡々と受け止める方もいれば、ショックを隠しきれない方も。

失明の原因第1位の緑内障ですが、怖がる必要はありません。

定期的に検査を受け、点眼をし、自己都合で止めないこと。

生活に支障ない目で一生を送れるお手伝いをするのが眼科医です。

小さなクリニックだからこそ、直接患者さんのQに答え、視生活に応えていきたいと思います。

 

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