2013.10.28    Happy eye アプリ

スマートフォンに替えて約2年、当初は目新しくて毎日触っていました。教えてもらったり、気になるアプリをダウンロード。無料だからとあれこれ入れていたら、たまる一方です。実際よく使うアプリは3つくらい。たまりっぱなしのアプリを消去しました。いつか使うかも…はそれこそまたその機会にダウンロードすればよいことだし。と言っていたら、また新しいアプリを見つけました。緑内障患者さん用の点眼お知らせや緑内障豆知識クイズ(スタッフがトライしたところ全問正解でした)、緑内障の見え方体験などもあります。アラームが鳴らなくてもきちんと点眼の習慣化している患者さんは多いはずですが、緑内障診断後1カ月で40%が治療中断しているというデータもあります。毎日点眼を続けることが大切です。iPhone専用のアプリですが、「Happy eye」でダウンロードしてみてください。

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2013.10.1      カラーは特にご注意

年に一度はコンタクトレンズに関わる管理責任者の継続研修があります。コンタクトレンズは安易に扱う身近なものですが、高度管理医療機器クラス3に分類され人体にかなりの影響を及ぼすという位置づけです。毎回、薬事法やらコンタクトレンズの品質管理などの他に、コンタクトレンズで眼障害を起こした症例を何人か見て勉強します。最近多いのはカラーコンタクトレンズによるもの。ヘアカラーが一般的になり、瞳の色も合わせて可愛くしたい女の子が、手っ取り早くディスカウントショップや通販で購入し、使用基準を守らず障害(失明直前まで重症化する場合も!)を起こすことが多々。カラーは着色の部分は酸素の透過性が低くなり、また、着色仕様で眼への負担も変わってきます。自分は大丈夫と思わず3カ月ごとの定期検査を受けましょう。眼科でならネットやショップでは得られない情報・知識もゲットできますよ。

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2013.9.24 柔らかいから好き

眼科で必ず行う検査に、細隙橙顕微鏡検査と言って、座るとスライド台が出てきて顔を乗せ、眼を診察する機器があります。電動椅子で高さを調整しますが、背丈の都合上、小学生以上が一人で座って診察を受けます。小さなお子さんは顎台に自分の顎を乗せられないので、付き添いの方の膝に乗せてもらい簡易細隙橙で診察をします。兄弟姉妹がいる子は患者で来た上の子が顎台に乗せているのを見て、早く一人で診察を受けたいと言います。先日の小学1年のA君は、反対。兄弟がいないのもありますが、1年生だから普通の診察方法でと、一人で座るよう促したら「ママのお膝がいい。柔らかいから好きだもん」そういうわけで、お母さんの膝の上で診察。「柔らかい」「好き」なんて言葉、今後言われそうにない母(院長)は羨ましく思ったのでした。A君は自分の言葉を直に忘れてしまうでしょうが、懐かしい時を思い出しながら診察をした院長でした。

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2013.5.31 梅雨入りしました

今年は例年よりずっと早く(4~11日)梅雨入りしました。ぐずぐずした天気の合間の晴れ間が嬉しいですね。学校検診もピークを迎えました。最近の中学生、小学生はみんな行儀良く、学校の先生の指示も行き届いているのか非常にスムーズに進んでいきます。(時々女の子で丸椅子をまたぐ子には、注意をしようか迷います。が、これも男女平等?の時代?)小学生の気持ちの良い「はい」や大きな声で自分の名前を言われると元気をもらいますね。検診をする時期や時間によって充血などの状態は、変わっていることもありますが、受診のお勧め用紙を貰われたら、早めの受診を。

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2013.5.1スタッフ勉強記

30年前の眼科の教科書には、確実な治療方法がないと記されていた病気も研究のもと、様々な治療法が行われるようになってきました。

先日、参加した勉強会は<網膜色素変性症のキューバにおける治療>ということで、キューバの網膜色素変性症国際センター所長のラサロ医師の講演会でした。微小手術(脂肪組織の移植)、オゾン療法、電気刺激療法、サプリメント。この4つの組み合わせで、症状はコントロール出来るという報告でした。残念ながら日本ではまだ行われていませんが、近い将来(医学的には治験や認可など長い道のりかもしれませんが)国内でもポピュラーな治療法になっていくことを願わずにはいられません。人工網膜やiPS細胞による網膜再生など、少しずつですが確実に研究から臨床へと、明るい兆しがみえてきました。

医療では日々進歩、明るい話題満載ですが・・・問題山積み、先の見えない長いトンネルから出られない状態の我が家。G.W真っ最中。新緑の眩しい、花々の美しい季節。日常を離れひとり優雅にひとり旅を夢見つつ、早朝からの弁当作り、洗濯、清掃、いつもと変わらぬ?いつも以上に小言と愚痴の増えそうな予感。明るい未来の兆しが いつかきっと私にも訪れると信じて・・・

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2013.4.23     看板お色直し

先日駐車場とクリニックの看板を張り替えました。やはり何年も風雨に当たっていると、くすみや色落ちが目立ってきました。といっても、院長だけが気になっていただけのようで、看板屋さんにお色直しをしてもらい鮮やかな看板になったことに気づいたのは、スタッフでもごくわずか。たぶん患者さんは?これって、自分の肌や身体と同じ感覚?自分では、気になるあのこと、あの部分も、人にとってはあまり関係ない?でも、やはり自分なりに塗り替えたことに満足しています。クリニックも、自分も、それなりに出来る範囲で身綺麗でいようと思います。

