2026.6.9 話しかけたい

先日知人(Aさん)とその知人(Bさん)と食事をすることに。

ワイン好き(と言ってもグラス1杯程度)の院長に、Aさんがワインエキスパート(ソムリエのアマチュア版?)のBさんを紹介。

院長、わくわく。

どんなワインのテイスティングと話が聞けるのか…

指定された場所はイタリアン(Aさん、イタリアンの気分だったようです)。

有名柄フルボディのワインを。

店長さんが、ボトルを開栓するときにワインの特徴・香り・味などを説明。

気分が高まります。

乾杯!

全員一同に『美味しい~』

けれどそれ以上の表現に乏しい院長。

深みのある味わいなのは確か。

『うっとりする』がぴったり。

せっかくなのでBさんにレクチャーを。

『私なんて…』と謙遜するのを年上の院長が諭します。

『インプットしたらアウトプットしてこそ。教えて、教えて』

ということで、さらにイタリアワインの表示の見方も教えてもらいました。

ワインエキスパートを取るきっかけ、どのように勉強したか…ワインの世界分布などなど、院長はもっぱらインプット。

自身は、家では、日本ぶどう農家・日本ワイナリー贔屓で専ら日本ワインです。

だから日本ワインについては少しだけ詳しい、程度です。

 

話も弾んで佳境に入った頃、何故か上から水滴が…

『おそらく、2階で水をこぼしてそれが落ちてきたのだと思います』とスタッフ。

別の席を用意してくれるとのことで移動。

別の席へは、カウンター席を通っていきます。

通りすがり目に留まったのは…

カウンターで一人食べている(飲んでいる)白人男性。

しかも手持ち無沙汰のよう。

息子たちとおそらく同年代。

『話しかけたい…』

 

普段、自分は話しかけられ易い方です。

ほとんどは、現在地や行き先の確認(観光客)ですが、ただ単に偶然の隣り合わせで話が弾むことも。

自分もアウエーの土地で、スマホがありながらも人に尋ねることは多々。

でも質問する以外に自分から話しかけることは少ないです。

なのに、こみ上げてきた『話しかけたい…』

(英語に自信があるわけではないのに)

お酒の勢い?で、ワイングラス片手に思い切って声を掛けてみました。

 

『旅行客?

なぜ、この店に来た(選んだ)の?』(自身も初めて。しかもお店は繁華街やや外れた場所)

から始まって…

彼は一人旅。『日本は3度目。名古屋は初めて。名古屋では、名古屋城を見た。名古屋は、自分の故郷ボストンと同じくらいのサイズで似ているから気に入った』(ありがとう)

『東京と大阪は外国人旅行客が多すぎるけれど、名古屋はそんなに多くないし』(へえ、そうなんだ)

『ホテルからぶらぶら歩いていたら、たまたまこの店を見つけた』(そういう旅いいね)

『名古屋で他にお勧めの観光ある?』(明治村、きっと気に入ると思う)

『行きたいけれど、明日の朝大阪に発つから残念。また名古屋に来たいから、その時に行くね』(ぜひ歓迎します)

 

こんな感じでワインを飲むのも忘れて、話していたら…

 

『もう、帰りますよ~』

『え~、もう⁈』

『こんな時間だし、みんな明日も仕事あるし…』

その間二人で盛り上がり話も尽きたのか、そろそろオバサン(院長)を若い男性から離さないと…と思われたのか?

むしろ母と息子という感じだったけれど。

 

ワインの知識(インプット)と英語学習(アウトプット)。

イタリアワインの深い味わいと行きずりの会話の余韻が残った晩でした。

心身ともに熟成し続けたい。

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カテゴリー:公センセの家族・恩師・友人など 公センセの日常の出来事

2026.6.2 ぱっつんぱっつん

今年も学校検診シリーズ開幕。

色覚検査(希望者のみ)は、今年から当院で行っています。

院長自ら検査をすることもあり、感じることは…

1年生では検査を受けるのに時期尚早では?ということ。

数字が読めない、2桁が読めない、意図する意味が分からないなど。

検診は診療ではなく、疑いのある児童をチェックすることにあるので、誤答があれが『色覚異常の疑い』ということになります。

保護者にその旨を伝え、再検査は焦らなくてもよいことを伝えます(明らかに色覚が異常が認められる場合を除く)。

院長小学生時代(かなり昔)は小4で検査だったように思います。

一生に一回正しく実施出来ればよいので焦らず少し学年が上がってからでも良いかと思います。

 

院長は中学1校小学3校の眼科学校医です。

今年中学校の検診で思ったこと。

検診が終わると、『はい、終わりです』の合図として左腕にそっと触れます。

あれ?腕パンパンの女子がほとんどいない?

