来年も良い年になりますように        2011.12.28

2011年は国内外とも激動の一年でした。今年は悲しいこと、苦しいことが多かった一年の人もおられることでしょう。「不運でも、得るものは必ずある」(日本対がん協会常務理事関原氏の言葉、12月27日日経より)。今年もたくさんの患者さんとの出会いがあり、スタッフ一同、ご縁(好き好んで受診される方はありませんが…)は大事にしようと接してきたつもりです。自身の好きな言葉に、作家の朱川湊人さんの「未来は誰にとっても未知数、来る年は、いつも真っ白である」があります。よいお年をお迎えください。

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12月になりました。  2011.12.6

12月になり当院の花壇もハイライト、クリスマス仕様になりました。赤いリボンを付けた草木が、皆様にほんのり暖かい気持ちをお分けできたらと思います。今年は大きな天災(それから人災も?)があり、自身に与えられた命について改めて考える年となりました。今公開中の‘アントキノイノチ’ 映画評で見たいと思ったのですが、行く時間が取れず、原作を読みました。映画を見なくても、想像力だけで映像が浮かび(登場人物像は自身の中の勝手なイメージですが)、一気に読み終えました。年の終わりに、絆と命を考えるにはお勧めの作品です。

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コンタクト再び   2011.11.28

このひと月ほど、眼鏡からコンタクトレンズに替えて診療しています。いつものイメージと違うと感じる患者さんの中には‘先生、若返ったの?’とおっしゃる方も(真実なら嬉しい‥)。カナダ人の知人(男性)は‘より素敵だ’(と英語で。個人的な和訳ですが)とコメント(さすが英語圏の人は賛辞が上手)。さておき、きっかけは、新しく遠近両用のコンタクトレンズが発売され、院長自身がモニターするには適役年齢に該当したこと。これを端に、従来の遠近両用、単焦点も各種装用して試しています。眼科医の使用感は、若干製品に対する厳しさはありますが、専門医ならではの説得力もあるはず。とはいうものの、診療後コンタクトを外した後の開放感は、やはり何も付けないのがいちばん目に優しいことを再確認させてくれます。

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医療安全管理講習  2011.11.15

医療安全管理研修を受講してきました。医療メディテーションについての講義でした。医療(臨床)メディテーションとは、一言でいえば、患者と医療者の対話促進をすること。大きな病院ではメディテーターの育成もあるようですが、まだまだ認知度は低いようです。当院のような小さなクリニックで出来ることは、患者さんとの対話を重視すること。医師(医療者)と患者はバックグラウンドは大きく違いますが、共通なのは、医療を通して幸せ(回復、治癒、場合によっては現状維持)を目指すことです。一緒に幸せになりましょう!

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ハートのしみ  2011.11.8

有難いことに、当院のスタッフは院内の掃除を一生懸命してくれます。さて、先日院長室(といっても診察室ほどの小さな部屋)の床に小さなしみを発見。しかも、輪郭しっかり。年末に向けて院長室の床掃除の予定を聞いていたのでスタッフに尋ねてみることに。「掃除終了として、ほんの少しだけハート型に汚れを残しておきました」とのこと。お茶目な演出に思わず頬が緩みました。女子から女子(今は年代に関係なく使える単語のようです)へ親愛のメッセージ、職場の小さな遊び心です。もちろんその後は、ハート型はきれいに拭きとられていました。

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心の対応向上研修  2011.11.1

かかりつけ医心の対応向上研修会を受講してきました。当院は眼科なので、心の病気の治療診断は行ないませんが、心の病気も抱えて来院される患者さんはあります。何より病気になれば不安がつきもの(自身も先回足の故障にて患者となり実感)。より患者さんに安心を提供できればと受講しました。印象的だったのは他喜力(他人を喜ばせる力)ということば。いつも眼圧を気にしておられる緑内障の患者さん、本日いつもより少し低値(もちろん実測値)。「どうしてかしら?今日誕生日だからかしら?」「そうかもしれませんね。お誕生日おめでとうございます!(看護士と拍手)」いつも心配性の患者さんが笑顔に。他喜力は喜感力でもあります。

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サプリメント  2011.10.11

今年も臨床眼科学会で勉強してきました。学会は、新しい情報をいち早く得ることができ、それを診療(患者さん)に生かせます。今回興味深かったのは、「眼科とサプリメント」のセッション。加齢性黄斑変性症では、アメリカでの大規模研究AREDS(Age-Related Eye Disease Study)においてエビデンス(証拠、根拠)が得られたサプリメントがあります。巷では、多種多様のサプリメントが出ています。しかし、動物実験レベルでの効果もヒトではデータがなかったり、ある特定の人(小さな集団)に効果があっただけだったり、そのメカニズムがはっきりしていないなど、医学的科学的根拠が不十分なモノも多い様です。私たち眼科医もきちんとした知識をつけ、正しい情報を患者さんに還元したいと思います。

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夏の充血   2011.8.29

夏休み中は、外で部活(野球、サッカー、テニスなど)のお子さんの充血の来院(親が心配して)が目立ちました。眼が開いている幅の部分だけ結膜充血です。一日中紫外線を浴びて皮膚が黒くなっているので、当然眼も紫外線の影響を受けて炎症を起こします。大抵は若さ(うらやましい)ゆえの自己治癒力で朝はきれいになっています。点眼を処方することもあります。まずは、皮膚および目の紫外線対策!といっても若者には将来のシミや白内障(紫外線は大敵)より目先の部活!のようです。

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こうクリニック14歳です   2011.8.1

8月1日で当院は14歳の誕生日(開院記念日)を迎えました。開院日当日からの患者さん(診察券番号一桁!)も現在も通院されており、小学生から社会人へ、結婚出産などなど患者さんの人生とクリニックの変遷を重ね合わせられる長さになってきました。これからも長いお付き合いを出来るよう、スタッフ一同研鑽を積んでまいりますのでよろしくお願いいたします。

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休日診療所にて   2011.7.25

今週は休日診療所の出務から始まりました。勝手が違う場所と検査機器で、いつもと違う(なかには普段到底出会えないような)患者さんの診察は、それなりに刺激のあるものです。患者さんの人となりとか、救急外来へのかかり方など、人それぞれ。昼間受診の患者さんから、帰り際電話。「アルコール飲んでもいいか?」と。ナースとの押し問答の末、「どうしてもならコップ半分だけ」と直接回答(もちろん病状のことはもう一度念を押して)。「わかりました。良かった」の声を最後に帰途につきました。あの患者さん、その晩どんな大きさのコップで飲んだのでしょうか?

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