2012.6.5  情報ホスピタル

「情報は誤る。人も傷つける。でも癒して守って奮い立たせます。」~情報ホスピタル。先日東京の某書店特設コーナー(院長東京お気に入りに追加です!)で見つけ、惹きつけられたコピー。「情報」を「医療」に換えても当てはまるような。ただし、医療の場合、先の二文の文末は「こともある」が付きます。最後の一文は自身をも奮い立たせます。

医学生、新米医師時代に正しい事実、知識、見解として習ったことの中には、更に新たな医学の進歩により誤りであったことも多々。それに伴い、私たち医師も常時ブラッシュアップ。知識の上書きを更新(しかもパソコンと違い上書き以前の情報も消えていない)、最新の知識、技術を提供できるよう努めています。

さて情報ホスピタルで処方(推薦)された本を購入し、お土産を。スタッフには甘いもの。息子たちには駅弁(夕食になる)を。自分へは、車内読書のお供(構内で気になる食べ物をひとつだけ)が定番の帰路です。

 

 

 

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2012.4.24   舟を編む ~ 紙の辞書に再会

例えば「いぬ」を辞書で引いてみる(もちろん紙の辞書です)、パラパラとめくって開いたページから飛び込んできた単語の意味を見てみる。読後そうしたくなる(院長だけではないはず)小説です。愛読する小説はだいたい決まっているのですが、本屋大賞受賞の辞書編さんに携わる小説ということで、初めて三浦しをんさんの本を読みました。辞書編さん制作など今まで気に止めたこともなかったのですが、言葉を言葉で言い換えること、その採択、紙のこだわり等、辞書一冊が完成するには膨大な労力と時間を要することがわかります。電子辞書に切り替えてから重宝はするものの言葉の海のサーフィンはぐっと減りました。学生時代の手垢で汚れた(自称辞書引き名人)辞書を久しぶりに取り出し、言葉の海で遊ぶお楽しみ(一人で十分楽しめます)が増えました。ワンフレーズも短縮言葉もインパクトはありますが、豊富な語彙力はその人の魅力だと思います。引き締めて日々言葉を使おうと思いました。

 

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2012.4.3      雨の桜も

今年の桜があちこちで開花し始めましたね。外国人の知人と話していると、桜に対する感じ方(綺麗とか美しい以上の)は日本人特有の気がします。4月1日日曜日の名城公園はまだ肌寒くつぼみ。2日緑区の滝の水公園はもう満開近く(患者さんが当日撮った写真を見せてくださいました)、扇川沿いももう数日で満開になりそうです。今年は、一人お花見ランニング(勝手にネーミング)なる新しい試みも予定の院長です。さて本日3日は台風並みの荒れたお天気。春の雨の日、毎年思い出すのは、国家試験受験終了後の会場から校門まで続く雨の桜並木。試験終了の安堵はあったものの、これから始まる医師人生への期待より不安。桜は既に咲いていたのに、それすら気づかないほど受験勉強に没頭していたのかは不明ですが、医師になる年の雨の桜は、20年以上経った今もほろ苦い光景で蘇ってきます。

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2012.2.28    カッコイイ答え方

昼間の日差しが柔らかくなり、昔、学校で習ったSpring has come.(春がやってきた)まさにそのもの。院長は花粉症のためマスク着用の診療です。今年も受付のカウンターにお雛様を飾りました。今風ではなく(スポーツ選手のモデルなどありますね)、古式ゆかしいお顔と衣装に、患者さんは懐かしさ(なにせ院長と同年齢)を感じられるようです。先日の日経夕刊。脚本家の蒲田敏夫さんのエッセイに、アメリカでオーディションをした時に年齢を尋ねた際のエピソードがありました。「あなたに見えている年齢です」と受験者の女性。カッコイイ。お雛様の年齢を尋ねられた時には使えそうです。自身には…おこがましくて、正直に言うか、フォーティーズ(アラフォーはもう使えません)とぼかすか…です。