中学生女子は2次性徴の時期でもあり、ふくよかになっていきます。

もちろん運動で筋肉も付き、腕は張り感が出てきます。

なのに、細い華奢な腕が続きます。

ダイエット・シンデレラ体重(身長×身長×18で計算した体重)そんな言葉が憧れとして中学生にも流行っている?

10代で最大骨量が決まります。

無理なダイエットしないで~

 

そして更に驚いたのは…

女子の約9割(院長推定)がストレートに前髪を下ろし、パッツンパッツンに目の上ぎりぎり(もしくはかかる)でカット。しかも、すだれのよう。

セットした前髪(検診するのに)崩すけどごめんね…と思いながら、前髪をよけてから検診した院長でした。

更にさらに…

男子の約7割前髪こんもり。

あれ?ちょっと前髪邪魔なんですけど…と思いながら、前髪をよけて検診。

前髪、前髪…心の中で何百回叫んだことか…(全生徒約800人!)

昨年まで気にも留めなかったから、今年のトレンド?

猫も杓子もとという言葉がぴったりなくらい、似たヘアスタイル。

昔々、院長が中学生~高校生だった頃、『聖子ちゃんカット』が流行っていたけれど、それでも半数に満たなかったように思います。

もちろん、院長もその他大勢の地味な子だったので、そんな大それた?ヘアスタイルはしませんでした。

 

さて、美容院に行ったときにその話をすると、さすが餅は餅屋!早速レクチャーしてくれました。

まずは、男女とも韓流Kポップが流行り。

女子は黒髪つやつやストレート。

でもそれでは前髪が重く見えます。

なのでシースルー(玉すだれ状態)にカットして軽く見せるそう。

小顔効果もあり。

小顔・可愛い・清潔感がキーワードらしい。

男子はマッシュヘア。

学校では前髪を下ろして小顔を作る。

時には、おでこを少し出して左右の髪は外へ。

黒目から外側を下に下ろすセンターパートにすることも。

全部美容師さんの受け売りなのですが、ヘアダイの間、ふむふむと聞き入り、メモまで取った院長でした。

なるほど、何となく理由がわかりました。

 

アイドルを真似したい!若いからこそ、みんなと一緒でも憧れの姿ならいいと思えるんだろうな~

個性を出せばいいというものでもないけれど。

オバサン院長としては(今更ながら)自分らしさの範囲で可能性を試してみる境地。

美容師さんも冒険を望むお客(院長)には色々提案・チャレンジ出来てまんざらでもないようです。

ぱっつんぱっつん?

髪の要件に該当せず、オバサン(院長)にはチャレンジ不可です。

最近坊主頭の中学生は見ません。

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カテゴリー:健康 公センセの日常の出来事 眼に関すること

2026.5.26 千里の道も一歩から

『壁の巣どうしますか?』

昨夏、クリニックの屋上から水漏れが生じ、大がかりな補修工事を行いました。

外階段も塗り直しをすることに。

塗り直しに当たって尋ねられたのがツバメの巣3個。

 

外階段と言えども雨が入らない構造になっており、開院以来3個の巣が出来ています。

20年以上の間にどのように作られたかは覚えがありませんが、ツバメにまつわるエピソードは

子供たちの小さい頃の思い出のエピソードでもあります。

ひなが孵った卵の殻を大事にしていたり(今は見向きもしない)、落ちたひなを農業センターの獣医さんに連れて行ったり…

 

3個の巣のうち、ここ数年現役で使用されているのは、一番大きな巣でした。

そのままにしておき、巣を避けて塗り直してもらおうか迷いました。

ツバメが来る家は幸せが来ると言うし…

取り外してツバメが来なくなったら…代わりに不幸が来たらどうしよう…

息子たちとの思い出の巣でもあるし…

どうしよう…

3日間返事を待ってもらうことに。

 

やはり全面きれいな壁(それまではツバメのうんちだらけ)にしたい!

