2014.5.20          泣いていますか?

就活、婚活、終活…は一般的になりましたが、「涙活」なる活動があることを知りました。涙活とは、1カ月に2,3分だけでも能動的に涙を流す活動で、これによって心のデトックスを図るのだそうです。例えば、泣ける映画や小説を読んで涙を流す。集中できるよう部屋を薄暗く、お香やアロマを用意し、涙は拭わず出しっぱなしにするのがお勧めだそうです。悲しい時や感動した時に流す涙が、ストレスを洗い流してくれるのであって、目にゴミが入った時に出る反射性の涙では効果がないそうです。日常、ドライアイの治療をしている院長としては、ドライアイ自体も患者さんにとってはストレスであり、いかにふだんの涙量(反射性涙や感情的涙ではなく)を増やし不快感を押さえるかがポイントです。今回、感情的涙を出す「涙活」という言葉には新鮮でした。どちらかと言うと涙もろい院長ですが、最近涙を流したのはいつ?先日の母の日、早朝出掛ける際に玄関に一輪のカーネーションが置いてありました。昨夜までなかったのに。じーん、眼が潤んだ院長。言われてみればこれも涙活の一環ですね。

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2014.2.18      スギ,日本の財産

先週、先々週と大雪が降り寒い日でしたが、確実に春の陽気に近づいています。そろそろスギ花粉のシーズンです。昨年は当たり年(大量飛散)でいたが、今年は例年より少なくなりそうとの予報です。院長も昨年のように早々と予防には至らず、最近になってようやく抗アレルギー剤を開始した次第(油断していてはいけませんが)。今年はアレルギー性結膜炎に効く目薬だけでなく漢方薬も始めました。巷では花粉症グッズもあれこれ。マスクや花粉よけの眼鏡、食べ物(青魚、お茶、かんきつ類、乳飲料)など。花粉症患者としてはあれこれ試したくなるというもの。こんなにスギ花粉症患者から嫌われているスギですが、スギの学名クリプトメリア・ジャポニカは「隠された日本の財産」を意味するそうです。確かに杉林に囲まれた神社など荘厳の感じがしますが、日本の財産とは…花粉だけが患者にとっては害なので、日本の宝を守るべく無花粉スギが代替となってくれる時代が来ることを期待したいと思います。

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2014.1.14 隠し味

スキーのお土産に息子がリンゴバターを買ってきてくれました。一見リンゴジャムのようですが、食べてみると、リンゴジャムにバターの塩気が癖になりそうです。この商品は原材料がリンゴ、砂糖、バター、塩…と続くのでバターの塩気を計算して作られているようです。最近は、塩キャラメル、塩ジェラートなど甘いものにわざとアクセントで塩を入れる食べ物が多くなってきました。先日作ったぜんざいもそう。塩ぜんざいとまでは言いませんが塩を少し足すことで甘味が引き締まり、引き立ちます。日々の診療も、塩味を少し効かせることで、当院ならでの良さを出したいと思います。さて、塩なるものは?

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2014.1.6  あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。今年の干支は午。馬が駆けるように、皆様の物事が威勢よく進みますように。院長は元旦から駆けるほどではありませんが、いつものようにランニングをしました。

昨年末は幸いにも頭を抱え込むような病気の患者さんもなく、また仕事始めも患者さんとお正月の話に弾む穏やかな出足です。今年もスタッフ一同笑顔で頑張りますのでよろしくお願いいたします。

木曜日は鏡開きに備えて恒例の小豆を煮る一日になる予定。スタッフの喜んでくれる顔を思い浮かべながら、小豆をことこと。院長にとっても、癒しのひと時となる1年の始まりの大切な行事です。

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2013.3.12 マラソン再び  そして花粉症

数日前から気温も一気に上昇。アレルギー性結膜炎の患者さんも一気に増加です。

昨夏思い立ってランニングを始め、怪我に泣きつつ半年弱で初フルマラソン完走。ゴール時はこれで走ることから開放される!とホッ。しかし記念ランになることもなく、その後ランニングは生活に欠かせないスポーツとなった院長です。3月10日第2回名古屋ウイメンズに再びエントリー。この1年は、体験本は卒業して、スポーツ医学も勉強し、こつこつ自主トレーニング。花粉症であろうともマスクをつけての練習は実を結び、苦しいだけの前回と違い、楽しさも感じた大会でした。他ランナーのカラフルなウエアを見比べたり、Tシャツから出身地を想像したり。沿道の応援にも少しは応えたり。視覚障害ランナーも何人か見かけました。視覚障害者の伴走者、救護のゼッケンをつけた走るドクターを横目に、今は自分が走ることだけで精一杯ですが、いつかそういう余裕ができたらとも思いました。

フィニッシュの後は…一日中スギ花粉に暴露したため、かゆみと涙でコンタクトレンズは曇り、くしゃみの連発。鼻水もズルズル。イケメンのタキシード隊から完走記念品を受け取ったのに、顔ぐしゃぐしゃでは「美ジョガー(女性ランナーの別称:美女とジョガーの造語)」どころではありません。

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2013.1.8    今年もよろしくお願いいたします。

新しい年の始まり。今年も患者さんにとって、来院してよかったと思われるような診療プラスα(アルファ)を心がけていきたいと思っております。

例年、新規の患者さんが多い仕事始め。年末年始の急な発病もありますが、ずいぶん前から気になっていた眼の症状を「今年こそ!」と行動力を起こし受診される場合も。楽観的経過観察で良い場合もありますが、精密検査や手術を依頼する難症例や緊急例(本人が自覚がなくても)もありバタバタとした年明けです。気になることは、気になった時に。