 

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穏やかな良い年に 2012.1.4

2012年が始まりました。元日、長崎の平和公園に。水供養の場で、ナガサキノート(朝日文庫)で知った被爆者のHさんがおられ体験を話してくださいました。原爆記念資料館、如己堂…過去の悲惨な事実を知ることにより、せめて次に伝える力にはなるのではと出向いた旅でした。戦争、原爆、大震災、放射能漏れ、まだまだ過去のことにはならない現在も続いているという事実。せめて本物の不幸を経験せずに済んだ私は、情念に支配された思い込みの不幸(不幸だと自分で思っている人)からは(できる限り)脱却しようと決意。「幸せだから笑うのではない、笑うから幸せなのだ。」(幸福論:アラン)

こうクリニックは、今年も笑顔から。本年もよろしくお願いいたします。

 

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来年も良い年になりますように        2011.12.28

2011年は国内外とも激動の一年でした。今年は悲しいこと、苦しいことが多かった一年の人もおられることでしょう。「不運でも、得るものは必ずある」(日本対がん協会常務理事関原氏の言葉、12月27日日経より)。今年もたくさんの患者さんとの出会いがあり、スタッフ一同、ご縁(好き好んで受診される方はありませんが…)は大事にしようと接してきたつもりです。自身の好きな言葉に、作家の朱川湊人さんの「未来は誰にとっても未知数、来る年は、いつも真っ白である」があります。よいお年をお迎えください。

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12月になりました。  2011.12.6

12月になり当院の花壇もハイライト、クリスマス仕様になりました。赤いリボンを付けた草木が、皆様にほんのり暖かい気持ちをお分けできたらと思います。今年は大きな天災(それから人災も?)があり、自身に与えられた命について改めて考える年となりました。今公開中の‘アントキノイノチ’ 映画評で見たいと思ったのですが、行く時間が取れず、原作を読みました。映画を見なくても、想像力だけで映像が浮かび(登場人物像は自身の中の勝手なイメージですが)、一気に読み終えました。年の終わりに、絆と命を考えるにはお勧めの作品です。

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ポイントどうでも…   2011.9.5

雨の日曜日、ポイントカードの整理は世界陸上を観戦しながら。良く使うドラッグストア、電気量販店、スーパーはすぐに商品券や値引きが出るので必須。ケーキ、化粧品、洋服などは500円単位から5000円単位、しかも端数切り捨てなので、ゴールまでは程遠し。一度買い物しただけで作ってしまったカードも多々。思い切って優先5位までを残しあとは処分。そんな中、携帯電話会社からポイント失効通知が。約5000ポイント使わずじまい。ライトユーザーの私の携帯は、数年に一回の機種変更で選ぶ条件は電話とメールが出来ればOK。いつもポイント使用対象外と言われる機種。もうポイントどうでも‥という気持ちです。得もないが損もなしと割り切る方が、人によっては良いように思います。

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BB弾で負傷   2011.8.17

夏休み、子供たちは弾けてしまいますね。県外に住む小1の甥が先日BB弾遊びで目を負傷。目が真っ赤(白眼も茶目も)になってしまい緊急で眼科を受診したそうです。眼科医であれば結構遭遇する症例。程度はピンからキリまで。幸い大事には至らず(聞いて所見や病状が想像できる)、処方された薬とお盆中の安静で軽快しつつあるようです。BB弾遊びは学校では禁止されていたようですが、ついついやってしまうのが子供。不幸中の幸いとして、「禁止されていることには理由がある」ことを学んでほしいものです。

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緑区医師会   2011.7.4

先週末は緑区医師会の総会。みどり区民講座、介護保険、障害者自立支援、休日診療所運営など医師会活動の地域医療への取り組みは多岐にわたっています。今回の特別講演より。医療の目的は人生の支援、目標は病苦の除去軽減、手段として診断治療がある。人生の支援というほど大層なことは出来ない私ですが、日常生活のひとときの支援を目指して頑張ります。

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