『巣を外してください。ただし、一番大きいのは私に下さい』

物好きな人と思われてもいい、何十年と毎年使われてきたツバメの巣を手にした院長でした。

草木の細い枝と唾液でかなりしっかりした巣になっています。

巣の中は想像していたよりも深さはなく、ほぼ平坦くらい。

だからひなはお尻を出してうんちをしやすいし、時々落ちてしまう理由もわかりました。

『ツバメの巣・宝物』と書いて箱に入れ、知人たちにちょっとだけ自慢。

今も大切にしまってあります。

外階段の壁は均一にクリーム色に塗られ明るくなり満足。

 

さて、今年は来ないよね~でも来てくれたら嬉しい、などと儚い期待。

4月の終わり頃、ツバメが何羽も飛び交うようになりました。

今年は、昨年までの中古住宅(巣)はありません。

来たものの、何もないことに絶望して他所に行くのか?と思っていたところ、ある日から1羽のツバメが急に突貫工事を。

選んだのは、新しい電灯の上。

電灯という土台がある分住宅(巣)を作りやすいと踏んだのか…

毎日、定点観測をすると少しずつ家が出来ていくのが分かります。

何もないところから、毎日毎日一生懸命何かを運んでいます。

ついに巣の体が完成しました。

そこから更に強度・高さを補強していきます。

千里の道も一歩から。

 

さて待っていたのは、ツバメの糞掃除です。

昨年までは、巣の下の新聞紙の取り換えだけでした。

何十年もにわたり壁に着いた糞はもう仕方ないと割り切って。

しかし、今年は真っ新の壁。

昨日付けたであろう糞。

見つけたら拭く。

毎日コツコツとが大事。

ただし、背の届かない壁の上方や、巣のある電灯は掃除できません。

最低限の掃除を毎日コツコツと。

息子たちも社会人になり、お世話することもなくなったので、毎日お世話をすることは(面倒ですが)新鮮と思うようにしています。

 

先日、長男の初めての保育園(院内保育所)の担任の保育士さんが遊びに来てくれました。

いつまで経っても生後数か月の可愛い長男のイメージ、有難い!

あの頃は、布おむつで毎晩ベランダに干していたっけ。

子供たちの使用済み布おむつは、各自のバケツに入れてあり、持ち帰ったものでした。

それに比べると、ツバメのうんちなんか何でもないか…

 

今は卵を温めているようです。

ひなが生まれたらもっと掃除強化せねばなりません。

福が来ると信じている院長の日課です。

長年使用された巣。内部初公開。

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2024.6.25 ツバメもお疲れ?

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カテゴリー:クリニックに関すること 公センセの家族・恩師・友人など 公センセの日常の出来事

2026.5.19 2026日本眼科学会総会

先日の日本眼科学会は、2大眼科学会のひとつなので、会場も広いし分野も多岐にわたります。

新型コロナ以降、後からWEBで聴講もできますが、臨場感は現地ならでは。

今回も、自身の専門である緑内障だけでなく、その他少しでも気になる演題を直接聞いてきました。

 

講演だけでなく、現地ではポスター発表もあります。

興味深かったのは『サウナ利用による水晶体熱負荷と各白内障発症の関連性の評価』という発表。

北欧アイスランドでは環境温度が低いにも関わらず核白内障(白内障の濁りのパターン)リスクは、温帯・亜熱帯地域在住者と比較し有意に高値。

→サウナ使用時の水晶体温度上昇がリスクでは?

習慣的なサウナ入浴は温帯気候の地域に1年間過ごした場合と同等の水晶体熱負荷を生じる。

→サウナの入り方によっては、熱負荷上昇も低下も起こり得る

まだ可能性の段階ですが、このような一般的な日常も研究の対象になり得るのは面白かったです。

日々『何で?』の目線で見ると、何でも研究対象になります。   → 類似の記事が新聞にありました!『目に効くニュース』

 

博多で唯一出かけたのは、中華料理屋さん。

5年くらい前に博多に出張に行ったときに読んだ朝刊にそのお店が紹介されていました。

お母さんが残留孤児で、一家で帰国し開いたお店。

小さな店構えで、ご主人(多分息子)が迎えてくれます。

町中華と言った構えですが、紙面で紹介の餃子を食べなきゃ。

 

多くがランチを頼む中で『水餃子』を頼んだので怪訝な顔をされました。

新聞でこのお店を知ったことを伝えると、納得の様子。

 

初めて水餃子を食べたことを思い出します。

大学病院勤務時代、中国からの留学生の先生が『明日のお昼は餃子を作ってくるね』

翌日、食堂で私たちはご飯と少しのおかずを注文(餃子があるからいいよね)。

彼女が取り出したのは大きなタッパーにぎゅうぎゅうに入った餃子。

その上にお湯をたっぷりかけて『食べて』

彼女のお昼はその水餃子のみ。

私たちも、おかず(日本の餃子)と思いきや、かなりのボリュームにびっくりしたのでした。

 

厨房内(おそらく兄弟)は中国語。

水餃子は皮から手作りでもちもちしています。

中国語の縁で中国にも行ったから本場の水餃子も食べていますが、まさに大陸の…といった厚い皮です。

羊肉串や中国でしか見ないメニューもあり、それらを頼んでみました。

会計時、思い切って『美味しかったです、ありがとう』と中国語で。

行きたかった場所ひとつクリアです。

 

ホテル最上階の朝食会場から道路を見下ろすと、赤字で『あぶない』の文字が飛び込んできました。

給仕のスタッフに尋ねると、今年に入ってから出来たみたいと。

朝食が来るまでの間、なんでだろう…と、交差点や走る車を飽きもせずに見ていられました。

交通量が多いので、左折の車に注意を促すためと思われますが、名古屋では見たことがないので博多ならではかも?!

