2019.7.2 スマホ内斜視

今年6月開催の日本小児眼科学会&日本斜視弱視学会で取り上げられて、メディアでも話題になっている『スマホ内斜視(俗称)』

短期間のうちに、片方の目が内側に寄って、左右の視線のずれが生じる『急性内斜視』です。

片眼が内側に寄るとともに、遠くを見た時に『複視(ものが二重に見える)』を自覚し、受診に至ることも多々。

 

『内斜視』は、目を内向きにさせる筋肉の働きが強い場合、外向きにさせる筋肉の働きが弱い場合に起こります。

近くを見るときは、輻輳・調節(よりピントを合わせるために寄り目になる)のため、遠視が強い場合、遠視性内斜視を起こすこともあります。

最近は、乳児検診で見つかることも多く、幼少時に治療を開始します。

一般的な内斜視では、複視はありません。

 

『急性内斜視』は、眼科医が数年に1度遭遇するかどうかの稀な病気(脳や神経由来が多い)と言われていましたが…

学会のアンケートによると2018年1年間で5~35歳の急性内斜視患者の診察経験は4割(158/371人)以上。

そのうちスマホなどデジタル機器由来と関連があると思われた患者は約8割。

という結果。

 

学会では…『デジタルデバイスと斜視』のブースで、色々な症例が発表され、考察されました。

低年齢(小学生)では、視機能が未発達なので、影響を受けやすいのではないか?

近視の正しい矯正がされていないのが要因の一つでは?

患者さんたちの調節力(近くを見るときにピント合わせをする力)は正常だったので、従来の内斜視とは違うのではないか?

などなど…

 

スマホやタブレットが引き金になる可能性は高いのですが、因果関係はまだ解明されていません。

医学的には、因果関係がはっきりした後、治療法や予防法が確立されます。

 

読書の平均距離は30センチほど。

スマホだと7センチほど短い距離で見ていると言われています。

正しい矯正(度の合った)メガネで、読書と同様の距離(30センチ位)で、スマホやタブレットは見るようにしましょう。

また、長時間見ていると、輻輳(近くを見るときに目を寄せる眼球運動)ばかりになってしまいます。

最長1~2時間にとどめ、遠くを眺めることで、開散(遠くを見るときにやや目が外向きになる眼球運動)もします。

『30分見たら10分休む』くらいが、良いと思います。

 

『スマホ内斜視』と疑われた場合、まずはスマホの使用を控えます。

それでも回復しない場合(けっこう多い)は、視線が真っすぐになるような角度を付けたプリズム眼鏡をかけます。

目の筋肉に、ボツリヌス毒素の注射をすることもあります。

最終的には、手術(目の筋肉を動かす)です。

 

『スマホ内斜視』の言葉が独り歩きする懸念はありますが、2008年日本でスマホ発売以来の、新しい病気という気はします。

ベッドで寝そべりながらスマホ。

お風呂でもスマホを離さない息子。

『はあ~(母の嘆息)』

3人の息子に一斉ライン『スマホ内斜視注意!発症したら手術になることも!詳細は母まで!』少々脅しておきました。

『はい』

『ほーい』

既読スルー

 

眼科医としても母親としても、気になる病気です。

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2019.6.18 阪急電車

有川浩原作『阪急電車』その映画『阪急電車』(2011年公開)、どちらとも大好きな作品で、今まで何回読んだり見たことやら。

いつかは聖地巡礼。

決行すべし(今年の目標・モットー)。

 

『阪急電車』は、阪急電車今津線に、乗り合わせた乗客同士の偶然の関わり合いの物語です。

阪急電車今津線のうち『宝塚』⇔『西宮北口』が映画の舞台です。

往路・宝塚→西宮北口

復路・西宮北口→宝塚

往路で巡り合った登場人物が、違う季節での復路で違うめぐり逢いをし、繋がります。

原作と映画は少し違いますが、セリフは概ね原作通り。

 

梅雨の晴れ間、新幹線で大阪まで。

前日までに、もう一度、原作を読みDVD鑑賞。

事前準備をすることで気持ちも高まります。

 

梅田から阪急電車宝塚線に乗り、宝塚へ。

原作では、宝塚駅の手前の『清荒神駅』からお話が始まるのですが、今回は、映画メインで。

『宝塚』から『西宮北口』まで、片道15分の短い路線。

ですが、一駅ごとにストーリーが。

今回の目的は、各駅下車。

映画に思いを馳せます。

 

