おかげさまで20周年
本日8月1日で、当院開院20年となりました。
見知らぬ土地での開業でしたが、地域に支えられて、今日を迎えることが出来ました。
ありがとうございます。
20年前の8月1日が、昨日のことのようです。
当時の(育児)日記によると…
1997.8.1
興奮して5時に起床。
家族で熊野神社にお参りする。
患者さん第1号は、8時15分には来院され、玄関が開いていなかったので、裏口から入ってもらうことになった。
受付、検査で、かなり時間がかかったが、それでも、初日にしては、まずまずスムーズに進んだと思う。
午前はお昼1時、午後は7時50分終了。
頑張ったと思う。
でも、〇(長男2歳1か月)ちゃん、〇(次男4か月半)ちゃん、今日はかまってあげられなくてごめんね。
この20年は、仕事とともに育児の歴史でもありました。
→ しんぶん赤旗 2002年10月19日(PDF 256KB)
転居のため、前病院を次男の出産とともに退職し、母と一緒で嬉しくて仕方のなかった長男の楽しい時間も束の間、名古屋市での保育所探し。
次男を授乳しながらの診療。
そして翌年の11月には、三男の出産。
この時は、出産前日まで働き、産後1週間で復帰しました。
赤ちゃんの患者さんが来院されると、その泣き声で、催乳反射が起こりました。
そして、長男の小学校入学とともに、私は大学院へ入学。
休診日が、子供たちと触れ合うお楽しみの日だったのに、大学の研究日でつぶれました。
長男が、木曜日に居ない母を想って、学校で泣いたことを先生から聞くと、たまらなくなりました。
遅く帰ってくると、子供たちが、玄関に出でてきて、大喜びしてくれたのを思い出します。
『緑内障』で論文を書き、医学博士の学位を授与されたことで、専門性が高まりました。
その後も色々ありましたが、何とか、続けることが出来ました。
今、その当時と同じ年頃の人を見ると、若い!
若さゆえに、パワー全開で進んでこられたのだと思います。
もちろん、患者様、スタッフ、家族、友人知人の応援と支えがあって。
今後も、微力ながら、地域医療に貢献していけたらと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。