何か珍しいものを見つけると、何だか得した気分になる院長です(お得感を感じやすい)。

 

今回視覚障害者スポーツ医の懇親会もありました。

ロービジョン学会とつながっている(院長も会員)先生がほとんど。

パラスポーツの出場選手のクラス分けを担当する眼科医から院長のような地域密着型まで幅広く。

今後パラスポーツ(特に自身が関わっているフロアーバレー)の周知と普及にもっと力を入れようと決意したのでした。

 

ちょっとしたお楽しみがあるから、現地参加の甲斐があります。

やっぱり飛び出そう、出かけよう。

変形交差点。左折注意。あぶない!

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2026.4.21  自己管理ミス

先日は日本眼科学会総会。

木曜日から日曜日までの4日間。

自身の経験年数とともに若年医師の比率増。

新しい知識を求めて院長もフル参加。

 

2日目の金曜日の夜。

学会終了後、ホテルに戻るとスタッフから着信履歴。

金曜代診日に何かあった?

掛け直すと…

『明日代診の先生って来られます?』

『えっ?A先生(金曜代診)じゃないの?』

『違うんです。帰り際、「明日もお願いします」って言ったら「予定に入っていません」との答えでした』

何てこと!

LINEを確認。

完全なる思い込み。

『どうしましょう、明日』

HPにも院内にも代診の貼り紙。

『帰る!今から。博多だから駅まで行けば何とか新幹線あると思う』

 

東京行きのぞみは、既に通路側しか空きがありません。

あと5分のところで、一番早いのぞみに乗車。

ここまでの思いもよらぬ展開に、席に着くなりへたった院長。

座席は空席が目立ちますが、これは新神戸まで。

新大阪では満席になりました。

名古屋駅のタクシー乗り場も混むだろうと、少し離れた場所で迎車を電話予約します。

ビール缶を開ける音、美味しそうなお弁当に匂い。

何も買えなかったので持参の水とお菓子で過ごすしかありません。

東京行き最終のぞみは、出張の帰り?単身赴任で家族の元へ?恋人に会いに行く?色々な人が乗っているはず。

院長みたいなをへまをした人間も。

手持無沙汰で、普段気に留めないスマホの設定を触ったのが運の月。

緊急設定の項目を見つけ、いざと言う時の連絡先を入力。

 

名古屋に到着。

駅のタクシー乗り場は長蛇の列。

予約して良かった…と指定した場所へ行くと…

タクシーが見つかりません。

なんで?タクシー会社に電話をかけるようとするも、電話自体が操作不能。

どういうこと?

しばらく待っても見つからず、駅構内の公衆電話を探します。

電話が見つからない。

その時間、道行く人は速足でとても呼び止められる雰囲気ではありません。

電話も他の通信手段も全部使用できなくなっています。

ここまで順調だったのに…

何回も同じ道を行き来し、泣きそうになる院長。

お店の立て看板を持って立っている二人の金髪青年に『あの、かくかくしかじか』

2人が顔を見合わせて『SIMがないんじゃないか、Wifiが繋がってないんじゃないか』などなど原因を探してくれます。

ポケットWi-Fiでネット接続を試みるも出来ません。

『勝手に自分で帰ったらどうです?』

『でも予約したから、その確認はしないと』

結局、青年の電話を借りてタクシー会社に。

何と、その夜その時間には配車の用意できず、携帯に連絡したとのこと(その頃、携帯は作動しなくなっていた)

なんてこと…!