まずは『宝塚』駅で下車。

宝塚ゆめ広場には、宝塚歌劇のブロンズ像が。

緑の木立を宝塚大劇場に向かって歩いていきます。

何となく華やかな気分。

多くの人が大劇場へ。

今日も歌劇が上演されるのね~

 

院長の最初の目的は『手塚治虫記念館』

これは、映画とは無関係ですが、今回の旅を企画するにあたって、大の手塚治虫ファンの夫が『宝塚行くなら、手塚治虫記念館でしょ!』

『家族で楽しみの共有は重要』を信条にする院長としては、夫が持ってきてくれた、愛蔵の『ブラックジャック』を今更ながら25巻初読破することに。

『第〇巻のあの章の○○好きなんだ』と言われても、速読に近い読み方をした院長には『どんな話だったけ?』ですが、医師としても『ブラックジャック恐るべし』を実感したのでした。

その下準備の下、記念館へ。

やはり、見方が違います。

手塚治虫の偉大さを実感。

さすが、『漫画の神様』

 

少し歩いていくと『宝塚南口』です。

すぐ先には1926年創業の宝塚ホテルが。

ここは、映画で結婚式場が出てくる場面。

レストランは、予約席でいっぱい(恐らくヅカファン)。

代わりに、ラウンジで、サンドイッチとケーキを。

中庭を見ながら、クラシックな空間で、優雅なひと時を過ごしました。

 

お腹が満たされた後は『宝塚南口』から乗車します。

次の駅は、『逆瀬川(さかせがわ)』

駅から出ると、商業ビルがあり、結構、都会的で便利そうな街です。

先ほどの『宝塚』『宝塚南口』より新しさを感じる街です。

この駅での場面を思い出し…

次の『小林(おばやし)』駅に向かいます。

 

『小林』は、時江(宮本信子)が、傷心のOL・翔子(中谷美紀)に『あそこはいい駅だから』と下車を勧める駅です。

駅を降りてみると、映画のままではありませんが、こじんまりして、生活感のある街です。

ふと目に付いた八百屋の店先のパプリカ。

大分産で98円!

大きなパプリカは、外国産が多く、国産は限られたお店でしか手に入らないのに、この安さ!

他の野菜も安い!

赤と黄のパプリカくらいならいいよね~

『え~っ!鹿児島産ニンジンが15本で98円!!!』

他の野菜もびっくりするほど、すごくお値打ち。

『いい街だわ~』(主婦目線)

見たこともない熊本産巨大スイカが2980円!しかも『無料配送します』の札が。

でも、名古屋までじゃ、無理よね~

結局パプリカ2個とニンジン一袋を買ってしまったのでした。

お洒落なリュックは、パンパンに。

まだまだ、この先があるのに…

 

 

阪急電車の旅は続きます…

 

 

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2019.5.21  時には想像(空想)

歩いていると、走っていると、車に乗っていると、気になる建物・お店を発見してしまう院長です。

 

例えば、一年中サンタクロース人形が吊るしてある家。

北向きの玄関で、北側以外に窓がない家。

庭先の車に超高級スポーツカーのカバーがかかっている普通の住宅。

天気の良い日は、布団と枕をベランダ一面に干している単身用アパートの一室。

などなど。

お家拝見!をお願いするほど、図図しくもないし、一応分別ある大人ということで、空想の世界にふけっています。

 

どんな人が住んでいて、どんな間取りで…

どうでもいいことですが、あれこれ、ついつい空想してしまいます。

家人に話すと『へ~』(それだけ)。

 

気になるお店もあります。

こじんまりした文房具屋。

こじんまりしたコーヒー専門店。

こじんまりしたイタリアン。

こじんまりしたカレー屋。

見た目の、こじんまり度が高いことが共通です。

 

家人に『〇〇気にならない?』と聞くと、『そんな処、あった?』

 

客になって来店すればいいわけですが、意外にも、こじんまり度が高いということは、個人経営可能性大!