さて、新年早々患者さんから喜ばしいニュースを聞くのは嬉しいことです。目の病気が進行し手術を受けたものの、退職を余儀なくされた患者さん。視覚障害者の認定を受け障害者枠で教員採用にトライ。今年から講師として教壇に立つことができるとのこと。ここまでの道のりは大変でしたが、これからの前途にエールです。障害者雇用促進法による採用も進んできました。能力があるのに、多少の障害がハンディになっている人が、もっともっと活躍できるよう後押しすることが、院長の今後の目標でもあります。

 木曜日は鏡開きに備えて恒例の小豆を煮る一日になる予定。スタッフの喜んでくれる顔を思い浮かべながら、小豆をことこと。院長にとっても、癒しのひと時となる1年の始まりの大切な行事です。

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2012.12.5       気になることは今年のうちに

冷え込みが厳しくなり、温かいものが恋しい毎日ですね。先日、東京で老舗のおでん屋さんに入りました。定番はもちろん、蕗などおでんの具材としては意外な発見もしつつ堪能。特につゆの味は秀逸。友人が「どうしたらこんないい味が出せるのですか?」と問うと、店主のおじさん「真似しようとする心意気はいいですが、家庭は家庭で、それぞれの持ち味がいいのですよ」と。振り返ると、二人とも家庭生活も、医院開業生活もそこそこ経て来たところです。「自分たちは、自分たちの味、スタイルでいいよね」(もちろん、常に前進はしつつ)。老舗まではいきませんが、より良い味が出せるよう、彼女と乾杯!

この時期の定番料理といえばお鍋。どうしても一度は登場させたいのが「あんこう鍋」。鮟鱇は見た目はグロテスクですが、七つ道具(肝、、ひれ、卵巣、身、胃、えら、皮)と言われるほど、捨てるところがない美味しい魚です。当クリニックのロゴマークは「アンコウ」、クジラではありません。「アンコウ」ちゃんです(ゆるキャラ?)。「今年中に診てもらわなあかんと思ってぇ」と12月に入ってから、久しぶりの患者さんも多くなってきました。「あんこう鍋」=「アンコウ」ちゃん=「はせ川こうクリニック」というイメージで、今年最後の受診のきっかけになれば、お腹も眼も満足です。

 

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2012.8.28     公害に関心を持ってみる

公害病については医学生程度の知識しかなかった院長。今年4月開館の富山県立イタイイタイ病資料館に行ってきました。この資料館の目的は、幅広い年代の人々が「イタイイタイ病の恐ろしさ」を知り、「克服の歴史」を学ぶとともに、「環境と健康を大切にするライフスタイルの確立や地域づくり」に取り組むことを目指すとあります。大正時代にはじめて発症したとされる奇病は、30年余を経て初めて新聞報道されます。それから原因究明が始まり(それ以前は原因不明、もしくは業や因縁とされていた)、企業との訴訟裁判、賠償確立までが15年余(1972)、今年4月(2012)にやっと対策地域の土壌復元は完工します。それでもまだ、苦しんでおられる患者さんは存在します。この膨大な時間、労力、犠牲…幸いにも当事者でなかった者としては、事実を知り過ちを繰り返さないことが、苦しまれた当事者の方々の人生に応えることになると思いながら、観覧しました。直近の原発問題についても、負から学ぶ資料館ができないよう願うばかりです。

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2012.8.1  おかげさまで15年

8月1日は開院記念日。おかげさまで、当院も15周年を迎えることができました。女医の待遇は改善されつつありますが、その当時は、出産後フルで働くか辞めるかの1か0の選択。大学と縁のない土地で働くには開業しか選択がありませんでした。乳児、幼児を抱えてまだまだ医師としても若輩での開業医出発でしたが、息子③の出産後1週間(出産前は0日)の自身の休養のみで今日まで診療を続けてこられたことは、困難に対するちょっとした強みになっています。

医師は患者さんによって成長するといわれますが、まさにその通り。病気のみならず、その背景(人生経験)、15年の開業期間を通して、自身の頭の中には患者さんと情報網がびっしり築かれています。悼む人になられた患者さんも記憶の中に生きています。病気は個人差があり、名解答ばかりが出てくるわけではありません。少しでもの軽快に向け、悩みつつの診療もあります。時々のごほうびは、患者さんからの’ありがとう’とか、’先生に診てもらってよかった’の言葉。うちを選んで来院された患者さんとのご縁を大切に、そしてたくさんのうれしい言葉を診療の糧に、これからも地域の眼科医として歩んでいきたいと思います。何かあれば、「適切な診療と満面の笑顔が迎えてくれる」そんなクリニックをスタッフ一同こころがけています。これからもよろしくお願いします。

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2012.7.3    スタッフも学ぶ、学ぶ

先日のロービジョン講習を受けて以来、スタッフにも、「身近なことからもっともっと勉強しよう!」と持ちかけている院長。一緒に社会見学(今回は仕事直結の)行ってきました。名古屋盲人情報文化センターへ。視覚障害には情報と移動の不自由が伴ないます。ここでは点字図書館や点字出版(広報等の点字変換版も請け負っています)、IT支援や生活用具の販売、生活支援などを行っています。点字は打つ(凹)側と読む(凸)側が反対になっており、文字の規則性はあるものの、字を指の腹で感じ取り解読することは相当の努力労力を要します。お役立ち用具も色々試し、折りたたみの白杖や音声時計など何点か当院も用意することにしました。説明や体験を通して、スタッフたちも次への勉強意欲が湧いた(はず)の一日でした。週末は、斜視弱視学会・小児眼科学会があり、当院の視能訓練士が勉強に行き、たくさんの知識と刺激をもらって帰ってきました。自らの無知さも自覚しますが、知らないことを知ることはとても刺激的!スタッフにも院長の思いが伝わりつつあり嬉しいことです。息子たちには、なかなか伝わりませんが。

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