『かくかくしかじか…でした。ありがとうございました』

『タクシー、あっちに行くとすぐ捕まりますよ』

院長、去るふりをしながら財布を開きます。

お札は1万円札のみ2枚。

さすがに…(そこまで太っ腹になれず)どうしようと思っていたら、未使用のQUOカードが。

『あの、1枚ずつどうぞ。すごく助けてもらい嬉しかったです。仕事の後に、何か食べてください』

『えっ!いいんですか?ありがとうございます』

『お仕事頑張ってください。おやすみなさい』

 

タクシーを拾い、深夜に帰宅。

かなりハードでドキドキハラハラの一日。

明日の診療に間に合いほっ(元々は自己管理ミス)。

翌日は院長の通常診療、終了後速やかに博多へ。

 

ちなみにスマホの原因は緊急時設定をすると人工衛星に繋がり、しばらく端末が使用不可になったためだそう。

 

*4/28と5/12公センセの部屋はお休みです。

つばめのお祝い。博多駅にて。

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カテゴリー:クリニックに関すること 公センセの日常の出来事

2026.4.7 たった5分のめぐり逢い

地下鉄ホームの階段を下りたら、乗客が乗り込んだところ。

良くないけれど、慌てて駆け込み乗車。

座席に小さなスペースを見つけ、両隣に『すみません』と断り、お尻を置きます。

ほっと一息。

『あの~』

『えっ?』隣席の青年。

『これって、栄(駅)行きますか?』

『桜通線なので行きませんよ』

『ヤバい!どうしよう。間違えた』隣の友人らしき青年に伝えます。

『大丈夫です。久屋大通(駅)で名城線に乗り換えれば、一区で栄に行けますよ』

『ありがとうございます。久屋大通、久屋大通…気を付けとかないと…』

『大丈夫ですよ、久屋大通に着くとき教えてあげますから』

『良かった~俺、名古屋に来てまだ4日目なんすよ』

『まあ!それなら、わからないよね。どちらから?』

A(隣席)『山口!』

『(山口の名所を挙げながら…)錦帯橋には最近行ったわ。いい所だった』

A『そうっすよね。俺、地元岩国(錦帯橋の場所)なんですよ!』

B(Aの隣席)『俺は三重。県庁所在地だけど何もないっす』

『名古屋は大きいでしょ?』

A『はい、すごく人が多いです。俺、人多いの好きじゃないんで…(というか慣れていないんだよね、院長も田舎出身だからわかります)

ぶつからないようにしないといけないし』

B『津と全然違う』

A『物価もすごく高いです』

『例えば?』

A『カラオケ、地元600円くらいだったのが、名古屋だと2000円くらい』(まずカラオケが物価指数に関与するところが面白い)

学生さんかと思いきや、就職とのこと。

名古屋で1年研修を受けて、全国に配置されるらしい。

B『俺たち、上司にもう嫌われてるんですよ。』

『数日で?』

A『お前たちは、本当に役に立たんって言われるんです』

『ホントに?まだ役に立たないけど期待はしてると思うよ。昔のボスだから、今風に褒めてないだけかもね(パワハラになってしまう)。

毎日少しずつ出来ることが増えてくるから』

A『そうっすかね~?!』

『そうよ~絶対。簡単にやめようと思わないでね』

A『はい、止めないっす』

B『俺、将来会社を作りたいんです。だから、こうやって悩む経験(まだ数日だけど)も将来大事かな~って思って』

『そうよ、その調子。伸びしろすごくあるんだから、頑張ればきっと仕事も出来るようになると思うわ』

話は弾み、『次は久屋大通』のアナウンス。

『ここで降りて、栄・金山方面の名城線に乗り換えて。一つ目が栄だからそこで降りてね。行く先の方面間違えないでね。名古屋城に行っちゃうから』

A『ありがとうございます、頑張ります』

B『楽しかったです、大好きです!』

手を振ってバイバイ。

 

たった5分の時間が、その日一番良かった出来事になりました。

『大好きです』今風の若者はさらりと言うのか不明ですが、気持ちの良い言葉も嬉しいプレゼント。

 

院長も職場の長として、改めて、若い世代を理解しようとする態度を見せなければと思いました。

最近の管理職の心得には『おひたし』という言葉が。

怒らない・否定しない・助ける・指示する

そうは言っても『ほうれんそう』も大事。

報告・連絡・相談

 

昭和気質の院長には、少々苦手ではありますが、時代の変遷についていくことも大事。

『ほうれんそうのおひたし』

 

青年たちとのたった5分の会話が、上司の心得に派生。

出会いって面白い。

 

Aくん、Bくん、新しい世界に飛び込んだ若者たち、応援していますよ!