店主と1対1ということもあり得るので、覚悟(客なのに)が必要。

予め、買うもの、頼むものをおおよそ決めていきます。

 

文房具屋は、便せんを買う予定で(便せんならあるはず)。

入ったら、店番のオバサン(院長もオバサンなのに)しか居なくて、便せんは売っていない、ランドセル中心の店内。

ファンタジーの世界を想像していたのに…残念。

 

コーヒー専門店は、HPがあったので事前に確認。

想像通りのマスターが美味しいコーヒーを淹れてくれて、脳内『気になるお店・お気に入り』に追加。

 

イタリアンは、平日の昼間のランチで。

よくあるメニューは、想定外。

こだわりを期待していました。

お客は、自分だけだったから、もっともっとシェフと奥さん(たぶん)が、料理をアピールしてくれてもよかったのに…残念。

 

自分にとっての当たり・はずれはありますが、想像してから出かけることで、好奇心を満たすわくわく感が楽しめます。

 

ずっと気になっていたお寿司屋さんがありました。

クリニックを開業する前からあったのですが、一度も、お客さんが入るのを見たことがないお店。

どうやって営業しているのだろう?と気になりつつも、入ったら『すべて時価』だったらと恐ろしくて、足を踏み入れず。

少し前に閉店してしまいましたが、少なくとも20年以上営業していました。

行っとけばよかった!

 

そう思わないように、気になるお店を見つけたら、最大限、足を運んでみます。

その前に、空想を膨らませることが、お楽しみでもあります。

空想だけだとお金もかかりません。

 

『あそこにある○○気になってるんだけど…』

『どんな風なんでしょうね~』

スタッフも時々院長の『気になる』談議に付き合ってくれます(ありがとう)。

『行ってみた!こんな感じだったんだよね~』

結果ももちろん報告します。

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2019.4.2 息子とドライブ

三男も免許を取り、春休みは、近場を運転しています。

最初は、一人で危ないから…と、誰かが同乗。

次男からは、厳しく注意され凹んでしまったこともありましたが、何とか一人で出かけるように。

『自分の運転で、友達と遠出してくる』と、言い出しました。

『ちょっと待って。長距離高速なら、練習した方が良いと思う』

『練習?』

『〇(三男)の運転で、家族で遠出しよう!』

母子(院長と三男)だけでは、心配なので、夫が同伴・助手席に。

長男・次男を誘うも『遠慮しとくわ』

かくして、親子3人のドライブ旅行へ。

 

今年初め、高尾山帰りに読んだ小説の舞台は、能登半島。

『和倉温泉泊まりた~い』

夫婦とも土曜の診療を終えて出発できるのは、午後。

金沢まで約4時間。

『金沢までだって、結構あるからね~』と運転手の息子。

後部座席組としては、従うしかありません。

 

それでは…金沢に向かってGO!

『ETCゲートはゆっくりね』

『合流気を付けて』

『キープレフトでお願いね~』

助手席(夫)よりも後方(私)の言葉に『わかっとるから、黙っといて』

 

1時間強ごとにサービスエリアに立ち寄るよう勧め、『疲れてない?何か欲しいものある?』と、親バカぶりの院長。

 

北陸道に入ると、雨も降り始めましたが、無事、金沢到着。

駐車場にもきちんと駐車でき、やれやれ。

 

翌日は、母のリクエストに応え、能登半島を上ります。

のと里山街道(自動車道)を利用して、輪島までは90キロ。

『遠すぎ。帰れなくなる』

輪島…あえなく却下。

日本海を左に見ながら、のと里山街道を上ります。

海風が強く、波が荒立っています。

そのため、砂浜を車で走ることが出来る『千里浜なぎさドライブウエイ』は走行不可。

残念!

 

『和倉温泉までなら行けるよ』

小説の舞台は、『七尾』『和倉温泉』『のとかしま』『のとじま水族館』

有名な『加賀屋』を始め旅館が並ぶ温泉街へ。

ここで、主人公は、日帰り温泉に入り、温泉卵を食べます。

『日帰り温泉入って、温泉卵食べない?』

『昨日の夜、温泉入ったし、温泉卵は朝ご飯で食べたからいい』と却下。

七尾駅前には、小説に出てきたミスタードーナッツが存在。

いつか、のとかしま駅の桜と、のとじま水族館のイルカを見に行きたいな~…って聖地巡礼です。

 

『満足した?』

『うん、うん』

 

息子の運転技術確認という名目で、出かけたドライブ旅行。

長男・次男の時は、勝手に高速に乗っていた(乗らせていた)のに、末っ子に対しては『いつまでも小さい・幼い』イメージ。

つい、余計な心配をしてしまう母です。

本人は、初めての長距離運転で、疲れたものの、自信もついたよう。

正しく安全に、適度な緊張感をもって、運転するよう願っています。

 