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2013.04.20  スタッフもまだまだ学ぶ

先週に引き続き、今週もスタッフがお届けします。先日ロービジョンの勉強会に参加しました。新しい知識が増えるけれど知らないこと、分からないことも増えていきます。(なかなか覚えられないのは単なる歳のせいですが・・・)特殊眼鏡で見えにくい状態を体験。普段、何気なくみている広告も書かれている文字が分からずただの色画用紙にしかみえなかったり、肝心な価格が読めなかったり。こんな時どうしたらいいか。文字の大きさ、色、濃さ、背景の色、これらを変えていくだけで改善されることもあります。字が小さくて見にくければ、拡大コピーをする、食事の配膳が分かりにくければ、茶碗や皿の色を見やすい明るい原色に変えるなど、ほんの小さな工夫で見やすくなったり、使いやすくなったりすることがあります。拡大鏡や遮光レンズ、便利グッズも当院に用意してあります。私が出来る事はささやかなことだけれど、正しい知識のもとに助言や情報の提供ができるように、日々勉強。

クリニックの心地よさとともに、ほんの少し今より快適な視生活を患者さまに提供できますように。

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2013.4.9  涙袋メイク

突然ですが、今回は当クリニックスタッフがお届けします。

先日、友人と女子会をしていた時のこと。「最近テレビ見ていて気づいたんだけど、芸能人って涙袋がある人多いんだよ!」それを聞いてテレビを見ていると、確かにタレントさんや女優さんの中に涙袋がある人もたくさんいました。

そもそも、涙袋というのは下まぶたに沿った膨らみのことで、別名を涙堂(るいどう)というそうです。ホルモンが詰まってできていることからホルモンタンクと呼ばれることもあるのだとか。

中には「目が大きく見える」とか「色気がある」と憧れる女性もいるそうで、最近では「涙袋メイク」なるものも若い女の子の間で流行っているそうです。デカ目メイクの王道「つけまつげ」にはあまり抵抗を感じなかった私も、さすがにビックリでした。

女性にとって、「大きな目」はとても魅力的です。しかし、目のキワというデリケートな部分に、アイシャドウなどを引いて涙袋があるかのように見せるというこのメイク、ひとつ間違えば目に傷をつけてしまうことにもなりかねないなぁ、と眼科スタッフとしては少し不安に感じました。

春が訪れ出会いも多い季節。第一印象も大事ですが、目ヂカラの追求はほどほどに。

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2013.3.27 ちょっと仙台まで

東北大学でロービジョン(目の不自由な方のための)外来を見学、担当医からお話を聞く機会があり仙台へ。「今の状態から少しでも見えるようにする(病状に特化したメガネを処方したり、残っている視野を使って見る訓練)こと。そして今後の病気の進展を予測し将来を見据えたアドバイスをすること。眼科医だからこそ出来ることです。」仙台には「NPOアイサポート仙台」という目の不自由な方とその家族を支援する団体がありそちらも見学してきました。このNPOはもともとは仙台市が視覚障害者のための支援に取り組み、その結果派生した団体なので、行政(福祉)・眼科医療・教育などの連携がとても密接です。名古屋市にはまだそのシステムが確立されていないので、いつかは眼科医として達成したい目標です。

高校以来続く文通相手にも再会。震災前に購入した自宅マンションを訪問。「マンションも大揺れ。新幹線の線路が曲がっていてねー。はるか向こうの茶色の更地は津波が来たところ」などと説明を受けると、まったく平時の仙台に見えましたが、体験者にとっては激動の2年だったのだと実感。震災後すぐに飛んでいけなかったので、元気な姿を確認し感激も一塩でした。帰りの空港では、最終登乗ギリギリでアナウンスされるという始末。小さな飛行機だったので飛行機待機場までダッシュ。日頃のランニングが役に立ち定刻通り出発となりました。最初から最後まで駆け足の「ちょっと仙台」でした。

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2013.3.19 目を取り出して…

連日「本日の花粉予報」は「非常に多い」。患者さんも「かゆい」「ショボショボする」「目をグリグリしてしまう」(挙句、ひどく充血したり腫れたり)など。院長も「そうそう、わかるわかる」と共感しながら診察。アレルギーの点眼にも、作用の仕方、強弱、さし心地など色々あるので、患者さんの状態や性格(これもポイント)を診ながら処方しています。それでも改善がない場合は、ステロイド点眼を処方することも。正しく使用すればよく効きますが、眼圧が上がったりする副作用もあるので、眼科医の管理下限定で使用の目薬です。そして用法を守りましょう。飲み薬を効かないからといって何回も飲まないのと同様に。「目を取り出して洗いたい」ほどの訴えに花粉症発症以前の院長は?でしたが、花粉症患者でもある現在は、その気持ちわかります。目は取り出して洗えませんが、人工涙液を1.2滴入れ目の中の花粉や汚れを流すのは一案です。水道水は涙の大切な成分まで流してしまうので、緊急時(目に何か入った時など)以外の洗眼はお勧めできません。

さて、「目を取り出す」正確には「眼球摘出」ですが、検眼希望の方が亡くなられた時、ご遺体から眼を取り出すのは、当時眼科研修医の仕事でした。夜中、たった一人で山深い町村へ出向き、迅速に大切な眼球をご遺体からいただき、クーラーボックスを抱え帰路に。その後角膜移植が行われ、誰かにその光は受け継がれるのでした。

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