5分のめぐり逢いでちょっと心が軽くなればラッキー。

オバサン(院長)ウエルカムです。

クリニック裏手の桜

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2026.4. 7 連想ゲーム

カテゴリー:公センセの日常の出来事

2026.4. 7 連想ゲーム

ある言葉から連想が始まり、繋がることが多い院長。

先日も先日も息子たちとKフライドチキンを食べていた時、息子の『たまに食べるんだから、骨までしゃぶってよ』に、『ちょっと、待った!』

『何?』

『骨までしゃぶって…』

『何?』

『え~っと…確か…そうそう…』

本棚から持ってきたのは外国の児童文学作家の本。

『ほら、主人公の友達がアルバイトでピアノを弾いているレストランの名前が‘骨までしゃぶって‘だった』(すっきりした)

『ホントや~』

 

急に漢字の『錦』が頭にポッ。

鹿児島の錦江湾、きれいだったな。

故郷に錦を飾る、錦鯉(魚も、お笑いも最近見ていない)、にしきのあきら(古い)…錦帯橋。

錦帯橋は、大学1年の夏、同期といった場所。

 

思い立ち錦帯橋へ。

当時は、クラブの大会が山口であり、先輩の車に同乗して応援に行ったのでした。

帰りは自由解散だったため、同期女子達と山口観光のひとつだったような。

新幹線で新岩国まで意外に近い。

そこからタクシーですぐ。

錦川にかけられた橋だから錦帯橋(知らなかった)だと運転手さんが教えてくれます。

岩国名所や著名人など、短い乗車時間にガイドも。

錦帯橋の文字に何かもっときらびやかなイメージがあったのですが、実際は、木造の落ち着いた橋です。

1673年流されない橋を目指して研究され創建されました。

弧を描いていますが、板が低い段差で並べられており、一歩一歩、江戸時代に思いを馳せて渡ります。

パンフレットも熟読。

 

ポーズを決め、写真を撮り合っていた大学1年の夏。

みんなで来られた解放感だけを味わった夏。

同じところにいるのに、見方も感じ方も全然違います。

〇十年後の自分がこのようになっていることは全く想像できなかったし、まだ未来もよくわからなかった(医師になることは確実だったけれど)のでした。

大会の打ち上げで、6年生の先輩が歌った『22歳』(谷村新司)。

10代の自分とは違う大人の世界の人だと思った時でした。

当時医学部の先輩やOBの御用達のスナック(死語?)は柳ケ瀬(岐阜一の歓楽街)。

昼のショッピングではなく、夜に柳ケ瀬に行くのは背伸びして少し大人になったような気になりました。

今、数歳違いを大人だと思いませんし(そもそも自分が相応な年齢の大人)、20代も30代もまとめて若い人なのですが。

小学生たちが連れ立って橋を渡ってきます。

『学校の帰り?』と聞くと『そうです』

毎日、錦帯橋が通学路。

観光客だけでなく、地元の人に普段使いされているのも微笑ましく思いました。

連想ゲーム的に行き先を決め、過去の自分と重ねるのも感慨深い時です。

 

錦は身近にもあります。

名古屋市中区錦(にしき)です。

特に錦3丁目はきんさんと呼ばれ、中部一の歓楽街です。

近場ですが縁遠い場所です。

『見渡せば柳桜をこきまぜて 宮古ぞ春の錦なりける』(古今和歌集)から、柳と桜を広小路通りと桜通りに見立て錦なりけるから錦通りが名付けられたとのこと。

今更ながら『へ~』

 

ちょっとしたことがきっかけで楽しめる一日になりました。

連想ゲームで現実のトリップだけでなく、タイムトリップも楽しめます。

小学生の通学路でもあります。

 

カテゴリー: 公センセの家族・恩師・友人など

2026.3.31 ブリ優先で

産業医の日。

2カ月前は、年末年始の繁忙期に備えての体調管理の話をしたけれど、もうすっかり春。

今回店長がお休みとなり、急遽担当してくれるのは初対面の水産部門のAさん。

少し早く着いたので、Aさんに取り次いでもらいます。

事務所に顔を出したAさん、『すみません、今ブリ捌いているのでもう少し待っててもらえませんか?』

『もちろんです。ブリ優先で』

その間に、健康診断結果のチェックをします。

未治療で数値が悪いと、精密検査を勧めます。

至急受診という項目もあるのですが、これは従事する職務をする上で、緊急に可か不可を決めないといけない数値が出たときです。

BMIが高く肥満傾向の人が多いのが気になります。

BMIは一つの目安で、体組成がもっと重要です。

痩せていても、筋肉が少ないのは将来フレイルに繋がります。

 

ブリの捌きが終わり、Aさんと職場巡視をします。

Aさんは半年前に他県のチェーン店から転勤、愛知県のことはまだよく知らないとのこと。

でもきっと将来のホープさんなんだろうな。

 

いつもは店長と巡視するので、今回は院長がリードします。

台車の置き方やごみの処理など整理整頓はいつもできています。

総菜売り場は、夕食に向けての揚げ物作りの始まり。

Aさん担当の水産バックヤードは、ブリが最後なのか、もうきれいに片付けられていました。

技能実習生も、どんどん日本語がうまくなっていて羨ましい。

若い(20歳前後)、その土地に住む、仕事で必要となる、これは語学上達するはず!