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2019.3.26 すぐ死ぬんだから

『すぐ死ぬんだから』

本屋で見かけた途端、即買いした本のタイトルです。

内館牧子さんの小説。

一気に読んで、先週また再読。

 

このタイトルを見た時、80歳過ぎの両親の口癖だと思いました。

『どうせ、すぐ死ぬんだから。どうせ、すぐお迎えが来るんだから』

娘(私)が、何か積極的なこと、革新・改革的なことを提案した時の決まり文句。

これが飛び出すと『じゃあ、無理だね。止めておこう』と応えるしかない娘。

 

主人公の78歳・ハナは、60代まではまったく身の回りをかまわなかった。

だがある日、実年齢より上に見られて目が覚める。

「人は中身よりまず外見を磨かねば」と。

ところが夫が倒れたことから、思いがけない人生の変転に巻き込まれていく…

というストーリー。

途中、女医が出てくるあたり、同職としては嬉しいです。

 

小説の始まりから、主人公は、自分が78歳にもかかわらず、痛快なほど、世の老人たちをこき下ろします。

 

途中途中のセリフも名言(だと思います)。

『年齢を忘れるのは本人じゃなくて、他人に忘れさせなきゃいけないの』

『年の取り方のうまい人に、外見がみすぼらしい人、いないでしょ』

『ナチュラルが好きという女どもは、何もしないことをナチュラルと言い、あるがままと言っている。偽装することを面倒くさがるだけの無精者だ』

『年齢相応が良いとする男女は大っ嫌いだ、小汚いジジババは衰退ではなく、老衰だ』

『帽子をかぶってリュックをしょって、渋団扇の如き肌をさらして、そこらにある服を着るバアサンになってはいけない』

『先のない年代に大切なのは、偽装。これのみ。磨きをかけて、だますことだ』

 

あとがきには…

『すぐ死ぬんだから』というセリフは高齢者にとっての免罪符である。

『すぐ死ぬんだから』と自分に手を掛けず、外見を放りっぱなしという生き方は『セルフネグレクト(自分で自分を放棄)』することなのではないかと。

 

夫が亡くなってしばらくハナは『すぐ死ぬんだから』を連発します。

その後、本調子に戻ったハナに、娘は『言う側はいいよ。だけど聞かされる側はたまんないよ。聞き苦しい、聞き苦しい』

 

主人公と同年代の方にとっては、大いに反論・批判もあるでしょうが…

 

豊かな老後を目指す院長としては、深く考えさせられる小説でした。

実現するかどうかは別として、早速、ライフプランを立ててみました。

おおまかですが、考え始めると、意外に楽しい。

自分の強みを生かして、社会にずっと関わって行けるよう、自分磨き(外見も中身も)は続きます。

 

 

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2019.3.5  約30年ぶり

ドラゴンズの春キャンプ、基地移転問題、県民投票…『沖縄』が話題になっています。

沖縄…暖かいだろうな~

 

『そうだ、Aさん今何してる?』(テレビ番組のタイトルみたいですが)

Aさんは、大学で実習グループが同じだった仲。

朝10時に教室集合でも、来るのは午後2時頃だったこともあります。

『ごめ~ん。沖縄では普通だから…』(沖縄タイムと言うらしい)

初めて沖縄県人に遭遇した私達(ほぼ岐阜・愛知県人)にとっては、そういうものか…と、妙に納得するも、ユニークな人であったのは間違いありませんでした。

 

帰省のお土産には、米国製のガムやチョコレート。

軍基地で働いている知り合いがいると、米国製のお菓子などが手軽に入手出来るとのこと。

米軍・基地・外国菓子…自分の知らない世界。

 

卒後何年かして、実家にAさんから電話。

『どうしたの?』

『元気かな?って思い出して』

聞けば、沖縄の小さな離島の診療所で従事しているとのこと。

 

それから幾星霜。

今度は、私が思い出したのでした。

検索してみると…ヒット。

職場に電話してみると、スムーズに取次。

『どうしたの?』

『元気かなって思い出して?〇月〇日行こうと思うから、会えたらいいな~』

『ちょっと待って…。空いてる。OK』

 

と言う訳で、沖縄日帰り決行。

スプリングコート、上着、半袖でセントレアを出たのに、那覇空港に降り立つとむう~と甘ったるい南国。

 

空港へお出迎えのはずが…いない。

また?まだ?沖縄タイム?

少しは待って…と。

日にち、時間のズレが大きかったら、一人観光だわ、と考えていたら『ごめ~ん』とAさん。

卒後約30年ぶりなのに、お互い変貌ぶりはなかったよう。

外気は23℃。

一気に夏!

 

国道沿いに米軍基地を見、地元のステーキ屋さんでランチ。

沖縄風?の道、民家を通り、いかにも地元人ばかりの店内へ。

メニューのステーキは250グラムからが定番。

しかも、ベーコンが巻いてあります。

沖縄の味『A1ソース』をかけるよう勧められ、250グラム完食。

近所にあれば、筋トレ後の御用達にする!?

 

クリニックも見せてもらいます。

名古屋と沖縄では、診療時間から始まり、医療スタイルも違うよう。

 

学生時代の話。

卒後、沖縄に戻ってからの話。

離島医療の話。

大学病院での専門科の話。

沖縄の医療事情などなど、大いに盛り上がりました。

学生時代、(勝手に)Aさんを心配していたのは、杞憂。

お互い、卒後約30年経て、それなりの医療人になっていました(やれやれ)。

『ジミー』のお土産が良いと思う、とお勧めのジミー(沖縄&アメリカ的な食料品店)へ。

『小さい頃は、沖縄はアメリカだったんだよ』

そういえば、沖縄返還は1972年だったと、内地人の私は思い出しました。

小さい頃から親しんだと言うアップルパイやクッキーを選んでくれました(やはり、日本だけどアメリカだったのね~)。

 

セントレアに降り立つと、数時間前まで半袖で沖縄にいた自分が不思議に感じます。

こんな沖縄日帰り旅もありです。

 

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2019.2.26  日帰り京都旅

ふと浮かんだ『そうだ、京都行こう!』のキャッチフレーズ(JR東海)。

京都なら名古屋からは近い!

『そうだ、京都行こう!』

 

で、何しに?

『京都』は魅力的な観光地ではありますが、この年齢になると、大方の観光名所・寺社仏閣は一通り網羅。

特別拝観などの機会も何度か。

しかし、所詮、寺社仏閣にそれほど興味が無い院長ゆえ、再訪候補が浮かびません。

『でも、行きたい』

 

あれこれ考えるのが、楽しい時間です。

一緒に行くわけでないのに、夫に『こんなのどうかな~?』

 

朝食を家で食べ、夕食までに帰ってくる行程(一応主婦)。

 

当日、新幹線で京都へ。

30分余は、あっという間。

 

まずは、バスターミナルで一日乗車券を買います。

目指すは祇園。

『祇園花月』での、よしもと新喜劇は、初めてです。

チケット販売状況を見ながらゲットした席は、前から4番目中央寄り。

 

前列だったおかげで、舞台は迫力満点。

話の筋は、大体同じとわかっていても、ついつい笑えてしまいます。

生のお芝居はいいわ~

 

大爆笑をし、劇場を出ると、ランチの時間。

お店は既に予約してあります。

庭園が見える窓際の席へ案内。

オフだからワイン1杯くらい、いいよね~

京都を意識した、少しずつ出てくる素敵なお料理に舌鼓。

スタッフの接客も気持ちよいです。

デザートまで美味しく完食。

 

『笑い』で心が、『食』でお腹が満たされた後は、本日最後のイベントへ。

京菓子手作り体験。

紅梅、蕗の薹(ふきのとう)、鶯(うぐいす)が今回作るお菓子。

トレーには、色とりどりの、生菓子に使う練りきりが用意されています。

職人さんが、丁寧に手ほどきをしてくれます。

練りきりを掌の膨らんだところで転がす、梅の花は小指で押して作る…などなど、初体験にわくわく。

蕗の薹は、裏ごしした練りきりを、箸でパラパラと貼り付けます。

つぼみは、黄色の濾した練りきりを箸でちょんちょん。

鶯は、緑の胴の腹を白くして、羽を小指で作っていきます。

ゴマで目を付けます。

 

出来たての紅梅を抹茶と伴に。

見た目はそこそこ,味は上品な甘さ。

残りはお持ち帰り。

 

夕食用お弁当を購入し、帰路へ。

京都へ行って京都らしさを味わったかと聞かれれば『?』ですが、自分好みの京都旅をしたからOK。

 

帰宅後、自作の『鶯』を何に見えるか、家族に尋ねたところ、『兎』『猪』『餃子』

『そんな名前の和菓子、聞いたことある?』

『何に見えるか、聞かれたから…』

まあ、私の腕はその程度なのね~

職人の足元にも及ばない作品を食べてもらうべく、抹茶を立てたのでした。

 

 

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2019.1.29  OCTA(オクタ)講習会

インフルエンザが猛威を振るっています。

先週日曜日、緑区休日急病診療所の来院数は270人!