オバサン院長、上述の3つとも該当せず、これでは亀のような進歩です(でも中国語あきらめていない)。

 

売り場も巡視。

途中、落ちていたごみをさっと拾うAさん。

オバサン(院長)見ていますよ~

魚コーナーへ。

『これ、さっき捌いたブリです』

塩焼き・煮つけにも、とあったので、塩焼きは食べたことがない院長が訪ねると、さっと塩を振って焼くだけで美味しいとのこと。

『どれがお勧めですか?』

『白いほうが、脂が乗っていてお勧めです』

『帰りに買いますね』

『イサキのお刺身はどんな感じでしょう?』

『白身魚でTHE 刺身っていう感じです。もっちりしていて旨いですよ。アジは好みがありますが、イサキは万人受けします』

ついでにアジのお刺身も買おうと持っていたけれど、イサキに変更。

Aさん、売り場店頭で『私が今捌きました!』なんてやったら、もっと売れるのでは!?(院長は営業担当ではないけれど)

 

仕事終了後、いつもは何か一つ職場のスーパーで買って帰る院長ですが、今日はここでたくさん買いたくなってしまいました。

カートを押して、野菜コーナーから。

冷凍品や重いものは無し。

先程のブリの切り身も、イサキのお刺身もカゴに。

お買い物袋は結構一杯になり、家まで大移動だったことに気が付きあらら…

 

パンも行きつけ(というのか)、お気に入りのパン屋さんに寄ります。

若い夫婦が二人で切り盛りしている小さなお店です。

今日はかなり売り切れていて、春色のクリームパン(自分で勝手にそう名付けている)も無し。

バゲットを買います。

支払いがすむと、奥さんが『ありがとうございました』

その後すぐ、奥から旦那さんの『ありがとうございました~』

この言葉の連動が心地よく響きます。

 

産業医出務は、いつも半分お楽しみアリ。

毎回プチトリップ(の気分)、新しいことや面白いことを発見。

人生の春は過ぎたけれど、まだまだときめきたい春です。

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カテゴリー:健康 公センセの日常の出来事 産業医

2026.3.24  目がショボショボ・痛い!

冬季オリンピックも終わり眼科医として思うこと。

『あれっ?!最近(近年)雪目(ゆきめ)の患者さん来ないな~』

雪目とは、雪眼炎(せつがんえん)とも電気性眼炎とも呼ばれ、単的に言えば目に生じたやけどです。

 

雪眼は、目が雪に反射した紫外線に当たり過ぎると、黒目(角膜)や白目(結膜)に炎症が起きます。

雪は、白いため太陽からの紫外線を強く反射する特性があり、スキーやスノーボードを楽しんだ人が翌日『目が痛くて…』『目がショボショボして…』と来院されることが以前は多かったのです。

雪眼が周知されるようになってきたのか、はたまたスキーやスノーボードをする人が(こうクリニックの周りでは)減少しているのか…

そういえば20年くらい前にインターハイ目指していたY姉弟はどうしてるかな。

 

今回、院長は自分が雪眼になった貴重な体験をしました。

南極は当然紫外線が強いので、顔中に日焼け止めを塗り、フェイスマスク、帽子、耳当て。

眼鏡でほぼ過ごした院長は、目隠し帽の開いた部分にゴーグルを装着。

このいでたちで、野外活動をしていました。

その夜はちょっとお洒落をする夕食の日、私の素顔をスタッフ(外国人です)に見せたいと朝からコンタクトレンズを装用。

野外活動に出かけました。

眼鏡なしの素顔の写真を撮ってもらうためにゴーグルも外し、チーズ!

真っ白な雪、氷河、ペンギンなどコントラストの素晴らしいこと。

つい見とれて、ゴーグルをつけずにそのまま活動していました。

その晩、目がショボショボする、ゴロゴロ、痛い症状が出始めました。

これが雪眼の症状なのね…実体験。

本来は、眼科医が細隙灯顕微鏡で確認診断するのですが…

船医さんはいたけれど、眼科はよくわからないだろうし…

自己診断治療開始、持参の点眼薬にて約1日で改善しました。

 

雪眼は、一般には雪のある場所にいたことが原因ですが、他にも原因があります。

強い太陽の照り返しは、アスファルトや海岸の砂浜でも起こります。

夏に部活を一日中していたとか、海水浴に行った後も同様の症状を起こします。

特に野球部・サッカー部の子たちは、一日中屋外で活動しているため、充血やショボショボで来院されます。

もはや、スポーツ用ゴーグルをしたほうが良い時代だと思います。

 