当番医だった夫もお疲れ気味で帰宅。

大多数がインフルエンザを始めとする風邪症候群だったそう。

 

そんな中、大阪で一日講習会。

元気だけが取り柄の院長も、予防的にマスク着用です。

 

今回は、最近注目を浴びている(研究が進んでいる)OCTA(OCTアンギオグラフィー)について。

 

OCT(光干渉断層計)は、眼の構造・変化・病気を断層面から見る光学機器です。

画期的な器械で、網膜の病気の研究から始まって、今では、緑内障や、網膜の奥、眼の前方まで応用範囲が広がっています。

当院でも、C社のOCTを使用しています。

 

そこへOCTAが開発されました。

眼の奥の血流を捉えて血管の状態を画像化することが出来るようになったのです。

今までは、造影剤を注入しないとわからなかった血管の様子が、身体への負担なしで観察できるように。

更に更に、画期的なことなのです!

 

OCTAのしくみから始まったので、物理の勉強から?

院長は、物理は苦手だったのですが、説明を受けると、一応、なるほどなるほど…

パソコンでも携帯でも、普段、その仕組みを知らなくて使用しています。

使えますが、その仕組みを知っていれば、より心豊かになれそう…と機械音痴を反省。

 

視力が低下する代表格の『加齢性黄斑変性症』や『糖尿病性網膜症』での、画像や判読方法。

従来の造影検査との違いや長所・短所・今後の課題。

『緑内障』の診断・進行判定への応用など。

一流の講師陣から、盛りだくさんの最新情報の講義を受けます。

 

隣の席の女医さんは、もうリタイア?かなと思える年齢。

導入の有無よりも、向学心なのでしょうか。

〇十年後の院長(私)?

 

新しい器械は、大学病院や大きな病院から導入されます。

当院は、小さな医院ですが、新しい器械は積極的に導入する方針です。

最新機器は、開発費等がかかるため、一流ブランドで、値段も破格です。

モーターショーみたいに、OCTAショー(?)にて実物を見てみると他メーカーのも気になってしまいました。

既にC社の見積もり中なのに。

 

いずれにしろ、患者さんに還元できるよう、導入予定をしています。

 

たくさん勉強して、新大阪駅へ。

551蓬莱の行列が意外と短い。

蒸したての『豚まん』買って新幹線へ持ち込み。

『豚まん』一個で、『大阪行った感』を味わう院長でした。

 

 

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2019.1.22 たまにはチクチク

『欲しいものがあるんだけど、探しても見つからないから、一緒に探して』

『何?』

『エルボーパッチジャケットって知ってる?』

『肘当て付きジャケット(そのまま)?』

『その通り!』

デパートならあるはず。

 

道すがら『なんで、また?』

ドラマで俳優の織田裕二が、鳥狩猟シーンで着ていたそう。

ワンシーンだけで、以降そのジャケットでの登場はないものの、『ひどく気になってしまった』と言う訳です。

エルボーパッチジャケットはカジュアルに分類されるので、紳士服売り場の一つ上の階へ。

今度は、カジュアル過ぎて、夫の欲しいものと違い断念。

大きなデパートでも置いていないくらいなら、そのドラマのたったワンシーンでのジャケット(恐らくスタイリストが用意した)は注目を浴びなかったのね!?

 

しばらくして、新しいジャケットを買ってきた夫。

『これに、パッチを付ければ完成だと思って』

確かに名案。

院長(私)の肘当てのイメージは、セーターにフェルトのパッチ(アイロン熱で付けた)。

『本革のこげ茶がいいな』

『パッチが三分の一ほどめくれていた人を見たことあるから、縫い付けが良いな』

 

名古屋随一の手芸用品店へ。

実は、初入店です。

ボタン付け、ゴム替え、雑巾縫い、少々のほつれまでが、普段の私の守備範囲なので、今まで縁のないお店でした。

入ってみると、結構な人。

洋裁などの手作り趣味の人は、思いの他、多いようです。

パッチを聞くと、売り場に案内してくれました。

フェルト、合皮、本革…種々揃っています。

『本革のってどうやって付けるのですか?』

『小さな穴が開いているので、そこを縫えばいいですよ』

『どんな縫い方で?』

『どんな風でも。穴に通すだけでもいいし、かがり縫いでも。誰でも、簡単に出来ますよ』

『あの~私、素人なので、詳しく教えてもらえますか?』

私の実力と装備(家の裁縫箱は、『よしもと大笑い弁当』を食べた後のプラスチック製お弁当箱。中身は、ハサミ・白黒の糸・縫い針)を聞くと、最適な糸と針を勧めてくれました。

 

当初、洋服お直しの店に頼む予定だったのですが、『誰でも出来ますよ』の一声と、併せて買った糸と針を前に『やってみる!』気に。

革用の糸と針は特殊です。

糸は、釣り用とは言わないまでも、かなり弾力があります。

針は、太く長く、先が鋭角です。

老眼のため、眼鏡は外して裸眼仕事です。

近視は、年をとっても手元作業が出来るのは幸い。

パッチとジャケット生地がずれないよう固定しつつ、悪戦苦闘。

チクチク…

 

一心不乱に縫い進めているうちに、研修医時代のエピソードを思い出しました。

ある病院で全科当直のサブについていた時のこと。

頭皮が裂けて血だらけの外傷の男性が搬送。

意識清明。

『縫っといて』と言われ、習ったばかりの縫合を眼科医ならでは?の細さでチクチク。

戻ってきた外科部長に『まだ、縫ってるの?頭は血流豊富だから、ザクザク縫えばいいから』

その後、頭皮の縫合には縁がなく、ご指導は活かせず現在に至ります(眼科医ですから)。

 

とにもかくにも両肘のパッチ完了。

素人仕事まるわかり…ですが。

『縫い目は誰も見ないよね』と思いつつも、もう一つ勧められたアクセント色の赤糸にしなくてよかった。

『織田裕二(気分)になってね~』と夫に渡します。

概ね感激していたから、『これで良し!』です。

 

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2019.1.15 小豆をコトコト

鏡開きに合わせて、今年も小豆を煮ました。

鏡開きの日の、午前診療終了後に出せるように用意。

前日に、待合室の鏡餅(中に切り餅が入っている既製品)を下げておきます。

入職し初めて食べるスタッフには、乾燥小豆から作ったことに驚かれます。

 

ふだん、時短料理専門の院長ですが、ぜんざいだけは特別です。

便利で安価な缶詰を調達せず、開院以来、自分で作っています。

分量も調理法も分かっているのに、25年前の料理雑誌の切り抜きを出してきて確認。

十勝産大豆を一晩水に浸すところから始まります。

一度沸騰させ、新しい水で再び煮ます。

小豆が柔らかくなったところで、砂糖を入れ、人肌まで冷まして、再び煮る。

『単純ですが丁寧に作業をする』に限ります。

 

鍋をコトコト火にかけている時間は、バタバタしている日常と区切られた非日常の静かな時間です。

考えること、思うことは色々…

 

必ず思い浮かべるのは、食べてくれるスタッフの一人一人の顔。

『おいし~!』って言ってくれるといいな。

『わ~い!』って喜んでくれるといいな。

希望と期待でわくわく。

 

子供たちが小さい頃は、『母さん(院長)のぜんざいは、(料理の中で一番)美味い!』と言って、おかわりもたくさんしてくれたものです。

ぜんざいだけで甘美な思い出に浸れる幸せな時。

今は、ぜんざいのみならず、母もあまり必要とされなくなったのですが…

 

先日の高尾山一人旅は、それを気づかせてくれた良い機会でした。

今年は今まで以上に、『公私とも興味・関心のアンテナが立てば、即出かける!』と決めたら、またまた夢想が広がります。

『卒母(流行りの母親卒業)』の時期?

 

鏡開き当日、『午前診療お疲れ様!』と、お餅を入れたぜんざいを振る舞いました。

スタッフの嬉しそうな顔を、今年も見ることが出来て良かったです!

息子たちが親離れをしつつある今、準家族のスタッフの存在こそが、丁寧に『ぜんざい』を作るモチベーションになっているのだと思います。

気がつけば、21年、21回。

院長が仕事を続ける限り、『小豆をコトコト』の鏡開きです。

 

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カテゴリー:公センセの家族・恩師・友人など 公センセの日常の出来事
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