吉本新喜劇では池乃めだかさんの皆既日食(めだかさんは小さいので、前面に大きな人が立つと見えなくなる)が有名(ファンしか知らない?)です。

実際の皆既日食で太陽を直接見るときも強い紫外線を浴びないため、ゴーグルをして観察しましょう。

 

また、溶接現場でもよく起こります。

産業医(院長も一応産業医です)がいれば、職場安全管理にてゴーグル装用での作業を徹底させていると思います。

『ゴーグルつけて溶接しましたか?』の問いに『つい、面倒で…』と答える患者さん。

眼はとても痛そうです。

溶接の光の中の紫外線は、角結膜炎(黒目・白目)も起こしますし、皮膚炎も起こします。

また、可視光は網膜障害(目の奥)を起こすこともあります。

意外に、この職業の患者さんは、注意喚起してもあっけらかんとしていることが多いです。

ホントに怖いんですから~

 

スマホで撮った写真は、素人が撮ってもコントラストがはっきりしていてとてもきれいでした。

でも、この旅行中、スマホをいつも携帯していたのは日本人だけだったような。

雪眼にならない程度に、思い出は自分の目に・心に。

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2026.3.17 マダムになって

『そのショールって本物でしょう?!』

某地方デパートのレストラン街。

名前を書いて順番の椅子に座って間もなく、隣から声を掛けられました。

『はい』

『そうよね~、モノがいいもの。ミンクかしら?』

『さあ、いただき物なんです。知人の形見と言うか。もう30年も前のですけどね』

実際、この時着けていた毛皮のショールは頂き物。

若かりし頃赴任した病院の忘年会の催し物(新人ノルマ)の為に、元芸妓(80歳近く)さんに日本舞踊の弟子入りをした院長。

泥縄式の稽古をつけてもらい当日披露。

姐さんは既に癌が見つかり、最後の弟子?ということもあり、そのショールを院長に分けてくださったと言う訳。

ずっと桐ダンスの中でしたが、箪笥の肥やしでどうする?と、少し前からコートに合わせて使うように。

天国の姐さん、使っていますよ~

 

さて、毛皮談議で終わったわけではなく、今度はその人(仮にAさん)は、自身の毛皮の持ち物や昔のあれこれをお話。

院長『そうですか』『素敵ですね』などなど相槌。

『あなた、何かお仕事してるでしょ?!』

『はあ、まあ、一応』

『やっぱり。働いています!って顔してるもの。私もそうなの』

結構なお年のよう。

『すごい!そうなんですか?!』

『私、ずっと化粧品のセールスやってるの。今年、84よ!今日はお客さんとご飯食べるつもりだったけど、向こうの都合が悪くなって、一人で来ちゃった』

お~!

院長もそのくらいの御年お姉さまから見たら小娘です。

『あなた、○○歳くらい?』

誤差範囲で合っています。

さすが化粧品セールスレディ。

 

院長の手元には文庫本。

気付いているはずもなく。

 

『なかなか順番進みませんね~』

『回し方がダメなのよ。見てきてごらんなさい。空席は何席かあるでしょ。でもウエイトレス(懐かしい単語)が一人しかいないから、お客さんが帰っても片付けられないのよ。もう一人二人ウエイトレス入れないとね~』

席を立って覗いてみると、おっしゃる通り。

ホールは20代の女性スタッフのみ。

スタッフ募集の貼り紙も。

経営者(院長)としても反面教師。

Aさんよく見ています。

 

院長が、なぜこのお店に決めたかというと、他よりは空いていたから。

Aさんは全てのレストランを制覇しており、今日はオムライスという気分になったそう。

『確かに、おっしゃる通りですね…』

『まあ、しばらくお話しましょ』

 

同じ船に乗った縁ということで、見知らぬ人のお話もそれなりに。

確かに、一人で待っているよりは(でも文庫本持参したし、スマホもあった)何となく待つ時間は短く感じたような…

 

Aさんがやっと呼ばれて『お先にね~』

『ごゆっくり』

ほどなく院長も呼ばれました。

名古屋でも食べられるのに、違う地に来てオムライス。

出てきたのは、かなりの量。

待った甲斐があって美味しくいただきました。

ひとつ隣のテーブルのA さん、院長と同メニューを食べていました。

 

ぐいぐい来た84歳のお元気なご婦人。

自分が声を掛けられ易いのか?

知らない人と話すのも面白いからいいけれど。

 

84歳になって一人でご飯を食べに行き、若い人と話す。

院長もお手本にしたいです。

程をわきまえて。

 

こんなマダムを目指したいものです。

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